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喫茶店を愛す 1杯目

いつから珈琲を飲めるようになったのか覚えていない。
でもふと気づけば珈琲が好きです。
珈琲を飲める場所も好きで、珈琲を淹れるのに要する時間も好きだし、
珈琲を飲みに出かけるのも好き。
ということで、珈琲とその空間を求めて出かけた喫茶店をせっかくなので書き留めて、備忘録にできたらなと思います。
それぞれの香りや時間を綴じ込みたい。

 ゆりあぺむぺる  吉祥寺

井の頭線の吉祥寺駅、公園口から出たらすぐ右に徒歩1分。

宮沢賢治の詩集「春と修羅」に出てくる、ユリアとペムペルが店名の由来なんだとか。
店内はアール・ヌーヴォー調の家具で揃えられ、アール・ヌーヴォー代表格、ミュシャの画集も置いてありました。

ちょうどお昼時だったので「スマイルチキンカレー」と、めちゃくちゃあったかい日だったのでアイスコーヒーを。

その名に恥じない笑顔だ。。

カレーはちょっとスパイシーで、透き通った苦味のアイスコーヒーに良く合う。
アイスコーヒーにはクラッシュアイスが使われていて、それがとてつもなく愛おしく感じる私。

そしてこのコースターがかわいいいいい。
結露で濡らしてしまうのが勿体なくてもはや使えない。

喫茶店って時間の流れが、ふつうとちがいませんか。
扉1枚で、外とは時間の流れがはっきり変わる。
今日までに蓄積された時間は、この空間の"その当時"ではないのだろうけど、その積もった時間によって感じる空気は決して"今現在"のものでもない、
グリニッジ天文台度外視の"喫茶店時間"が流れている気がします。

、、珈琲のことにはたいして触れてないけれど、それは行って是非飲んでみてね、という言い訳です。

ゆりあぺむぺる
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-6

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