#6 文化は理解し合うもの

Hola! Cómo está??
Uqui です。

わたしは留学中ルーミーから言われて
とても印象に残った言葉があります。

“あなたにはあなたの文化があるから、私たちに合わせる必要はないんだよ。文化に違いがあるのなら、私たちもあなたの文化を理解しないといけない。”

アルゼンチンに来て半年が経ち、仲のいい友達もできはじめ、
気持ちを伝えたいけど、同じ表現方法で伝えるのは難しくて悩んでいた私の考え方をこの言葉が変えてくれました。

この話のきっかけは彼女が謝ってきたことにありました。

“いつもベタベタ抱きついてごめんね、嫌だったら言ってね。”

彼女はメキシコ出身で愛に溢れた子でした。
南米は日本に比べて愛情表現が豊かな印象があります。
挨拶でも、チークキス、ハグが当たり前です。

わたしはこのタイミングで彼女に相談をしました。

“抱きついて来られることは全然嫌じゃないし、大丈夫だけど、わたしはどうゆう風に立ち振る舞ったらいいのかわからない、日本でそんな風にして来なかったから。だから、常に受け身になってしまって、うまく返せないし、冷たい人間だと思われてないか不安。”

その答えが最初の言葉です。

私は圧倒的に中南米出身者が多いアルゼンチンでは自分がその文化に合わせていくのがセオリーだと考えていました。せっかく留学に来たのだから、異文化を体験するのも醍醐味だと。

でも、仲のいい友達とはそれだけではうまく気持ちを伝えられなくて、自分の文化も知ってもらう必要がありました。大好きだけど、抱きついて表現はしない。こちらからアクションをかけることが少ない。自分の感情をあまり直接的に表現しない、など。これは私の性格も関係しているのかもしれませんが、、

日本に住んでいて、異文化理解することはあっても、自分の文化を説明することはなかった私にとって、自文化を理解してもらうことはとても新しい感覚でした。

それから彼女とお互いの文化の話をして、彼女は私の文化も理解し、尊重してくれて、私のコミュニケーションに関する悩みもなくなりました。



この私の日本でのコミュニケーション方法をアルゼンチンの友達に説明したこともあります。その時彼女はこう言いました。

“そんなのとっても寂しい。私が日本に行ってそんな風なコミュニケーション方法(ハグをしないなど)を取られたら泣いてしまう。”

私は自国になかった文化が留学先の国にあったからその文化に合わせようとしましたが、逆の立場になると寂しく思う気持ちも理解できます。いままでは気づかなかった、自文化が他国の文化と違う部分を知って、日本にいても、相手の文化を理解するのだけではなく、自分の文化を伝えて理解してもらう必要があるんだとその時学びました。

彼女はこの話をしたあと私の文化を尊重して、日本式の挨拶にする?と提案してくれました。

コミュニケーションを取るには、異文化を理解するだけではなく、自文化を相手に理解してもらうことも大切であると学んだ経験になりました。


Nos vemos! Chau~

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