見出し画像

小5のつながりが学校が大嫌いだった中学生の人生を変えた話

NESTで活動している、ひなこの記事です↓↓
----
 1月から3月まで、主に「なぜそこまで学校にこだわるのか」「自分が本当にしたいことはなんなのか」という二つの問い、というか壁にぶつかって、ずっと考えていました。しかし、最近、ぶつかっていた問いに対して、自分の答えを導き出すことができて、自分の考えがクリアになったので、この思いをなにか形に残るもので、伝えたい、多くの人に届けたい、と思いこのnoteを書いています。

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


1、学校が大嫌い。だけど本当は、大好き。

 私は、学校が大嫌いです。前までは、学校に対してこの感情だけしか、持っていないと思っていました。嫌がらせを受け、声を上げてもしっかりとした対応をされず、諦めることしかできなかった過去・個性が尊重されない校則・受験のため、テストのためだけの勉強・先生の長い話・友達との関係。全てが嫌でした。だから、「なぜそこまで学校にこだわるのか」という質問に対して、今行かなければならない場所で自分の行動の半分を占めている場所だから、嫌いだから、変えたいから。と答えていました。

しかし、本当の思いはそんな薄っぺらいものではありませんでした。

3カ月間、今までワークショップで得たこと、自分がワークショップに参加して気づいたことを、もう一度考え直して、自分と向き合いました。すると、「学校が大嫌い。だけど本当は、大好きだから。」という分厚い理由に気がつきました。

これが、3ヶ月間で見つけた、大切な一つの答えです。

私は、本当は、学校が大好きです。でも、ただ単に、「大好き」という言葉だけではきっと、というか絶対、言い表せません。だって、嫌な思い出はずっと残っているから。

本当は、
たくさん私たちのことを考えて、たくさん話してくれる先生が大好き
たくさん話してくれて、遊んでくれて、相談に乗ってくれて、たまに喧嘩をするけれど、すぐ仲直りできる友達が大好き
学校でしか味わうことのできない思い出が大好き
暑い中、工夫をしながら合唱の練習をした、ずっと憧れていた青春が大好き
そんな、かけがえのない人たちと、思い出と、青春と、出会わせてくれた場所が大好き

だから本当は学校が大好きなんです。

だけど、
中学1年生の頃、コンプレックスである容姿に対して、同級生から毎日のようにトゲのある言葉を発され、マスクの下の顔を見られたくなくて、保健室で給食を食べた日々。
そのことを先生に相談をしても、私だけのことを信頼して生徒を指導することはできないと言われ、諦めることしかできなかった。
”学校に行きたくない!”と、明日熱出ないかな体調悪くならないかな、と、毎日寝る前にそんなことを考える。でも、朝都合よく体調は悪くなってくれないし、かといって仮病を使って休むことも良心が傷む。結局学校に登校しなければならない
先生も周りの大人も将来や自分の人生のために勉強をするんだよというけれど、「将来のための勉強」ではなくて、実際は「テストのための勉強」で楽しくない勉強。
生徒を拘束するだけで、自立できない校則。個性が尊重されない校則。

たくさんの嫌な思い出は、今も、私を苦しめているものもあります。

決して、好きという気持ちだけではできているわけではないから、「嫌いだけど大好き」なら、言えるんです。

そして、

学校が大好きだからこそもったいない部分がたくさんあって、変えたい部分、変わらなくてはならない部分、変えなくてはならない部分がたくさんある。それは、”もっと”良いものにしたい、という願いです。

学校が嫌い。窮屈。堅苦しい。そんな固定概念を、今の子供たちの頭の中から、未来の子供たちの頭の中から、そして、私の頭の中から、壊したい。

これが、3ヶ月の中で考えた、私の本当の学校に対する思いと、願いです。


2、「つながり」を、ずっと大切にしたい。

 私は、小学5年生の頃、父に誘われnestの「壁ぬりぬりワークショップ」に参加し、初めてけいさん、nestと初めて出会いました。その後nestに行くことはなかったものの、中学1年生の9月ごろ、父に教えてもらったnestのグローバルスクール(放課後インターナショナルスクール)に入学し、そこでけいさんとまた再会しました。それから現在まで、放課後はnestに行って、大人と話したり、ゴロゴロしたり、遊んだり、勉強をする毎日を過ごしています。

 あの日けいさん、nestと繋がったことで、たくさんの出会いがありました。私に興味がありそうなイベントや記事をシェアしてくれる文ちゃん、インフィニティ国際学院の恩師、かよさんや、私のロールモデルであるのんちゃんいぶきちゃん、相談に乗ってくれるけんちゃんしおりさん、ももちゃんはるさん、みーみさん、あやかさんなど、ここには書ききれないくらい、学校では絶対に出会えることのできなかったかけがえのない大切な人たちと出会うことができました。

 そして、その出会いは、私の人生を大きく変えました。その中でも、一番大きいことは、ワークショップを開催したことです。1年前の私は学校に対して文句を言うだけで、中学生だからと言って行動にうつさなかった”言い訳人間”でした。ワークショップという手段はあると分かっていたけれど、中学生だし、人集まるかわかんないし、どうやってやればいいかわからないし、と、かよさんに思っていることを全て伝えました。すると、「ひなこは言い訳ばっかり言っている。」と、私が言い訳人間だということに気がつかせてくれました。そして、「いつワークショップをするか決めちゃおう。」と夏休み中、8月にワークショップをすることをかよさんと約束し、本当にそれを実現させることができました。ワークショップを開催できたのは、かよさんが私の背中を押してくださったからです。

 このワークショップでも、またたくさんの出会いがありました。この出会いがきっかけで、教職員組合が主催するシンポジウムに問題提起者として発言する機会をいただけたり、みんなの砂川というプロジェクトの子供サポート部会に参加したりしました。そして、きっとこれからもずっと尊敬する師、SHIRO会長の今井さんに出会えました。(今井さんへの思いは今度語らせてください。)

 あの日、一人と繋がったことで、1年間で何倍にも成長することができて、思っても見なかった世界に飛び込むことができて、心から楽しいと思えることにも出会えて、未来がワクワクでいっぱいになって、本当に「つながり」は、私を変えてくれました。

もちろん、「じゃあ繋がりだけがあったらこのようになるのか」と問われるとそれは違います。私が考えて、たくさんそこでの出会い、つながりから学んで行動したからこその今だと思います。だけど、つながりがあることによって、この状況、世界を作ることができたのは紛れもない事実です。

だから、私は学校が何かと何かの「つながり」で溢れる場所になってほしい。昔の私のように、文句だけ言って行動をしないのではなくて、それを変えるためにどうすれば良いのかを、そのつながりから学んで、考えて、生かして、行動できる場所になってほしい。心から、そう思います。

学校が、私を変えてくれたnestのような場所であって欲しいです。

そして、私はずっと、この「つながり」を大切にしたいです。

3、つながる学校、つながりで溢れる学校

今までは、理想の学校として、意味のある学校、子供主体子供中心の学校、変わり続ける、進化し続ける学校、自分と向き合う学校を掲げてきましたが、現在は、「つながる学校、つながりで溢れる学校」が、私の一番の理想の学校です。

例えば、学校と地域とつながる1週間。


みんなで作った、考えたいことリストの一つ、今週は、理想のショッピングモールを、みんなで考えて、提案しよう。

朝、学校ではなくて、ショッピングモールに集合する。

まずは今のショッピングモールをじっくり観察してみよう。
なぜここにこのお店はあるのか・このお店のターゲットはどんな人なのか・エレベーター、エスカレーター、お手洗いはどうしてここにあるのか・このフロアにはどんなお店が集まっているのか…
見て、感じて、考えて、調べて、聞いて、考える。
なんだか、ワクワクする。

行き詰まってしまい、カフェに入ったら、同じように悩んでいる仲間がいた。お互いに考えたことを共有していると、悩みが解決された。
どんどん考えが広がっていく。他の仲間の話を聞くのも楽しみになってきた。

そして、仲間で考えたことを共有する時間がやってきた。
やっぱり、自分が思っても見なかった視点からの考えは、すごく面白い。

これをまとめて、ショッピングモールを作った人に、話を聞きにいった。
話を聞くと、自分たちで考えた以上に考えられていて、すごく驚いたし、もっと頑張ろうと気合が入った。

当たり前だと思っていたショッピングモールが、こんな作りになっていたなんて、知らなかったな。

それから、理想のショッピングモールを考えた。
今までにないような、きた人がもっとワクワクするようなショッピングモール。
自分たちの”好き”を詰め込んだショッピングモール。
笑顔で溢れるショッピングモール。
子供からお年寄りまで、幅広い年代の方にきてもらえるショッピングモール。
人と繋がれるショッピングモール。
あとは…どんなショッピングモールに自分が行きたいかな。

理想のショッピングモールを仲間と、そこで働いている人、建築家の方にプレゼンする時間がやってきた。緊張するけれど、すごく楽しみだ。

これはあくまでも一例ですが、学校と地域がつながることで、洞察力、多角的な視点から物事を見る力、アタリマエをもう一度考え直す力、プレゼン力、想像力など、たくさんのことを学び、育てられると考えています。また、この経験をしたことによって、あまりみんなが知っていないことを知っていると言う、自信にも繋がると、自分自身の経験から考えます。

4、最後に

これが、3カ月間の間で、考えたこと、気づいたことです。
このnoteで一番皆さんに伝えたいことは、「つながり」は人生を変えると言うことです。
つながりは私に成長する機会を与えてくれました。
大好きな人たちにも、大切な人たちにも、恩師にも、憧れの人にも、出会うことができました。
絶対に行きたい学校にも出会うことができました。(この学校についても、また今度じっくり語ります。)
本当に、父とけいさんが繋がっていなかったら、けいさんが様々な人とつながっていなかったら、まだずっと文句を言っているだけの言い訳人間でした。
つながりが、私を変えてくれました。私に変わるきっかけを与えてくれました。私はこれから、「つながり」を大切に、生きていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

また、ひなこの今の活動と、これからの活動をかいたnoteも、近々公開予定なので、フォローして待っていただけたら嬉しいです!

文責 ひなこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?