♡今日のひと言♡シャルル・ボードレール
シャルル・ボードレール(1821-1867~フランス・詩人、評論家)
都会人の孤独を歌った「悪の華」(1857)によりフランス象徴主義詩の創始者となった。
象徴主義とは主に詩の運動で、写実・自然主義への反動や科学を万能とする社会に対する批判から生まれた。
手法的には言葉から可能な限り意味をそぎ落とし、音楽性とリズムを重視して、目には見えない人間の内面を象徴的に表現することを目指した。
象徴主義詩は、ボードレールの後にマラルメやヴェルレーヌ、ランボーらが続き、後のシュールレアリスムに継承されるなど、現代芸術への道を開いた。
絵画では幻想的な絵を描いたルドンが象徴派の代表。音楽ではドビュッシーがマラルメらから多くの霊感を受けた。
(印象派と象徴派がよく混同されるが、印象派は絵画上の運動であり、遠近法を捨てて画面を平面分割し、パレットから暗い色を追放した手法を多用したもの)
⇒ユイスマンズ「さかしま」に続く
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