AIに奪われない仕事! 占い師になるためのポイント(6)
結論から言うと、占い師という職業は、AI技術が発展しても残る仕事だと思います。
それどころか、AIでできる業務が増えるほど、占い師の需要は増えると思っています。
とはいえ、
…いやいや、占いの結果なんてチャットGPTに書かせればいいし。
とか
生年月日を入力したら、自動で運勢くらい出るでしょ。
なんて、AIどころか、スマホ検索で事足りるよ、なんて思う方もいるでしょう。
もちろん、占いの結果を出すだけなら、その方が効率的ですし、当たる確率だって上がるでしょう。
統計的なことを自動計算するのはAIの方が得意です。
でも、現実的に占い師の仕事は、占いの結果を伝えるより、もっと大切な時間がほとんどです。
それは、人として相手の話を聞く、ということ。
これは単純だけど、すごく難しいことです。
なぜなら、相手がどう感じるのかと想像し、思いやりを持って返事したり、時には、嘘も方便で使うことだってあります。
何より、あなたも、何となく誰かと話したい、愚痴りたい、という時に、やっぱり人として聞いてくれる相手を求めませんか。
しかも親身になってくれる誰かに話したくなると思います。
確かに、 AIで受け答えしてくれる シリ(Siri)や、アレクサ(Alexa)などもあります。
でも、AIはいつも正論が基本です。
また、言葉の間も均一です。
どれだけ素晴らしい答えでも、なぜか物足りないものを感じてしまいます。
私たちは、会話の中で、正論や完璧さを求めている訳ではないからです。
例えば、お笑い芸人さんは、会話の「間」が大切だと言います。
それは、1秒にも満たない違いですが、そこに笑いが起きたり、人間らしさが作られます。
他にも、超有名ピアニストだったフジコ・ヘミングさんも
間違えたっていいじゃない、機械じゃないんだから。
という言葉を残しています。
人間の心に響くものは、どこかに不規則さ、不完全さが残っているのです。
そう考えると、作業的なものはAIに担ってもらえばいいですが、人の心に向き合うという仕事は、やっぱり人にしかできないことです。
占い師を目指しているあなたも、完璧である必要はありません。
「普通」や「ダメな自分」
を持っている方が上手くいきます。
実際に占い師をしていると、答えに詰まることがあったり、言い方を間違えちゃったな、なんてことは日常茶飯事です。
でも、その方が、人と人の繋がりを不思議と強くしているのかもしれませんね。
あなたも占い師になるために完璧を目指す必要はありません。
あなたらしい人柄でいた方が、AIに負けない魅力となり、ずっと未来まで続けられる仕事となるでしょう。