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世界という現象

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我々が普段「世界」と呼んでいるものは、確固たる物質存在ではなく、我々の「多数決」的な認識で、その姿は変化する、という流動的な側面を持っているという視点で捉えた世界像を描いたエッセ…
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#病歴

ひずみ~世界の歪みから・シルバーブロガー かく語りき~

以前、脳の疾患(脳卒中)」を患った事がある

脳に損傷を負うという事は、

実に不思議な体験で、

MRIで撮影された脳の断面画像には、はっきりと白い影(損傷部位)が写っている。

その後、再発も経験し、健常者に比べると、正常に機能している脳の部位は明らかに少ない。

脳が個人の「自我」とか、「個性」や「人格」の源であるなら、発症前の自分と発症後の自分がまったく同一である保証は、どこにも無いし、む

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