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三度目のタイ、最終夜


2023/8/24

時刻5:00。
この日も早起きして外へ。
宿のオーナーが貸してくれた自転車で郊外まで足を伸ばす。

その前に
寺院の前の屋台で腹拵え
ラーメン
35B(約146円)
ガイトートとカオニャオ
日本でいう鶏の唐揚ともち米

量は少ないが、腹持ちが良い
20B(約83円)

寺院の前だから奉仕価格なのか、どれも安い
美味しかったので2つ食べた


のんびりと夕方まで過ごし、時刻は17:00。

この日もタカさんと合流して夕食へ。
私にとっては、今度こそ最後のタイらしい食事になるだろう。

再訪問のチャイ・シー・バミーキアオ
タイ全土に4,500店舗以上ある大型チェーン店だ

ワンタン麺(麺抜き)とチャーシュー御飯
野菜を食べられるのが有難い…
合計80B(約333円)


その後、場所を変えてビールを飲みながら暫し談笑。
音楽、アニメ、漫画の話などなど。
タカさんは色んなジャンルに精通している。

そして話題は政治や歴史、今後の世界へ。

この日、タイは選挙により新しい首相が選ばれ、長らく対立してきた親軍派と組み、大連立政権を樹立する事になるそうだ。

それに伴い、クーデターが起きる可能性もあるという。

これまでも今も、タイはアジアどころか自国内すら統率できていないのが実情の様だ。
まぁ、それは大なり小なり何処の国も同じかも知れないが、国民は日本の様に大人しくはない。

いやむしろ、日本ほど政情に対して大人しいのが珍しく、異常なのだろう。
愛国教育をしない事も世界から見て特異的。
国民の大多数が自国に誇りや愛着、関心すら持たないのは日本くらい、という話も聞く。
それは確かに、私も各国で現地の人と話をして感じていたところだ。
どこの国でも彼らは必ず自国の歴史や諸外国との関係、そして未来の話をする。

勿論、タイでもそうだ。

そうはいいつつも、私は三度この国を訪れていながら、結局タイ国やタイ人について深く知ることが出来なかった。

収入の大部分を観光で賄い、言い換えると依存している世界有数の観光大国であるタイが、明らかに観光客である私に対して優しく愛想が良いのは当然。

(ちなみに日本人観光客は、もう相対的にあまり期待されていないのかも知れない。
一応は先進国と言われ、マナーの良さでは好評だが、長年経済が停滞している事は周知の事実。
日本人が金持ちという認識は、東南アジアではほとんど無いらしい。
その一方で、未だに物価やその他で優位性があると日本人の多くがもし思っているのだとしたら、それは危険だ。
実際に、東南アジア諸国の物価は近年どんどん上がり続けている)

少し話が逸れてしまったが、私は会話で実情は知れても、経験としてはタイの表面的な部分だけに留まったままだ。
今まで訪れた他国に関してもそうだが。


居心地が良く、好印象だっただけに
その実情にまで触れられなかったのは心残り


しかし明日は出国
昼にはカンボジアに入る

タカさんも一緒だ
というより
私が付いて行くという方が正しい


再びタイに来れた際は
その更に深い部分を見てみたいと思う









2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。