“テックカンパニー UPSIDER”の挑戦と面白さ #UPSIDER春のTech祭り
株式会社UPSIDER(以下、UPSIDER) VPoPの森(@diceK66)です。
私がUPSIDERに入社してから、まだ1年も経っていないという事実に驚きを隠せないのですが、正直に言って、めちゃくちゃチャレンジングだけど、めちゃくちゃ面白い挑戦を、信頼できるメンバーに囲まれながらものすごい勢い繰り返しまくっていて、本当に楽しく刺激的な毎日を過ごさせてもらっています!
なのですが、これまで私はその凄さや面白さを全く伝えられていなかったと、猛省しています・・・。
そこで、我々UPSIDERが何を目指していて、そこにはどんな難しさと、それを超えるやりがいや面白さがあるのかをお伝えして、もしも興味を持ってもらえたなら是非仲間になってほしい!という想いで、
毎週水曜11時に!(祝日は後ろ倒しになります)
10回以上の連載で!
UPSIDERのプロダクト開発チームとHRチームを盛大に巻き込こんで全力でお伝えしていきたい! と無茶苦茶な企画を相談したら、UPSIDERのメンバーは全力で協力してくれて、今日その1回目を僭越ながら私が執筆させていただいております🙇
今日は、私がチャレンジ内容や、その面白さの頭出しをして、来週以降、その詳細を記事や対談インタビューの形で連続してお届けしていきますので、興味を持ってもらえたならば、ぜひフォローをして続きをお待ちいただけると励みになります!
「AI化された総合金融機関」として「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」
採用面接やネットワーキングなど、商談以外の場で、初めてお会いする方によく言われるのは「UPSIDERは法人カードの会社ですよね」とか「金融系のイメージがあります」という言葉です。
たしかに我々は合計導入企業数35,000社に対して、累計決済額が2,500億円を超える法人カード(前払い式・後払い式)をはじめとする金融サービスを提供しており、そのイメージが強いのは間違いありません(*2023年12月時点)。
法人カードをより便利に、より安心してお使いいただけるように、また、より安全に管理していただけるように改善を続けていくのはもちろんですが、こちらのインフォグラフィックスでもお伝えしているように、UPSIDERは「AI化された総合金融機関」として、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションに向けて尽力しており、「挑戦者」がお金で悩まない世界を実現したいと思っています。
UPSIDERはどんなプロダクトを作っているのか
「AI化された総合金融機関」とひと言で言われても、具体的なイメージは湧きづらいと思っています。
挑戦を続ける企業に信頼してお使いいただける金融プラットフォーム、AI化された総合金融機関であるために、以下の3つを軸として、プロダクトの強化、ラインナップの拡充を行っているのが法人カード「UPSIDER」のプロダクト開発チームです。
まさに今「チャレンジをしたい、グロースのための投資をしたい!」と考えている企業が、不自由なくお金を使うことができる金融サービスを提供するのはもちろんなのですが、企業が使う決済手段となると、利便性と統制を両立していなければなりません。例えば、従業員が使える法人カードを何枚でも発行することができつつも、ちゃんと従業員の不正使用を統制できる管理機能が備わっていて安全に使える、というようなイメージです。
また、企業がお金を使うということは、支払ったら終わりではなく、支払ったあとに適切な会計処理等を行う必要があります。例えば、法人カードであれば、支払った領収書を、適切に保存し、会計処理を行わなければなりません。
そして、適切に内部統制を取りながら価値あるチャレンジに挑んでいる企業は、企業体質を考慮した信頼というのが付与されて然るべきと我々は考えています。
技術の進化と利便性に対する感覚の変化に先回りする
利便性、つまり、UXの良さというのは、システム画面の操作性だけにとどまらなくなってきている、と強く感じています。
例えば、ほんの数年前までは、従業員が月末月初になると、カード管理システムにログインして、カードの利用明細を検索し、その利用明細と対になる領収書を添付する処理を、カードを使った件数だけ1件ずつやる、なんていうことはバックオフィスシステムとしては普通のことだったように思います。
しかし、技術の発展により、いつもお使いのチャットツールで「@upsider この領収書を提出しておいて、よろしく!」みたいなメッセージとともに領収書の画像を添付すれば、AIが領収書を読み取ってカードの利用明細を検索して自動で添付しておく、みたいなことが普通に実現可能な世の中になりました。
AI技術の進化と一般化によって、システムと人は正規化されていないコミュニケーションによって意思疎通ができる世の中となりました。
我々UPSIDERのプロダクト開発チームは、技術進化によって世の中の当たり前が変化していく流れの中で、新しい技術と金融機能をかけあわせ、進化した利便性を日々研究し、社会実装していくという挑戦を続けています。
インフラのダウンも言い訳にしない高い可用性の実現
利便性だけではなく、決済基盤としていつでも安全に決済が必ずできる!ということは最も重要な要素の一つです。
例えば、我々は、公表はしてはいませんが、一般的なSaaSと比較してもかなり高いレベルの可用性をSLOとして目標設定しており、インフラのダウンも絶対に言い訳にしないというポリシーのもと、インフラレイヤー、アプリケーションレイヤーともに努力しています。
このあたりの技術チャレンジの詳細はめちゃくちゃ面白いのですが、さすがにここは私ではなくVPoEのYusuke(泉)やエンジニアチームに譲りたいと思います笑
独自の決済基盤運営と管理機能の提供
また、法人カードの決済プロセッシング基盤を独自で構築しているのもUPSIDERの強みの一つだと思っています。
このプロセッシング基盤を自前で運用・管理していることによって、例えば法人カードの利用先をかなり細かい単位で制限できたり、不正使用率0.0005%(2023年9月時点)という、ものすごく高いレベルで不正利用の対策ができています。
残念ながら不正利用犯罪の手口は日々変化していきます。
これに対応するには、決まったルールベースでの不正検知をするだけでなく、人的な監視やそこから得られた知見による防御策の実装を日々繰り返しながら改善し続ける必要があります。
では、この管理はとにかく人海戦術でやり続けてもよいのかというと、それではいつか人的コストにより事業性を失ってしまいます。
なので、UPSIDERのプロダクト開発チームは、このような管理業務をどのように効率的に運用できるように機能改善すればよいか、自動化すればよいか、また、新たな手口をどのように検知すればよいか、そのための仕組みはどう作ればよいか、などという思考と改善を日々継続して行っています。
我々の低い不正使用率の実現はこのような日々のプロダクト開発チームと運用チームの一体となった努力によって実現しているのです。
一方、不正使用を防ぐ、つまり厳しく不正を取り締まるということは、決済体験を損ねるリスクと常に表裏一体の関係になっています。不正と思しきは全て拒否するというような対応をしてしまうと、本当に必要な投資すら却下してしまうというリスクがあるからです。
幸運なことに我々は独自のプロセッシング基盤を持っており、アプリやチャットツールでユーザーと常にコネクションを持てている状況であるため、一律で不正を弾くというような対応ではなく、ちょっとグレーなものは、ユーザーの確認を仰いだ後に決済を行っていただくというような体験の設計も可能です。
このような安全性を担保しながらも決済体験を絶対に損ねないためにどのようなプロダクトを提供すればよいのかを日々考え、実装し改善を重ねていくというのもプロダクトチームの大きな使命の一つです。
プロダクトラインナップを拡充し、UPSIDERファンを熱狂させる
前述の通り、企業やその従業員が支払い行為を行っている前後には、必ず連続性が高い業務が存在しています。
決済したらレシートを出すという後続の業務だけではなく、決済をして良いという許可を与える稟議のような事前の業務も存在します。
これまでの業務システムというのは、多くの場合、業務データをあつかうデータベースを中心にシステムが設計されてきたと思います。
なので、稟議データはワークフローシステム、経費精算情報は経費システムというように、その時代では当たり前と考えられていた業務の単位でシステムは区切られ、その断絶を運用設計によって最適化していたように思います。
これが、技術の進化によって、これまでシステムによって隔てられていた業務の境目が、一連のコミュニケーションの流れ・フローによって再構築されつつあると私は考えています。
例えば、稟議申請を上げて法人カードの利用が承認された後、利用予定日を過ぎたら証憑を出すようにリマインドをしたり証憑を自動で回収してほしいですし、その後の会計処理も適切に行なって会計システムに流し込んでほしい、というように、一連の業務フローとして一気通貫で体験を提供してほしいというニーズに移り変わってきていると考えており、そのためには我々もプロダクトのラインナップを拡充し、より働く人にとって自然なフローとして体験をできるようにしていく必要があります。
我々UPSIDERのプロダクト開発チームは、ここから1年の間に、ちょっと私も驚いてしまうペースでプロダクトラインナップを拡張しようとしています。
技術の進化によってこれまでの当たり前を疑い、あるべき体験を提供できるプロダクトを新しく開発し、プロダクトラインナップを超高速に拡充していくことが、我々の重要な使命の一つとなっています。
顧客ニーズに対して、精度高く、高速にプロダクトをリリースできる仕掛け
ユーザーが求めるプロダクトやサービスの形というのは、対応する業務システムを提供して終わりではなく、ある業務をそのまま代行して完遂してほしいというニーズが増えているように感じています。
特に生成AIなどの技術の一般化によって、コミュニケーションの領域までソフトウェアが侵食可能となった今では、「完全には単純化されていなくて、情報の正規化もされていない業務情報だけど、ルーティン業務にはなっている」というような業務を、まるっと代替してほしいというニーズは、かなり顕在化されてきているように感じています。
そのため、UPSIDERのプロダクト開発チームは、システムやAIで自動化された機能を開発し、提供することを前提としつつも、BPO的に顧客の業務を請け、顧客の業務やその実現フローを人手で代替する組織も付随しています。
そしてそこで得られた知見をベースに開発を進め、開発者の思い込みではない、真に顧客が求める姿のプロダクトを、精度高く世の中にリリースできる仕組みを備えています。
顧客のニーズを、柔軟な思考で、これまでの既成概念にとらわれずにプロダクト化していくことで、これまでの業務システムとは一線を画す体験を提供していくというかなり高難易度でチャレンジングなミッションに向き合っているがUPSIDERのプロダクト開発チームなのです。
プロダクト開発・運営と切り離せない組織開発・運営
UPSIDERでは、決済プラットフォームという、安心して、いつでも、使っていただけることが絶対であるプロダクトを提供しており、可能な限り可用性が高く、障害にも強いシステムアーキテクチャに基づいた開発を行っています。
ただ、当然ながら運用と機能開発を続けていると、技術的な負債が溜まってきてしまったり、プロダクトの生産性を落としてしまったりするような問題が発生することには、避けられない課題として向き合い続ける必要があります。
一般的に言われている通り、組織とプロダクト開発・運営は切っても切り離せない関係であり、このような課題については、エンジニアリング面からのアプローチだけでなく、組織改善によるアプローチも合わせて行うことで、ユーザーからの多様なリクエストだけではなく、法制度改正を含む社会環境や、トレンドに対応しやすい組織であることを、常に意識して組織運営する必要があります。
とは言え、電子帳簿保存法やインボイス制度等に代表される法制度改正、LLMを始めとした技術トレンドの変化、クレジットカードの不正利用手口の変化、などなど、ものすごい勢いで変化が起きまくる荒波を乗り越えるのは、並大抵の苦労ではないというのが実情です😭
このあたりは、いつも一緒に課題に取り組んでくれている、VPoEのYusukeやEMたちと詳細をいずれお話したいと考えています。
一緒にチャレンジする仲間を大募集しています!
ここまで長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございます。
正直、自分で書いていてもちょっとびっくりしてしまうぐらい、UPSIDERは世の中の常識を根底から変えていくような金融プラットフォームプロダクトを、本気で開発して提供しようとしています。
そしてここには書けていない取り組みも、まだめちゃくちゃたくさんあるんです・・・。
今、まさに大きな技術進化が起こっている時代に、ふさわしいチャレンジをしていると胸を張って言うことができるのがUPSIDERのプロダクト開発チームだと思っています。優秀で信頼でき、私のくだらない冗談にも生暖かく笑顔で返してくれる素敵なメンバーが揃っていて、本当に毎日仕事をしていて楽しいです。
でも、まだまだ我々の挑戦を成功させるための仲間が必要です。もしもこの記事に少しでも興味を持っていただけたなら、カジュアルにお話するチャンスを私たちに下さい🙏
カジュアル面談をご希望の方はこちらから!
森・もしくはUPSIDER メンバーがお話しさせていただきます!!
次回予告
さて、次回は3月20日が祝日なので、翌日の21日木曜日の11時に、UPSIDERのカードプロセッシング基盤の開発チームと不正利用対策責任者に、UPSIDERの決済プラットフォームの技術的な詳細と、そのチャレンジや面白さについて語ってもらった対談インタビューをお伝えします。
技術的な詳細や面白さはもちろん、Techチームと、Bizチームの固い信頼関係があるからこそ実現できている、決済体験の良さや、不正利用率の低さについて、皆さんにもお伝えできればと思っています。
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