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要領の悪いファーストペンギン、兄姉に恵まれる

兄弟において、下の子は要領がよいものだとよく言われる。

年の差がある兄弟では、どうなのかわからないのだけれど、年が近いと目の前に見本がいるようなものだから、(あ、あれはやめておこう)と学べるのは確かだろう。

実際に、わたしは要領が悪いとよく叱られ、二歳年下の妹はよく褒められていた。事実、妹は要所を押さえるのがうまかったし、手際も良かったのだろうなと思う。


この間、こんなツイートをした。

ツイートの内容とはズレるのだけれど、今はネット上に「上の子」を見つけられるといってもいいのかもしれない、と、ふと思う。

「えー、そういうこといっちゃって大丈夫?」だとか、「うわあ、しょっちゅう爆弾投下しているなあ」とか、そういうやりとりを眺めていられるのって、考えようによっては恵まれているのではないかな。

要領の良さはさておき、対人スキルを磨くためのお手本は、良くも悪くも溢れかえっていると思う。

中には意識して燃料を投下する人もいるから、そこは見極めと取り入れ方に吟味が必要だけれどね。


……そんなことを思ったのは、わたしがよく親に対する発言の仕方で叱られてきたからだ。そんな姉を見ていた妹は、それはもう、それはもう、それはもううまかった。

姉をつぶさに観察していたのだろうなあ。一家の子どもとしてファーストペンギンである上の子は、親子ともに前例作りと実験台なのだ。(良くも悪くも)


それが、今は不特定多数の人のやりとりや考え方に容易に触れられる。誰しもが自分の人生においてはファーストペンギンなのだけれど、判断材料になるものや価値観や発信の仕方など、「上の子」に恵まれている下の子だといってもいいだろう。

ああ、あと、これもね。
SNSを使う中で、自ら不快になりにいく必要はないし、ただ関係性を広げればよしとも思わないけれど、先日書いたnote同様、わたしは門戸を開けているし、広げたい。「狭いから楽」もあるけれど、「広げれば楽になる」ことだってあるのだよなあ。


#エッセイ #コラム #考えていること #SNS #日記 #ブログ

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