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コントロールできない。

介護にはコントロールできない感情ってあるんです。

“それは怒りの感情です”

なぜその感情の制御ができないかと言うと、介護の環境に我慢の限界がきてしまうことです。
介護の環境の我慢が出来ない理由は先の見えない時間です。
もう一つは、介護をされる側の状態の改善が見られずに悪化をした時にある事です。
未だあります!
責任感の強い事から他人に頼る事が出来ないことです。
人に迷惑をかけてはならない!と言う時代背景あり、何歳になっても男性は頼るべきではないと思う人もいます。
頼る事が特に苦手な人は男性です。妻の介護をしている男性は特に子供に頼る事をしません。色々な理由もありますが、子供に迷惑をかけたくないと言う思いが多いと思います。
現在、核家族社会は特にその様な助けて欲しいと言う事が言いづらい環境になってしまいました。
家族の中でなぜ?助けて欲しいと言えない人が多いのでしょうか?
私も経験があるので理解をしていますが、「良い役割を演じている」と言うことが多いのではないか?と思います。
私の役割は「良い娘役」「良い母親役」を介護中に演じていた為限界がきました。
そんな時に何が起こったかと言うと「父親との殴り合いのケンカ」です。
私は首を絞められ、私は父を平手打ちをし…悲惨です。
何気ない瞬間に起きた出来事です。

ある男性介護者の話です。
母子家庭で育ち、母親の介護をした男性の介護経験です。
幼少期から母親は苦手な存在だったそうです。
介護中になり幼少期の思いが許せないとが紐づき、毎日大声をあげ、
介護中母親を怒鳴ってしまっていたそうです。そんな自分が怖くなり、
交番に駆け込んだそうです。
その時に「虐待とはどこからが虐待になるのか?」と交番で尋ねましたが、思う通りの答えが返ってこなかったそうです。
そこまで追い詰められたそうでした。
そんな日常「オムツを履く、履いた、履きたくない」と口争いが多くなっていたました。ある日仕事から家に帰ると母親はオムツを
“頭から被っていた“そうです。
そこで介護する男性は「もう良い・・・どうでも良い」
全てを受け入れる事ができたそうです。
そこまでの、母親の変容を受け入れられない自分がいたとの事でした。
多くの家族介護の関係はこの様な事情が多くあります。
介護以前の当事者を元に戻したい、以前の関係に戻したい・・・。

介護は経験のない事の連続です。
経験者に話をする、話を聞く事がその限界を抜け出せる事もできます。
是非、介護を経験する人に話をして下さい。
頼る、家族以外に頼る人見つけて下さい、探す行動をしてみてください。
きっと状況も変わるはずです!

さて、今回のトピックは「死後事務手続」のお話します。

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このマガジンは漠然としたこれからの介護の不安を抱えている人、介護中の人へ介護の先の見えない不安や介護のお金の心配が軽減できる内容です。

家族の介護はする人もされる人も初心者です。100家族があったら100通りの介護があり、これが正解はありません。そんな正解のない介護の基本知…

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