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火の時代から風の時代に生きた音楽家を分析して、今後に役立ててみる

既に多くの方がご存知と思いますが、2020年12月22日にグレートコンジャンクションという星の移動が起こり、時代は地の時代から風の時代へと移り変わりました。

風の時代は240年〜250年くらい続くそうです。

そこで、過去記事「ベートーベン250歳」を思い出し⬇️

「ベートーベンが生まれた時はちょうど今と同じく時代が変わった時だった!」という事実に気付きました。


地の時代の前は火の時代だったそうで

火 → 地 → 風 → 水 → (火に戻る)

とサークルとなって繰り返すのだそうです。

今は「風の時代」が来たばかりで、占星術や星に詳しい方々が風の時代を生き抜く術を教えてくれています。私は占星術の専門家ではないので、こちらでは歴史と「過去にあった時代」に芸術家達を照らし合わせて、勝手に分析、検証してみたいなぁ〜、ということで

「みんな、きちんと時代に沿った生き方してたかな?」という企画!


火の時代はどんな時代?

 「火」というと戦いのイメージがありましたが、どちらかというと明るく華やかで、精神性が向上していく時代でした。この時代、パワーは天皇や貴族にありました。世界では、「中世」といわれる時代です。やはり、王や貴族がパワーを持っていました。
【火のエレメント】 生命力 情熱 向上 創造性 直感 情熱 興奮 理想を開拓 炎 熱 正義 戦い 競争 自己主張 表現 楽観 支配力 直感 勝ち負けが基準


クラシック音楽の基礎は「火の時代」に築かれた

私達が勉強しているクラシック音楽の基礎はバロック(古典)と呼ばれるもので、その多くが火の時代(1600年〜1800年くらい)に作られていたことがわかります。

その後、ロマン派や近代へと変化したのは「地の時代」に入ってからです。

バッハ    1685〜1750(火の時代)
ハイドン   1732〜1809(火の時代)
モーツアルト 1756〜1791(火の時代)

火の時代の特徴として、次のような歴史から紐解く事実が興味深いです。時代が地球レベルでの変革ということが理解できます。


平安時代は784年ごろから始まりますが、その頃からおよそ240年は火の時代で、そのままぴったり平安時代前半に該当します。貴族文化が華々しく花開き、平和が長く続いた明るい時代。多くの文化作品が生まれました。空海や最澄のような天才が現れて、日本人の精神性の向上も起きています。


貴族文化が花開き、多くの文化作品が生まれたのはヨーロッパも同じでした。クラシック音楽もこの頃に作曲されたものが基礎となっていて、今も継続して受け継がれています。


地の時代はどんな時代?

「地の時代」は私達がついこの間まで生きてきた世界なので良く知っていますが、ここではおさらいとして再確認します。

【地のエレメント】 価値 物質 所有 蓄積 堅実 努力 着実 成功 上昇 自力で達成 常識 既成 概念 組織 文化 伝統 生産 安定 物質的な豊かさ 感覚 損得 危険か安全かが基準


火から地の時代に生まれたのがベートーヴェン

ベートーヴェンは火から地の時代へと移り変わる混沌とした時に生まれ、人生のほとんどを地の時代で過ごしました。

ベートーヴェン1770〜1827(地の時代)

ベートーヴェンは真面目で努力家、堅実、コツコツと積み上げる作業を怠らないという、山羊座の性質(誕生日は山羊座より一週間早いのですが)を持ち合わせた人で、地の時代にとても合った性格だったように思います。

そして作品は、古典派からロマン派への橋渡し的な役割を持ったものが多く、火の時代で培われた基礎を土台とし、時代に合わせてアレンジし、定着させたのはベートーヴェンと言えます。

時代の性質「堅実努力着実上昇し、安定させ定着」させた彼は、持って生まれた資質が時代の波に乗り、それは時代に後押ししてもらったかのようです。地の時代の寵児と言えます。


残念だったのはモーツアルト?


火の時代では権力や宗教をめぐって戦いの時期が続いていることがありました。新しい領地を開拓しようとするムードも高まっており、火のサインの世界観が続いていました。250年くらい前には、世界を大きく変えていく歴史的な出来事が続きます。ちょうど、アメリカの独立フランス革命産業革命などがあった時代と重なります。今までの体制が崩壊し、新しい国家を築くことになったり、新しいシステムが登場して、大きく働き方が変化していくことになります。


モーツアルトの場合、時代が火から地へ変わった時は彼が26歳の時です。

それまでは父と巡業の旅をしながら音楽教育を受けつつ、作曲や演奏を教会や皇帝に求められれば行う、いわば長期休暇(長期海外出張)が許される優遇されたエリートサラリーマンでした。

でも、この頃、ザルツブルグ大司教と喧嘩して追い出されてしまってからはフリーランスの音楽家として独立します。

地の時代に変わったので、上司(大司教)に従いザルツブルグに安住し、教会や皇帝に仕えながら作曲&演奏活動するという生き方が地の時代に即した賢い選択だったように思いますが、モーツァルトはそれを蹴りました。

大司教と喧嘩の後はウィーンに移り住み、フリーの音楽家として演奏会、オペラの作曲、レッスン、楽譜の出版などで生計を立てていました(これはまさに風の時代の生き方だったのではないの?)。「地の時代」に「風の生き方」をしちゃったので、生活が困窮しちゃったんじゃないの?と思わずにはいられません。

時代が地の時代に突入した時(ウィーンへ引っ越した翌1782年)、モーツァルトは父の反対を押し切り結婚します。この年は時代が移行するグレートコンジャンクションが起きた時でした。

妻もモーツァルト同様、遊び好きで、気まぐれで、浪費家でした(そうでもなかったという説も残っておりますが、財産が無かったのは事実)。もし、妻がモーツァルトの築いた財を堅実に貯蓄し増やし、成功への道を着実に登れるよう後押しができる妻だったら、モーツァルトの最期は違っていたかもしれません。貧困から共同墓地に埋葬され、天才の終焉としてはあまりにも残念な状況でした(アマデウスを見てね!)。

いくら天才でも皇帝や教会の庇護なしでは難しかった時代ということですね。


でも、風の時代なら大成功

しかし、これらは地の価値観から見たモーツァルトの姿です。風の時代となった今は「皇帝や教会に雇われて表現の自由を縛られていた場所から抜け出して」心の声に従い自由を手にした彼を称賛する世の中になることは間違いありません。

それが例え悲惨と思われる状況であっても、心の声が重要な精神世界へと突入するわけですから、彼の生き方は最高だった!と、なるはずです。


これからの風の時代をどう生きる?

これから音楽や音楽家、もっと言えばエンタメ業界がどのように形を変えてゆくか私には想像もできませんが、時代が動いた今では、その流れに逆らわず、続けられる方法を見つけ出すのが今を生きる私達のしなければならないことなのかもしれません。

あまりお金に拘らず、自分が心地良いと感じることをしてゆくことで、満たされ、結果、何かが生まれるのかもしれません。

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