生きる目的

何のために生きている
と、言われた

その時は
昼食代を節約して
カップラーメンで済ませていた

本当ですね
ちょっとくらい
まともなもの
食べればいいですよね

カップラーメンも
俺にとってはまともだよ

たわいもない会話
そんな風に
楽しく話せれば
それが生きる目的だったのか
そんなことを思った

生きる目的は
なんでしょう
文章を書いているときは
文章を書くことだと思うし
両親のことについて考える時は
両親について知ることだと思うし

そのときそのとき
生きる目的は
違うのかも知れない

ただ
いい人生を
目指しているのには
違いない

よりよい
生きる目的を
探しているのには
違いない

あなたは何のために生きてますか
生きる意味を失ったとき
あなたはどうしますか

生きる目的を問われ
戸惑うなら
生きる目的が欲しくて
もがきたかったのかもしれない
その先にある人生を見つけるために
戸惑うことも必要なのかもしれない

喜びだけでなく
戸惑いや
悲しみを
行ったり来たりしながら
生きる目的に針を刺し
繋がれた紐が
その周辺をうろうろしたり
ピーんと張ってみたり
針も紐も
全て自分で
変わらないもの
変わっていくもの
全て自分で
言葉にしたり
言葉にできなかったり
全て自分で

生きる目的を
聞かれることも
悪くない