【ビジネススキル】ビジネスは感情ではなく数字で語る
成長したいビジネスパーソンの為の、幅広い知識を横断的に身につけてリベラルアーツ化を目指す note。
本稿では「 数値化の鬼;安藤広大」を引用して、数値化の大切さを紹介していく。
【読んでほしい人】
・数字で思考することが苦手な人
・感情の方が大事と思っている、定性的に考える人
・論理的思考力を養いたい人
【プチコメント】
ビジネスはお客様がいる限り、主観的ではなく客観的に物事を推し量る必要がある。━━━だって独りよがり、自己満では価値提供できないからだ!
だからこそ客観的の代名詞でもある数字で思考し、語れることがビジネスパーソンとして必須な素養となる。
今までどうしても数字がなんだか苦手だなーと感じるあなた、このブログを読んで明日から数字への抵抗感をなくしませんか?
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#1.数値化の鬼となる瞬間
果たして読者のどれだけの人が日ごろから数値で思考していると自信をもって回答できるだろうか。
いや、
多くの人は正直主観で思考している、もしくは数値で考えることから逃げている
のではなかろうか。━━━少なくとも私が見てきたメンバはそうだった
例えば、新しいサイトを立ち上げる時に「ここは赤色でいいよね」「そこはちょっと大きめな画像を入れようか」という主観的思考がある。
それだとだめだ、確実にチーム全体で認識が揃うことはない。
赤色と一口に言っても多くの種類がある。鮮明な赤と暗めな赤ではかなりの印象の差があることはお分かりいただけると思う。
大きさだってそうだ。「大きいビル」と言われて10F位のビルを想像する人もいれば、東京タワーを想起する人もいるだろう。
チーム全体でそれ以外認識がないように数字で語る。それが無駄な齟齬を生まない最有力な方法なのである。
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#2.〇〇力というのはニセモノだよ
世の中に溢れている〇〇力という言葉。それらは客観的に皆がわかるものとして語られているだろうか。
「あいつは忍耐力があって、だから成功するんだよな」「ちょっと自分は集中力がないからダメだわ」
3回連続で大きな失敗をしてもへっちゃらな人間と、1年間かかさず読書している人間とどちらも忍耐力がある、と一括りにしていいわけはない。
体の良い言葉で論理的に、数字で会話しているように錯覚してはならない。
自分が話す内容は誰もが客観的に同じと認識できるようにする必要がある━━━おっと。そろそろしつこいか?
抽象的な言葉を使う時は、それをどのような定義で言っているのか伝えてあげるといい。
例えば、以下のような感じである。
「僕は1か月かかさず習慣を継続できる人間を忍耐力のある人間としているのだけれど、Bさんは本当忍耐力があるよ」
そうすれば変な齟齬を発生させずに、自分の思考を伝えることができる。
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#3.確認事項はシンプルisザベスト
不安症なマネージャーほどあれもこれも全て確認したがる傾向にある。営業マネージャーであれば、架電数、商談件数、メール件数、受注件数などなど
もちろん、受注がビハインドしている時はその原因がどこにあるのか考えるためにブレイクダウンする時も必要だろう。
ただ日々の進捗を確認するためには、受注件数だけでいい。全て報告させるからメンバーはそれに時間がとられ本業に時間がかけられないし、マネージャーは報告に目を通すだけで一日が終わる。
そんな本末転倒に陥らないよう、確認事項は最も重要なシンプルな項目にとどめるといい。
日本教育では論理的思考力や客観的に物事を思考するような学習はないため、どうしても苦手な分野となることが多い。
ただ希望を持ってほしい。数値化の鬼になるのは、
後天的に誰でも身につけられるものなのである。
わかっているけど中々
必要なのは、数字で思考することの重要性を理解し、まずは日常で数字で思考する、定性的な言葉を使わないようにする、そしてそれを継続することである。
以上、数値化の鬼になろう。