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【ついに完結!!】Yahoo!ディスプレイ広告攻略法~クリエイティブ攻略法 編~

こんばんは、神宮寺です。
私は某広告代理店の広告運用組織のマネージャーをしております。

前々回は、プラットフォーム刷新の変更点とITP対策について
前回は、自動入札の攻略法について、まとめました。

これらの記事もぜひチェックしてほしいのですが、今回の記事がもっとも重要な内容です!

【アジェンダ】
(1)プラットフォームの刷新について(YDN→YDA)
(2)ITP対策法
(3)自動入札攻略法
(4)ターゲティング攻略法
(5)クリエイティブ攻略法

本日は完結編ということで、(5)クリエイティブ攻略法についてまとめました。
それではいきましょう。


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(5)クリエイティブ攻略法


【前提】プレイスメントを把握する

クリエイティブ戦略を考える上で、「どこに広告が配信されるのか?」を理解しておくことが一番重要だと思っています。
YDAの場合、初動はプレイスメントをYahoo!面のみに絞ることをオススメします。

プレイスメントリストで、「yahoo.co.jp」を手動で入れてリスト作って紐づけるだけでOKです。

理由は、外部メディア含めて、有象無象の配信面に出ている状態だと、クリエイティブPDCAの軸が見定められなくなるからです。

Yahoo!は膨大なユーザーを抱えているメディアですので、Yahoo!面に絞ったとしても月間数千万円は軽く使えるポテンシャルがあるので、
ボリュームも心配しなくて大丈夫です。
Yahoo!面に絞ると、配信の約7~8割はYahoo!トップ面の配信になるので、この面に最適化するためのクリエイティブを考えるのが最も効率的です。


クリエイティブで抑えるべきポイント6つ

①特に重要なサイズは、「1200x628」「300x300」

配信をスケールさせるためには、レスポンシブフォーマットの攻略が重要です。
この2つが攻略できれば、配信量も成果も十分担保できます。
また、テキストと一緒に配信されるので、画像を作りこむ必要がないので、PDCAも回しやすいです。

・1200x628 :最もCPAが合わせやすい
・300x300   :最も配信量が出しやすい


②CTRに重点を置く

YDAでは、CTRを高くすることで、CVRも上がる傾向にあります。
理由は以下2つです。

(1)掲載順位が上がる
・スマホのYahoo!トップ面では、掲載順位1~8位までに約7~8割のユーザーが集中している
・順位が上がるほど、新規ユーザーに接触できる確率が上がる
・掲載順位が下位になるほど一部のヘビーユーザーにしか広告が当たらなくなってしまう

掲載順位


(2)オークション勝率が上がる
・eCPMが上がることで、オークションの勝率が上がるため、予測CVRが高いユーザーに広告を配信できるようになります。(※自動入札を使っている場合の話です)
・eCPMが低いとあまり人気のない予測CVRの低いユーザーの在庫が回されてしまいます。

以上の理由から、CTRが上がれば、CVR上昇のボーナスを得ることができます。
もちろんCTRを追い求めすぎるとCVRの低下を招くので、そこのバランスは重要ですが、ややCTRに重点をおいてPDCAを回すのがよいと思います。


③CTRが上がりやすい画像の特徴

✅文字を入れない
YDAは、画像内文字領域の制限がない媒体ですが、文字を入れないほうがCTRは高い傾向にあります。

✅二分割画像は成果が良い(※1200x628の場合)
LINE NEWSやSmartNewsなどと異なり、画面の横幅いっぱいに画像が表示されるので、情報量を多く入れられる二分割画像との相性が良い傾向にあります。

✅芸能人画像との相性が良い
Yahoo!トップ面は、芸能人のニュースが数多く並んでいるため、芸能人画像は掲載面との親和性が非常に高いです。
もし使える素材があれば、必ず試してみたほうが良いと思います。
(※きちんと許諾のとったものを使用しましょう)

画像サンプル2


④テキストも実はかなり重要

ショートテキスト(20文字以内)がとにかく重要ですので、しっかりPDCAを回す必要があります。
(特に300x300サイズは画像以上にテキストが重要です)
テキストの考え方は、LINEのメソッドをそのまま展開できますので、こちらの記事のチェックをお願いします。


⑤動画を活用する

新プラットフォームになり、動画をCPC課金で配信できるようになったため、成果が合いやすくなっております。

<旧プラットフォーム>
10秒視聴課金(動画を10秒見たら課金がされる形式)
・ブランド目的での利用を想定した課金形態であった
・獲得案件では、PDCAが非常に回しにくかった
<新プラットフォーム>
クリック課金
・低CPCで配信ができるようになり、成果を合わせやすくなった
・CTRを高めるという評価軸で、PDCAが回しやすくなった

▼実績

👇デモグラ配信で活用した場合

デモグラ_静止画動画比較

👇リタゲ配信で活用した場合

リタゲ_静止画動画比較

※どちらの事例も活用している動画は基本的にFacebook広告などで成果が良かったものを流用していました。


▼動画でCTRを高めるテクニック

・興味を持たせるサムネイルを使う
・冒頭3秒に動きを持たせユーザーを逃さないようにする
・あまり作りこまず、本数重視でOK(クオリティが高いものが必ずしも成果が出るわけではない)
・動画サイズは、画面占有率が高い1:1をメインでPDCAを回す

▼少ない工数で動画のPDCAを回すテクニック

動画の最も重要な部分である「冒頭」のPDCAに注力することで、少ない工数でPDCAを回すことができます。(使える動画素材にもよるのですが…)

動画の簡易的PDCA法


【番外編】PCブランドパネル面の活用

PCブランドパネルという長らく純広告で非常に人気だった配信面にも、昨年YDNから配信ができるようになりました。
PCのYahoo!トップにデカデカと掲載されるので、非常に優良な面に配信がすることができます。

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