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ノイズを除いた先にあるもの

実家から自宅に帰ってきました。帰宅早々、疲れなのか何なのか、貧血時の立ちくらみのような症状に襲われて、ぼんやりと横になって一日を過ごしました。


車中睡眠だったので、睡眠不足解消のために幾度かうつらうつら眠りにもつきつつ。

夢と現実との狭間を行ったり来たりしているような感覚が、どこか非現実的で心地よい。さっきまで頭の片隅にあった思考が、自分のものなのか、はたまた夢で感じたものなのかわからなくなる感覚。……どちらにせよ、自分自身の思考回路なのだけれど。


ぼんやりと頭が働いていないようで、実はこういうときこそ自分の深部に辿り着きやすい気がする。百パーセント通常運行していないからこそ、余計なノイズが間に含まれず、ただ純粋に思っていることだけが頭の中に残っているから。

……そもそも、ふだんわたしは余計なノイズを抱え込みすぎているのかもしれませんが。


頭をしっかり使う仕事の“書く”には適していない状態だけれど、創作としての“書く”には案外適しているのだなあ。

などと考えながら、スマホ片手に文字を打ち込み続けています。

同じ向きばかり向いていられないから、必要に合わせて左手で打ってみたりね。

何だか、脳のいいトレーニングにもなりそうです。

ただ、いつまでもこんな雲の上でふわふわしているような状態ではいられないから、早く体調整えないと、ね。


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