バーコード端末(S0102-0)動作確認
連休中に作っていたバーコード端末(S0102-0)の動作確認を行いました。シリーズ最初の記事に書いた通り、教材的なサンプルです。
機器構成
1.バーコード端末(B01-1 + Raspberry Pi + バーコードリーダー +
アプリS0102-0) 1式
2.SQLite 簡易サーバー 1台
その他、動作の概要はシリーズ最初の記事をご覧ください。
動作確認の最初にSQLite 簡易サーバーに作ったテーブルの全レコードを削除しています。バーコード端末に対して、バーコードリーダーを使ってコマンドや仕掛品番号を送っています。
テーブル構造やコマンド表は、以前の記事で紹介しています。
プログラムの構造についてはこちらの記事をご覧ください。
起動に時間がかかります。こちらの記事を参考にして下さい。
タイトル画像は起動直後の表示です。
見辛くて恐縮ですが、LCD に Barcode Term. と表示し、青色LEDが点灯しています。
青色LEDはバーコードの読み取りが可能な状態を示します。
生産開始(採番)
コマンド[proc0-stt]を送ると、下図の状態になって開始番号と数量の入力待ちになります。LCD表示は INSERT Records
コマンド[i1001-005]を送ると、assyn 1001から連続して5個のレコードをINSERTして下図の状態になります。LCD表示は 1001 5 recs
この時にSQLite 簡易サーバーのテーブルを読み出すと下図のように記録されています。
コマンド[proc0-end]を送ると、タイトル画像の状態に戻ります。
工程の記録
サンプル(S0102-0)では3つの工程について、各々完了日時を記録します。
タイトル画像の状態から、コマンド[proc1-stt]を送ると下図の状態になります。LCD表示は 1st Process
続いて仕掛品番号(assyn)を送る度に工程1の完了日時を記録して下図のようになります。表示は(assyn) OK next
この時、短時間だけ緑色のLEDが点灯しますが、撮影困難でした。
仕掛品番号の代わりにコマンド[proc1-end]を送るとタイトル画像の状態に戻ります。
他の工程についてもコマンドが異なるだけで同じ動作です。
工程1 [proc1-stt] [proc1-end]
工程2 [proc2-stt] [proc2-end]
工程3 [proc3-stt] [proc3-end]
動作確認のために入力した結果は以下の通りです。
直前工程未完時の表示
ただし、工程2、工程3については直前工程の完了時刻がNone の時には下図のように表示して記録を行いません。LCD表示は (assyn) NON next
ブザーが鳴動して赤色LEDが点灯します。
写真は工程3で仕掛品番号(assyn)1005 を送った直後の表示です。
引き続き仕掛品番号(assyn)を送ると動作を継続します。
完了コマンド[proc2-end] または [proc3-end]を送るとタイトル画像の状態に戻ります。
アプリ終了
タイトル画像の状態でコマンド [proc0-end]を送るとアプリ(S0102-0)を終了して下図の状態になります。LCD表示は Good Job 日付と時刻
青色LEDが滅灯してバーコードリーダーからの入力を受け付けません。
Overlay File System を Enable にしたBuster で、電源ONでアプリが起動するように設定した場合は終了時には電源を切る方が扱いやすいのですが、デバッグの都合もあってこのようにしました。
なお、S0102-0 は3つのタクトスイッチ入力を受け付けません。
(押しても何も起こりません。)
以上で、動作確認の紹介を終わります。
データベースにアクセスできなかった場合にはNG等の表示を行いますが、詳細は割愛します。
今後の予定
順次プログラムの紹介(解説付き)などを進めます。
今後とも宜しくお願い致します。
uPyC 内参考記事
必要に応じてリンク先をご覧ください。
自作基板 B01-1 の情報と入手方法
B01-1 アートワークデータ .COMP
B01-1 ラクマ出品中
B01-1P0-0 組み立て方
Zero_hat_1-1 部品表 (B01-1P0-0)
Zero_hat_1-1 回路図 (B01-1)
ソースコード関連情報
バーコード端末(S0102-0)ソース
ケースの情報と入手方法
C0101-1 造形品入荷
Raspberry Pi 設定
電源ONでアプリを自動起動
Raspbian Buster セットアップ
出来ればサポート頂けると、嬉しいです。 新しい基板や造形品を作る資金等に使いたいと思います。