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中二病♰

死にたいと思った。それだけです。本当にそれだけの話。それ以外に考えついたことなんてなかったし、頭の中は真っ白だった。真っ白な文字で死にたいと書かれていた。こんな私が死にたいと思っただけの話。
星が落ちた。今まで絶えず目の前を横切っていた星がいなくなりました。星は幻ではありませんでした。本当にあったのです。私のそばに存在していました。
恐ろしいと思います。恐くないときなんて一度もなかった。この恐怖から解放されるなんて考えていません。これはいくら時間が経ってもなくらならい恐さです。目をつむっても、夢を見ていても、明るい朝にも張り付いています。でも恐怖は私を求めていないし私も恐怖を求めていません。
私はおかしくありません。世間もおかしくはありません。この世は誰一人おかしくないのです。つまり、狂気や反逆や例外など妄想の中の単語にすぎないのです。みんなごく普通に生きています。
死にたいだなんて嘘。本当は死にたくないから。馬鹿なことを考えたものです。人間は死ぬことができません。迫りくる生から逃れられないのです。また同時に生きることもできません。生きても死んでもいない、それが私たちです。いや、死んだり生きたりしようとすること自体間違っているのですね。
ちなみに、私の好きな食べ物は、醤油ラーメンとハンバーグと寿司とチャーハンです。
つまらないです、つまらない。実につまらない。何一つ面白みがありません。こんな自分は、死んだほうがいいと思います(笑)

黄昏。暗黒。劇薬。悪夢(ナイトメア)。終焉。刹那。神。

いくら待っても何も起きません。おかしいですね。うーん、ああ、そうか。やっぱりおかしくありません。何も起きないのが普通。何かが起きるのもまた普通。そうでした。忘れていました。
おっちょこちょいなので。

自分の名前を呼ばれるたびに、恐ろしい気持ちになります。いつも私は怯えています。何を恐がることがあるのでしょうか?しかし母の声で名前が呼ばれると、体が強張って絶望にも似た気持ちが湧いてくるのです。
ねえ、ねえ、助けてよ、ねえ。
了解、了解。分かりました。

暖房が効いた部屋に居たら、なんだか気持ちが楽になってきました。こんな自分が嫌でしょうがない。
死ぬことは、逃げることです。病死にせよ、自殺にせよ、溺死でも、どんな死に方でも、死とは人生からの逃亡だ。そう考えていますし、私はある程度間違っていないはずです。死にたいと言う人は逃げたいだけ、目の前の重苦しい何かから。こんなことを考えていては叱られてしまいますね。悪い癖です。
私は人生の上に乗っかっています。面白いほどあっさりと。無抵抗です。何もしません。何もしないのは楽で仕方がありません。やめられない!かつてない心地よさ!

 嗚呼、またこんなことをしたのかい。いけないな。何度注意しても辞めないんだから。今度こそ本当にそれを二度としないと、約束してくれるかい?
 分かっている、君はまた同じ過ちを繰り返す。何度も何度も、だ。うるさいくらいに繰り返す。分かっている。君は何でも出来るが、また同時に何もできない。そんなもんなんだ、君という存在なんかで世界の小さな何かが変わるだなんて考えたら大違いだよ。結局、世界なんてものは虚構だったんだね。ありがとう。
 もういい、もういいよ。分かった。何度も言わないでくれ。そんなことずっと前から分かっていた。理解していなかっただけ。今回はちゃんと、頭の奥に深く痛く焼き付けておくから。だからしつこい、やめて、

 目覚まし時計が嫌いです。耳障りだ。でも私は毎晩目覚まし時計をかけて眠りにつく。一種の中毒でしょうか?
 だが永遠に目は覚めません。私は深い夢の中で、永久に幸せな睡眠を続けます。
 小説が読みたい気分になってきました。また明日。

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