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UFO CLUV / THE COLLECTORS 嘘感想

UFO大好きオカルト団体。

名前で分かるとおり彼らはUFO観測と宇宙人との接触を目的として設立された団体のメンバー。その団体の名が「UFOクラブ」。
前身となる団体は三島由紀夫氏や石原慎太郎氏が所属していたことで有名な「日本空飛ぶ円盤研究会」。  
主な活動は前述したUFOの観測の他に月刊ムーへの投書等がある。

UFOを自分たちで呼び寄せることにも熱心でその行為の一環として音楽でUFOにアプローチを仕掛けていたところ妙に演奏力が上がったためにせっかくだしアルバムでも作ろうかということで作られたのが今作。

果たして彼らは異星人とコンタクトがとれたのでしょうか。


曲目です。

1.月は無慈悲な夜の女王
UFO観測にとって邪魔なのはUFO以外の夜空に浮かぶ光、つまり星や人工衛星。空にひかるものを見ると「お、UFO?」と思ってしまうクセを持っている彼らは夜空の月を見ると超巨大UFOだと毎晩勘違いしてガッカリしてしまうのだ。それ故に無慈悲だと感じてしまう彼らの悲哀の曲。

2.愛ある世界
異星人と会ったときに地球がどういうところかと尋ねられた場合に備えた曲。素晴らしい曲名だが果たして異星人に日本語が通じるかが問題。

3.リラ
UFOクラブ内で金星人に会ったと言い張るものが主張するその金星人の名前。写真も撮ったと言い張るがどう見てもただの西洋人。というか年末特番でよく見る例の写真そのもの。

4.Dog Race
UFO観測は屋外ですることが多く、ついでにということで飼い犬の散歩を兼ねることもしばしば。 メンバー全員愛犬家なのでたまたま全員が散歩で犬を連れてくると始まるのがドッグレース。 犬は楽しそうだがメンバーはもしかしたらUFOが来て犬をキャトルミューティレーションされないかとヒヤヒヤ。

5.Monday
昼間はスーツを着てサラリーマンをしているUFOクラブのメンバーは月曜日になると仕事をしなくてはならず、現実に引き戻される感じがして月曜日を嫌う。別にUFOクラブのメンバーに限った話ではないが。 どうにか月曜日を乗り切るために楽しくUFO観測をしていた様子を録音したこれまでの音源を集めたものがこの曲。

6.世界を止めて
もし異星人に会ったら何したい?という他愛もない会話から始まるこの曲。世界を止めてというタイトルから分かるとおり「こち亀」で異星人に会った両さんが時間を止めてめちゃくちゃ金儲けする話からインスパイアされたもの。

7.土曜日の子供たち
UFOクラブのメンバーにとっての天敵はご近所の目と好奇心旺盛な子供たち。土曜日というのはそんな子供達が大勢外に溢れる日。UFO観測をしている彼らは子供からしてみれば異星人と同じくらいの興味を持つ対象なのだ。 真面目にUFOを観測したい自分と子供に照れてしまう自分とのせめぎ合いを赤裸々に歌った泣ける曲。

8. 5・4・3・2ワンダフル
メンバー内で流行ってるギャグ。驚くことがあった時にこのギャグを言って盛り上がるが実際にUFOらしきものを見ると普通に「あっ!」と言ってしまう。

9.THE HAMMER AND SICKLE
ハンマーと鎌。ハンマーとかま。そう、ハンマーカンマー。お笑い芸人のハリウッドザコシショウ氏もこのUFOクラブのメンバーだったのだ。氏の常人の発想ではない芸風は我々地球人ではなく異星人に向けたものである。このハンマーカンマーというギャグも異星人に向けたものの一つ。

10.U・F・O
ついに見つけました。紛れもないUFOを。   歓喜の中で微かに聴こえる5432ワンダフル!という声やハンマーカンマー!の声、世界を止めて!という叫び等々今までのUFOをもし見つけたら、異星人にもし会ったらという彼らの想いが爆発した様子を録音したもの。           最後は未知との遭遇チックに独特なメロディーを彼らとUFOが奏で合う様子が収録されている。

はい嘘ですね。

大体UFO CLUVはアルバムタイトルで彼らのバンド名はザ・コレクターズ。怪しい団体ではありません。
スーツを着てるのもサラリーマンだからでは無くモッズだからです。ハリウッドザコシショウも裸なのはUFOクラブのメンバーだからではなくああいう人だからです。        
日本空飛ぶ円盤研究会は存在しましたけど。
 

アニメ版こち亀のEDに楽曲を使用された事もあるカッチョいい彼らの名作を今度はちゃんと聴いて感想書きますかねー。


それではー。

聴きましたー。こちらもよろしければー。↑

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