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なかなか離れないあの子。でも秋空に映えるんだって!【コセンダングサ】

こんにちは。うりぼうです。

「月一回くらいを目標に」と言いながら、さっそく記事を投稿したのには理由があります。それは今回の野草が「ゆっくりしてたら花の季節が終わっちゃう!!」からです。ぜひとも花が見られる今のうちに見つけてみてください^^

というわけで、今回の野草は「コセンダングサ」です。
「え、知らない」と思った人もきっと「くっつき虫」ならいくつか思い浮かぶのではないでしょうか?

そうなのです!くっつき虫なのです!

「くっつき虫」で私がすぐに思い浮かんだのは次の4つ。

くっつき虫

みなさんも身近で見たことがあると思います。「コセンダングサ」は左下の「くっつき虫」になります。

実際の種は、こんな感じ。

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この草は結構身近な場所に生えているので、きっと服やカバンなどに一度はくっついているのを見たことがあるのではないでしょうか。

けれど、実際にどんな花が咲いて、どんな風な感じで種があるのか、じっくり見た機会は少ないかもしれません。

見てください(>_<) ぜひとも!この機会に!!

というわけで長くなりましたが実際の花をご紹介します。

コセンダングサの花

コセンダングサは黄色い花を咲かせます。

同じセンダングサ属の仲間で身近に見られるものには「アメリカセンダングサ」や「シロバナセンダングサ」と呼ばれる野草も存在しますが、基本的にはみんな黄色がベースになります。

注)
とはいえ「シロバナセンダングサ」は白い花びらがついているらしいので、もしかしたら見つけにくいかもしれません。なお、私はまだ見たことがありません^^;

文章だけではわかりにくいので、さっそく写真を紹介します。
(若干ピンぼけはご容赦を...)

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スマホ撮影のため、あまり寄って撮れずだったのでわかりにくくて申し訳ないですが、黄色い花の部分は管状の花がたくさん集まって、このようなこんもりとした球状になっています。大きさは大体1cmくらいです。

コセンダングサの種

植物は花を終えるといつしか種ができます。

「コセンダングサ」当たり前ですが同じです。けれども種は最初から角のついたあんな形をしているわけではありません。徐々に茶色くなり皆さんご存じのアレになるのです。

ちょうど、この記事のヘッダーにある写真が花が終わってから種に移行しているものですので、ぜひ改めて見てみてください。左の実のような状態から、右の茶色い花みたいな球状に形が変わっていきます。

ほら、あの角!見覚えあるやつですよ^^

しかし、ヘッダーの写真の種は角の部分が青っぽい感じで、この段階ではまだ引っ張らないと種は取れません。ここからさらに茶色になっていって、最終的に人や動物にくっついて種を運んでもらうのです。

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上の写真では、球状の種が歯抜けになっているのを感じていただけるかと思います。角の部分の色に注目です!ヘッダーの写真に比べると茶色いでしょう?

ちょっとだけちゃんとした話

花の雰囲気を感じていただいたので私としては満足なのですが、せっかくなので図鑑の知識も少し。

「コセンダングサ」は、江戸時代頃に渡来したといわれている北アメリカ原産の帰化植物で1年草だそうです。よく荒れ地や河川敷などで群生しています。

ちなみに私が今回見つけた群生も畑の跡地でした。

花の時期は9~11月。花を見るならお急ぎを(^_^)

まとめ

花の時期が終わってから「コセンダングサ」の生えている場所に入ると、くっつき虫だらけになりますので気を付けてくださいね!

ですが、今ならまだギリギリ種もつきにくいです。(ついたらゴメンナサイ^^;)

種の形はどこか芸術っぽくて、秋空に映えると思います。ぜひ一度観察してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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