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だから、「57は素数である」と言ってくれ。

1.1はじめに

 まずは、コーヒーを淹れてくるといい。この話は定理にもならない話だが、ジュースを飲みながらには少し苦すぎるのだ。
3に19をかけた数
19を3回足した数
それが57である。しかしながらこの数字、数学科の特異な方々の間では「素数」の名を持つ。
数学科を志願してきた人間だ。「素数」と「合成数」の違いなんて分かる人か権力を振りかざす人しかいない。

2.1数学と権力は存外切り離せない関係にあると言える。

1.2素数となんだろうね

 ただ、何かを知らない人のために説明を置いておこう。
「素数」と「合成数」というのは、ある数字の判定結果である。
まず、この数字に条件をつける。自然数で1を除外してみよう。
ある数字において割り算を考える。この割り算にも条件をつけてみよう。
あまりはなしで、答えも自然数にしよう。
そうすると、割れない数字が現れてくる。
7はどんな自然数で割っても自然数にはならない。ただ唯一7を除いて。
このようにある数字を自身を除いてどんな自然数でも割っても自然数にならない数字が素数である。

2.2数学科に進んだ学生の多くは教員免許を取得し中高生に向けて教鞭を取る。

1.3定義の重要性

 私は決して、素数が1と自分自身以外で割り切れない数なんて、源氏パイのように軽い言葉で片づけない。軽いというのは定義の軽さではなく、文学的な軽さということだ。数学的には定義が一番重く、数学科では定義を丸暗記する。なんてことはない、英語の四技能にアルファベットと書かれていないほどにそれは、基礎的な内容なわけだ。数学での定義もそのメタファー表現だと捉えていただけると幸いだ。しかし、それを書いてしまうのは果たしてメタファーなのだろうか。素数でない数、それが合成数である。素数を掛け合わせ数が合成数である。

2.3その中にも統計学を学び、専門職として一一般企業へと駒を進めるある種、優秀な学生もいる。


1.4由来の話

 二十数行戻ろう。3は確かに素数である。加えて、19も素数である。これらが掛け合わせられた数字それが57である。つまり、57は合成数のはずである。狂気の沙汰、数学科ではこんな計算もできなくなってしまったのだろうか。否、ある種のことわざに近いものとも私には感じられる。

 言えば数学科でのことわざだ。

「猿は木から落ちる」

「年上の女性は金の草鞋を履いてでも探せ」

「四面楚歌」

 当然、ことわざには由来が存在する。果たすその由来を少し引用しながらここに置いていこう。群の名前にもなっている彼は環、つまるところ代数学、を中心とする授業の最中だという。

「グロタンディーク先生、先生の話は抽象的過ぎてわかりません」
「そうですか?」
「何か具体的な素数を例にして話をしてください」
「なるほど。ではこの素数を57として話をしましょう」


権力とはお金に近い集まるところには集まるのだ。そして、グロタンディーク先生にもその権力、権威は集合しているのだ。57を素数に仕上げた権力者によってその合成数は名付けれる。「グロタンディーク素数」と。数学科は先に述べたように定義の重んじる、抽象的な概念を重んじる環境である。残念ながら、だからこそ、数学科は具体的な概念、計算を不得手としてしまう。工学的な環境と一線を画し、相容れることはできない理由の一つがそれなのだ。

2.5生命、損害保険には多くの確率評価が必要とされ、これは専門的な資格職となっているのだ。

1.6再精査される素数

ただただ、これは計算にも重要性や意味がある。それだけで、いいはずなのだ。ところが、数学は歴史的遠近法の中で古典数学となること許しはしない。平成26年が最初の資料と思われる素数大富豪は現在、多くの数学愛好家たちを魅了する数学トランプゲームの一種だ。素数を基本として出せないこのゲームにおいて、本家の大富豪の8切りの代わりを務めるカードが必要である。その代役を務めたのが、かのグロタンディーク素数である。そう、長年の時を経てこの素数は記憶に刻まれる機会を得たのだ。数学科が二人集まれば始まるこのゲームによって素数は記憶に刷り込まれる。

2.6アクチュアリーと呼ばれるこの資格職は一企業の経理に関わり会社をすべて知れる立場にいることが多い

2.7故に結果はどうであれ権力を握る可能性に富んでいるのだ。

1.7最後に表題の件につきまして

詰まるところで、この具体性の重要性を解く一員として、この57は不運にも語られることとなるのだ。さて、コーヒーは飲み干せたかな。冷めてしまったら、今度いい店を紹介しよう。折角だしトランプをしながらなんていかがだろうか。ただ、会ったことがない君とどう、待ち合わせをしたものか。あ、いいことを思いついた。合言葉はいかがだろうか。先に行ってブラックを頼んで待っている。君は砂糖はどの位入れるのかな?まあ、いい。いい店を知っている。君が学生だろうと関係ない。むしろ、今のうちにあのいい店には行くといい。当日私は黒のズボンに灰色のセーターを着ている。そして、右側の一番奥の席で本を読んでいる。

3.1お久ぶり

最近この記事がとても多くの方に見られているのはとても嬉しい.ただ,未だにコーヒーを一緒に飲む者は現れない.本当に理解しているのかい? もしそうだとしたらそれはすごいことだな.僕もきちんと理解していない.でも数学ってのはどこまで行ったら全てを理解したと言えるかなんて難しいだろう.そりゃあ素数自体はそんなに理解し難いとは言いづらいだろう.ところが,これをもっと大きな枠組みで理解しようとするとこれが代数学になるわけだ。

3.2だえんチャレンジ496を始めてみたよ

詳しくはこちら

https://note.com/upmocchan/n/n1f70453fa203

3.3 動画で補足してみた

【炎上覚悟!】57は素数だ!話題に追いつけ!数学科の鉄板あるあるネタ https://youtu.be/lrX3jR2alA4



暇な人、興味を持った方は是非ともこちらもご覧下さい。

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