伊達百花 だてももか

人生が夢なら美しい夢を見たい。本業は広告関係。香道・着物・占い・歴史・文学に興味あり。…

伊達百花 だてももか

人生が夢なら美しい夢を見たい。本業は広告関係。香道・着物・占い・歴史・文学に興味あり。もろもろ修行中です。

マガジン

  • 発達障害の小学生に栄養療法&TMSをしてみたら

    自己責任の代替統合医療。情報を探していらっしゃる方もいるかと。なるべくありのままを書きますが、事情はそれぞれ異なると思いますのであくまで参考と。

  • 気づいた話。

    日々の生活のなかで気づいたことをまとめます。新しい気づきの蓄積が私自身の、そして誰かのささやかな助けになりますように。

最近の記事

わが子が教室で泣いていると言われた日(7歳10か月)

とにかく、かわいい。かわいすぎる。わが子を天使のように思って暮らしていた私です。保育園のころ、運動会でみんなと上手に合わせてお遊戯ができなくても、Tシャツを必ず左右逆とか裏表に着ても、「なんてかわいいんだろう!キュート!!」としか思っていなかった。「ちょっとシャイなのよね!なんてかわいい男の子なんだろう」「不器用さんね!私にそっくりだわw」身体は丈夫で検診にひっかからず、おしゃべりも達者で、図鑑などは熱心に読むし、お絵描きも好きなので、やんちゃではないけれど、知的好奇心旺盛で

    • (父がこの世からいなくなってめちゃくちゃ悲しくてどうにもならないよ)

      実際に、もう80歳ですし寿命で順番ですとか、思えば幸せな人生でした、とか言わざるをえない。コロナ禍なのに入院できて幸運でした(事実)安らかなさいごでした(たぶん)、とか。父を知っている人や職場の人たちには大人としてそう言わないといけないと思うんだ。でも本当は、もっと何かしてあげられなかっただろうかという吐き気のような後悔、さいごに父の顔を見たときの体から何か噴き出るようななんとも言えない絶望的な感情を、葬儀から一週間たった今、まだ1時間に1度ぐらい思い出す。お父さんがこの世に

      • 父のさいご 光のなかで

        父が亡くなった。 人工呼吸器をつけて3週間にさしかかるころ。 高熱が出て、脈がはやくなった。夜中に看護婦さんより連絡があり、母と弟がタクシーで病院に向かう。   私は実家に詰めていたのだが、その夜だけ弟に代わってもらい、自分の家に戻っていた。 眠りについたころに電話が鳴って、鳴った瞬間、あぁ、と思った。 母はもう急いで来なくてもいい、と言う。もうわかっているんだから、と。その後、数時間はうとうととして、朝、始発で出かけた。 母も明け方に自宅に戻り、弟もリモートワークの準備

        • 寒さ対策をすれば寿命が延びると気づいた話

          まじで。ほんとに。気づいたんです。 実家にひさびさに帰ってびっくりしたのは、その寒さです。 築30年のマンションの1階。 エアコン、電気ストーブ、電気絨毯。 そのすべてを稼働させても、今年(2022)の1~2月は寒かった。 父(80)は心臓病を患った20年前から寒がりになりました。 「お父さんが寒いというからロクに換気もできない」 母がこぼします。しかし何かが変だ。確かに寒い、でも棚の上に置かれた温度計を見ると20度は超えている。だから、ちょうど適温…ように思える。

        わが子が教室で泣いていると言われた日(7歳10か月)

        マガジン

        • 発達障害の小学生に栄養療法&TMSをしてみたら
          0本
        • 気づいた話。
          2本

        記事

          父の靴下

          きょう、病院に行って、帰ってきた。 看護部さんから「これはもう不要のものです」と、最初に入院したときの下着一式を返された。 人工呼吸器をつけて2週間。 もういらないのか、今はいらないのか。 家に帰って母と下着を整理していたら、靴下があった。 ちょっと毛玉がついたアーガイルの紺色の靴下。 お父さんの肉体を感じた。 涙があふれた。 もういらないのか。今はいらないのか。 父の肉体が消えることを認められない。 母も泣いている。 お父さんかわいそう、かわいそう、かわいそう…。 まだ生

          父が危篤、実家で在宅勤務して気づいた話

          父入院で実家に戻り在宅勤務中。 一か月前まで想像もしていませんでした。 79歳の父はまだまだ元気だと信じていたし、そのうち別れが来ると思っていてもこんなに早いなんて思わなかった。そしてこんなに心が乱れるものだとは。 父の病状は、長くてもあと数日とのこと。(現実には、その知らせから 現在で2週間たっています)。 父と母は仲良し夫婦、母の落ち込みようもたいへんです。 病院から電話が鳴るたび、身体の震えが止まらないとのこと。 父も心配ですが、母も心配。またいつ、父が旅立つかわ

          父が危篤、実家で在宅勤務して気づいた話