kanna

熊本→大阪→福岡→現在神奈川8年目。ちいさいコーヒースタンドを営んでいます。 文章を書…

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熊本→大阪→福岡→現在神奈川8年目。ちいさいコーヒースタンドを営んでいます。 文章を書く練習に、コーヒーやカフェなど好きなことについてちまちま書き留めています

マガジン

  • コーヒーに恋する女

    カフェで飲んだコーヒーメモリーズ。

  • ワンルームコーヒー

    いちばん落ち着く自分の部屋で、コーヒーブレイクしませんか。 愛するおやつたちも登場。

  • 日々是好日

    どう心地よく、日々を過ごすか、生きるか、わたしのライフハック集。

  • 喫茶店を愛す女

    珈琲好きによる、喫茶店備忘録です。珈琲の香りも一緒に綴じ込みたい。

最近の記事

コーヒーに恋して 3杯目

「本を読みながら寝落ちする幸せ」はたぶん読書好きあるあるなんだろうけど、 それを叶えたのが「泊まれる本屋®︎」。 BOOK AND BED TOKYO SHINJUKU新宿駅の東口駅から歌舞伎町方面に、街の喧騒を縫ってだいたい10分くらい、 数ある高層ビルのワンフロアにある。ビルの1階からエレベーターのドアが開くまで、合ってるかちょっとドキドキする。下に書いてあるけど。 エレベーターが到着すると、コンクリートの床にオレンジの蛍光灯と、木目調の柔らかな色合いのカウンターの対

    • ワンルームコーヒー 3杯目

      モノを売るならなんでも、需要と供給のバランスをどう取るかというのが 大事なことのひとつだろうなと思う。 最近のマスク問題も然り。 普段家にストックなんか作ってないから、どこにも売ってないとなるとめちゃくちゃ焦りますよね。 花粉症だったら尚更、これからハイシーズン突入で死活問題、、 こういう予想できない形で何かがものすごく売れるということはあるけれど、 売り方をコントロールすることで「喉から手が出るほど欲しい」を作り出したブランドが YVAN VALENTIN(イヴァン ヴ

      • ワンルームコーヒー 2杯目

        個人的に、コーヒーをどこでどうで飲んでも、欠かせないのが甘いものです。 ケーキでも和菓子でも一緒に飲んだら結局めちゃくちゃ美味しいよ。 甘いものを引き立たせるのがコーヒーの役目なんではないの? というわけで、このマガジンでは好きなおやつも載せていきます。 きょうオススメするのは、横浜で働いている後輩からもらったのが最初の出会い。 WITTAMER (ヴィタメール)マカダミア・ショコラ まずWITTAMERが読めなくて、読み方から検索。 なんとベルギーで1910年に誕生し

        • ワンルームコーヒー 1杯目

          コーヒーを飲むのは、穏やかな喫茶店も最高だし、最近話題のお洒落なカフェでもインスタ映えするコーヒースタンドでも良いけれど、 どこより落ち着く自分の部屋で 自分のために淹れるコーヒーの良さもある。 ということで、 おすすめの道具や美味しいおやつのことなど書いてみようと思います。 PRではございません。完全に個人的な偏愛品でございます。 初回はコーヒーを淹れる道具をひとつ。 そもそもコーヒーを自宅で淹れようと思うと、 お好みのコーヒーと、コップとやかん、 ドリッパー、ペーパー

        コーヒーに恋して 3杯目

        マガジン

        • コーヒーに恋する女
          3本
        • ワンルームコーヒー
          3本
        • 日々是好日
          1本
        • 喫茶店を愛す女
          4本

        記事

          喫茶店を愛す 4杯目

          喫茶店と聞いて想像するものはなんですか? 深煎りのコーヒー、モーニングのトースト、無口で優しいマスター、タバコの煙、アンティークのランプ、、 きっと人それぞれあると思うのだけど、私としてはこれを推したい。 クリームソーダ。 クリームソーダを最初に考案した人ってだれなの?ジュースの上に、アイスクリームを乗せるなんて贅沢ON贅沢。幸せON幸せ。美味しいON美味しい。 そんなわけで定期的にクリームソーダを求めてでかけます。 下北沢 喫茶 ネグラ 通り沿いから入った路地のち

          喫茶店を愛す 4杯目

          ネガポジ論

          私は基本的にはどちらかというと、ポジティブ寄りな思考回路であり、試しになんでもやってみたらいいじゃん系感覚を持っている。(noteもそうだし) でも考えることというのは基本的に好きで、ひとつの事実に対して色んな立場の目線を想定して考えたりすることがよくあるんだけれど、 そういうこと考えはじめるとネガティブよりにバイアスがかかってくる。 私にはそういう思考のクセがあるなと最近気づいた。 個人的に思考回路がポジティブでもネガティブでもどっちがどう良いとか悪いとかっていうのは (自

          ネガポジ論

          喫茶店を愛す 3杯目

          最もせわしない季節であろう、春。 強制的に動かされて新しいことが始まる。 じつは個人的にそれをとてもありがたく思っていた。 特定の地域やグループに慣れ親しみすぎると離れられなくなりそうな恐怖。 自分のいる場所が心地良くなりすぎてしまうと、新しいものを生み出す気力を失ってしまうのではないかという強迫観念みたいなものかも。 東京も3年半住めば電車の乗り換えには随分慣れたし友達もたくさんいるけれど何となく東京には「知り合い」がいない感覚というのがあって、これが程よく根ざしてない感が

          喫茶店を愛す 3杯目

          コーヒーに恋して 2杯目

          最近の都内は1日中雨が降ってる日が多い。 雨がよく降ると、降るたびに季節が少しずつ変わっていくなぁといつの頃からか思っている。実際、雨が上がる度にすこしずつ暖かくなっているから、春もすぐそこまで呼ばれてきているはず。 chop coffee cat street 表参道 キャットストリートの裏路地(そもそもキャットストリート自体が路地よねと思うけど)に、いきなりモノクロのお洒落な外観。 コーヒーはハンドドリップではなくて、エスプレッソをお湯で割るスタイルだったので

          コーヒーに恋して 2杯目

          コーヒーに恋して 1杯目

          初めてスターバックスに行ったのは中学2年生の夏休みだったと記憶しています。 当時県内に2店舗しかないスターバックスの片方に行ったから、どっちに行ったかまで思い出せるのだけど(今くらい日本中に店舗があったらきっと忘れてる)、マクドナルドが精一杯のお年頃。 それはそれはお洒落で酔った。 フラペチーノを頼んで、仕上げのホイップクリームにドーム型のフタがされ、そこにグリーンのストローさした時は何か達成した気分になったし、 少しザラッとした冷たくて甘い液体が喉を滑り落ちるのと同時にスタ

          コーヒーに恋して 1杯目

          喫茶店を愛す 2杯目

          蔦珈琲店 表参道表参道駅のB3出口を出ると、THE・表参道のあのハイブランド連なる参道ではなくて、 国道246号のやや青学方面に出るのだけど、ちょっと歩いて左に曲がると(雑)、蔦に覆われた建物が見えてくる。 目指すは「蔦珈琲店」、なので非常〜に分かりやすくなってます。ああこりゃ店名に蔦を冠するほかないよという感じ。 2月でこの蔦っぷりなので、蔦最盛期にはもっと蔦々しい(?)のだろうなと、私絶対また来ますとすでに再訪を確信。 店内入って左側にカウンター、右側には立派な中庭

          喫茶店を愛す 2杯目

          喫茶店を愛す 1杯目

          いつから珈琲を飲めるようになったのか覚えていない。 でもふと気づけば珈琲が好きです。 珈琲を飲める場所も好きで、珈琲を淹れるのに要する時間も好きだし、 珈琲を飲みに出かけるのも好き。 ということで、珈琲とその空間を求めて出かけた喫茶店をせっかくなので書き留めて、備忘録にできたらなと思います。 それぞれの香りや時間を綴じ込みたい。 ゆりあぺむぺる 吉祥寺井の頭線の吉祥寺駅、公園口から出たらすぐ右に徒歩1分。 宮沢賢治の詩集「春と修羅」に出てくる、ユリアとペムペルが店名の

          喫茶店を愛す 1杯目

          温泉気分

          言い飽きたけど言う。 寒い。 冬になると(冬のことを想像すると)いつも思い出す文章があって、三浦しをん著「きみはポラリス」という短篇小説集の、いちばん最初の話のいちばん最初の文章の一節。 "すべてがつるりと滅菌されそうなほど、寒さの厳しいある昼下がりのこと" 冬の寒さをこれほどまでにありありと突きつけてくる言葉はないんじゃないかと思う。つるりと滅菌。菌さえ滅びる寒さ。無機質で音が立たない世界、何者も微動だにできないから。それほど寒いのだ、と思い出すだけで震える。 い

          温泉気分

          オマケの人生

          多感なだけならまだしも、それを守るすべを知らない中学生だったころ。 「ハタチまで生きたら、もう十分長生き。もうこの人生を見送って、みんなより早めに来世をはじめよう」 みたいなことを漠然と、でも本気で考えていた。

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