エアロバイク89日目　それと『ぼっち・ざ・ろっく！』最終回の感想

　今日も？エアロバイク。40分くらい。もう面倒なので何日目が休みかは記載していない。

　というわけでクリスマス。何をするでもない私が見たのは『ぼっち・ざ・ろっく！』最終回。

　いやぁ参った。何が参ったかという演出がにくい。それまでのEDがポップな感じだったから最終回もそうかと（もしくは文化祭ライブの曲かと）思っていたら、まさかまさかのアジカンカバー。よく実現したなとも思うし、良くやったと賛辞の声をスタッフに浴びせたい。

　もともと『ぼざろ』の劇中架空バンド「結束バンド」のメンバーには実在するバンド「アジアン・カンフー・ジェネレーション」のメンバーの苗字が使われている。主人公後藤ひとりのあだ名「ぼっち」も、アジカンのボーカル兼ギタリスト後藤正文の愛称「ゴッチ」と似ている。また、本人のnoteにおいて『ぼざろ』が紹介され界隈が騒然としたこともあった。

　そんな風に随所からアジカンの香りを感じられていた『ぼざろ』から、本当にアジカンが出てくるとは思ってもいなかった。最近またアジカンを聴き始めた私にとっても嬉しい出来事だ。

　そしてアニメ終了直後、『ぼざろ』の劇中歌やOP・ED、更に（！）劇中未公開のいわゆる「アルバム曲」4曲も追加で収められた公式アルバム『結束バンド』が音楽配信サービスで聴けるようになった。なんというファンへの対応力。まだCDとして発売されていないアルバムが、視聴者の興奮の冷めやらない中で聴けるというのは、今はもう使われなくなってきたが「ユビキタス社会」のマーケティングと言えるだろう。

　変なことを書いたが、つまりは良いアニメだった。アニメを毎週見るという習慣から離れて久しい私が、『ぼざろ』の放送期間に限っては、最新話の更新をまだかまだかと楽しみに待っていた。アニメを見て、何かを感じ、感想を共有する。そういった経験が久しぶりにできたのは、間違いなくこのアニメのおかげだ。感謝を捧げたい。

　さて、もはや『ぼざろ』のアニメは終わってしまった。良い作品を観終わることには達成感と共に寂しさがつきまとう。今後はしばらくぼっちロスが続くかもしれない。しかし、人気が右肩上がりだったこのアニメには2期を望む声が放送終了前から絶えない。きっと実現することだろうと信じたい。それでも今のところは、結束バンドのファーストアルバムを聴きながら続報を待とうと思う。
　今後は『異世界おじさん』の最終回もある。それも楽しみだ。