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友人と起業した私が、友人との起業で失敗しないための7つのポイントをお伝えする

前回noteを書いてから・・・5ヶ月・・・ヒィィィィイイ・・・っていうのを何回やるねんって感じかと思いますが毎回やらせてください。こんにちは、NOMALの平山です。

今日はタイトル通り「友人との起業」について色々と語っていきたいと思います。直接の知り合いの方は既知かと思いますが、弊社株式会社NOMALの代表、松本祥太郎はビジネスパートナーでもあり、私の大学時代からの友人でもあります。年齢も同い年。

ちなみにこれが出会った頃の写真。大学四年生ですね、わっかい。
就活のインターンで出会ったのでその打ち上げでの一幕です。ピースが時代を感じるね!

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ただの友人だった我々が、なぜ一緒に会社をやることになったのか?はこちらから読めます。(今は33歳になっちまいました)


「友達同士でよくうまくいくね」

松本が社長、私が副社長。そう伝えると、決まって言われる言葉があります。

「友達同士でよくうまくいってるね!」

この言葉には多分いろんな意味がありまして「経営の方針で揉めないのか」「株はどういう配分なのか」果ては「男女の関係はないのか(←これほんとに多い。言われるたびにもやつきます。言ってくるのは今のところ100%男性)」など。言外の含みがそりゃもうあります。

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(なんでやねん!!)


弊社は幸いなことに大きなトラブルはないのですが、確かに世間の起業家の様子を見ていると、友人同士での起業は珍しい様子。「友人 起業」と検索すると、予測に出るのは「失敗 トラブル やめとけ」といったマイナスワード。友人の顔と仕事の顔は往往にして違うだろうから、勢いで起業してしまうと揉めるのもまぁわからんでもない気がします。

だけど!!それでも声を大にして伝えたい!!!

友人同士の起業はうまくはまればメリットしかないよ!Facebookだって友人同士で起業してるでしょ?

ということで、本日は友人同士での起業を考えている方に、私なりの失敗しない7つのチェックポイントと、友人同士の起業のメリットを伝えます。


友人同士の起業のメリットとは

まず最初に、私が思う3つのメリットをお伝えします。

1.感情の共有ができる
はい、これはすごいメリットかと思います。友人だからこそ感情の共有をすることに抵抗がないんです。日々起こる色々なトラブルに対して感じる、小さなストレスをすぐに話せる人がいるのは大きなメリット。プライベートな話もできることも大きい。経営者は孤独と言われやすいですが、私は孤独を感じたことはありません。

2.ベースの価値観が似ている
そもそも友人であるということは、根本的な価値観が似ているということ。笑いのツボだったり、人に対する距離感だったりが似ていると、色々と物事を進めるときのストレスがあまりありません。

3.周囲から応援されやすい
冒頭で「よくうまくいってるね」と言われると書きましたが、これに続く言葉は応援の言葉であることはほとんど。友人同士の起業ってなんかいかにも青春の延長って感じでいいじゃないですか・・・お笑い芸人も「中学校の同級生で今に至るまでお笑いやってます」って方がなんとなく応援したくなるのと同じような・・・(違うか?)とにかく温かい目で見てもらえることが多いのです。あと、そもそも友人なのでお互いの友人の紹介がしやすく、結果応援の輪が広がっていきやすいことも大きなメリット。

いかがでしょう?よくないですか?

このどれもが一過性でなく、永遠に続くメリットなのもポイント。だからこそ強くお勧めしたい・・・!!!

(友人が友人を呼んで社員になってくれたりも)

とはいえ、確かに友人だからこそ失敗するポイントもいくつかあるのも事実だと思います。次の項目で私なりの失敗しないための7つのポイントをお伝えします。


友人起業で失敗しないための7つのポイント

さあ、チェックすべきはこの7つだ!!!詳しく解説していきます。

1.感情的なタイプではない
2.家族レベルで気を使わないが礼儀がある
3.どんなジャンルの話でも楽しくできる
4.社会に対するビジョンが等しい
5.根本的に尊敬できる
6.別の生き物だと思える
7.フラットだがリーダーが明確である

1.感情的なタイプではない

経営をしていると色々な意思決定のシーンに晒されます。
もちろん意見が食い違うこともありますが、その度にいちいち感情的になって喧嘩していたら死ぬほどストレスです。そういうのを「熱い!」って好きな方もいるかもですが・・・正気か?
これずっとやらなきゃいけないんですよ。会社だから。ただただ疲弊するだけです。

相手とは意見が違うことを前提に、冷静に話し合えるかどうかは超大事な能力。私も松本も元々感情的なタイプではないので、意見のぶつかり合いはありますが、幸い喧嘩は一度もありません。


2.家族レベルで気を使わないが礼儀がある

上記とは逆で、友人としての良好な関係を崩したくないあまりに、言いたいことも言えない(ポイズン・・・)となってはどちらかにフラストレーションが溜まる一方。
「勇気を出したら言いたいこと言えます」というのもアウトです。勇気を出してる時点でストレスだから。なので、そもそも家族レベルで気を使わない関係かどうかはとても大事です。

でもコミュニケーションまでマジの家族レベルになってはダメ。
家族だと「LINEの返事は後回しになりがち」で「感謝は照れくさいから伝えられない」はありがちですが、パートナーには返事は迅速に、感謝はマメに伝えた方が絶対に良いです。
間違ったと思ったらすぐ謝るし、大変そうなら手を差し伸べる。これは私より松本の方がずっとマメで、学ぶことも多かったところです。


3.どんなジャンルの話でも楽しくできる

社会から文化、ビジネスや政治、経済から歴史、ファッションからスポーツ、恋愛や結婚まで。どんなジャンルの話でも楽しくできる友人って案外少なくないですか?

共同創業するなら、どんなジャンルの話でも楽しくできる人がおすすめ。知識量の有無ではなく、根本的に好奇心があるタイプであるからです。その人となら、例え1つの事業がうまくいかなくても別のジャンルで事業を作り出せる可能性があります。

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(何故か野球事業も行っている弊社)


3.お金に対する価値観が等しい

これ、すごく大事です。
軌道に乗るまでは必死すぎて、案外気づかないお金に対する価値観のずれ。会社が大きく利益を産んだ瞬間に揉めるのはよくある話。この価値観は多少気まずくても事前に確認する必要があります。

私達の場合はかなり似ていて、お互いに「ブランド・車・住居などにそこまで興味がない」「社員と飲みに行くの大好き」など、あんまり物欲がなくどちらかというと経験にどんどん変えていきたいタイプ。
また、役員報酬をガッツリもらいたいと言うよりは、オフィス投資や事業投資の方が面白いなと感じます。

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(最近新しいオフィスに!!新しい仲間も増えたよ。可愛いわんこも)

もちろん「いい家に住むために稼ぐんだ!」という動機も素晴らしくて、お互いにその価値観が等しいかどうか確認できれば大丈夫。「宝くじ1億当たったらどうする?」みたいな話ができるとちょっと探り合いができるかもしれません。


4.社会に対するビジョンが等しい

細かいところが等しい必要はないと思うのですが、ざっくり「社会にどう影響を及ぼしたいか」のビジョンが等しいことは大切です。
弊社の場合は「他人のチャレンジを応援したい」というビジョンが何をやっていても同じで根底にあります。これはその人の問題意識に起因するものなので、社会に対する課題意識を話してみると、すり合わせができるかもしれません。


5.根本的に尊敬できる

「自分が相手を尊敬している」だけではなく、「相手からも自分は尊敬されてる」と思えれば大丈夫。(尊敬できない人に起業しよう!なんて言わないかもしれないが)

根本的に尊敬出来ていれば、例え意見が違っても傾聴姿勢を取ることが出来ます。「意見は違うけど、こいつがいうなら聞いておいた方がいいな」とお互いに自然に思えます。
またお互いへの尊敬の感情は、部下や得意先にも伝わっていきます。それが会社の良い雰囲気の醸成へと必ず繋がります。

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(気づけば仲間が増えていた。ありがたいことです)


6.別の生き物だと思える

はいこれ私にとっては結構大事!!!
1〜5までクリアできたとしても、やはり違う人間なのでどうしても食い違いは起こります。話し合いで解決できないことだってあると思う。

そこで狼狽えず、ヒートアップせず「まぁ別の生き物だしなあ」とある程度割り切れるかどうかは大事。私たちの場合は男女という性差があるため「そりゃ違う生き物だよなあ」と自然に思えますが、同性同士だとこの意識は余計に大事なのではないかと思います。

「別の生き物だしなあ」と思い接することで、「得意分野も違うからこれはあいつに任せてみよう」みたいな発想へ繋がるはず。無理な同調を目的にしない方が良いです。


7.フラットだがリーダーが明確である

確認したいのが「一方がスキルを搾取される関係であってはならない」ということです。上流・下流の関係が続いてしまうと、どうしても使う使われるになってしまい、共同創業には向きません。
スキルを搾取されるだけではなく、お互いがフラットに経営に対して意見を言えることが大事ですが、いざというときのリーダーが明確にしておく必要があります。

弊社の場合は役職が違うので、代表松本がリーダーでわかりやすいのですが、共同代表だと役職上は並列になってしまいます。有耶無耶なまま始めずに、リーダー(=最終意思決定者)がどちらになるかを確定しておくことが大切です。


友人との起業は悪ではない!

いかがででしたか?普段の弊社の様子も伝わればなと思い、ちょっと写真多めでお伝えしてみました。こんな感じで風通しよく働いております。

友人との起業は確かに注意も必要だけれども、うまくいけば他にはないメリットがあるよ、ということが伝えたかった。もし友人との起業を考えている方がいれば、背中を押したい。

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(某クラスのポスターの真似)

ここまでお読みくださりありがとうございました!

さて、次は何を書こうかな・・・。ネタがない・・・みんなどんなの読みたいんですか???
このままだと次回はオススメの漫画10選とかになる・・・それもいいかな・・・ちょっと考えます・・・。


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