見出し画像

大腸菌はペーパーを何枚通過する?

私たちが1分間に文字を読む速さは平均して400~600文字だそうです。
そこで、気軽にうんちやトイレのことを知ってもらいたいと思い、1分間で読める分量にして、うんちやトイレの大切さをお届けします。よろしくお願いいたします。

大腸菌はペーパーを何枚通過する?

排泄後におしりを拭くとき、トイレットペーパーをどのくらい手に取るかは、ひとそれぞれです。ぐしゃぐしゃに取る人もいれば、きれいに折りたたんで取る人もいると思います。ちなみに1回あたりの必要量を測っておくと、どのくらいストックしておけばよいかが明確になるので、おすすめです。
ちなみに私は1回あたり120㎝なので、1か月で36m。1ロール(60mの場合)あれば約1か月半は大丈夫ということになります。

今回お伝えしたいのは、トイレットペーパーで拭くときに手も汚れるよ、ということです。
「ふん便の特殊性と糞便汚染指標菌(大腸菌)の測定」(日本防菌防黴学会誌.1991)によると、大腸菌を含む液体をトイレットペーパーにごく少量たらしてみて、大腸菌が何枚まで浸透するかという実験の結果、なんと36枚目でやっと菌数が0になったそうです。
つまり、トイレットペーパーでおしりを拭くと同時に、手に菌やウイルスが付く可能性がある、ということです。もちろん、トイレットペーパーを36枚以上重ねて拭きましょう、と言いたいのではありません。それは無駄遣いですし、トイレが詰まってしまうのでやめてくださいね。

トイレを使うときは、大勢の人がドアの取手や洗浄レバー、ペーパーホルダーなど、同じところに触れるので、ウイルスや病原菌など目に見えない汚れが手に付く可能性があります。ということで、当たり前ではありますがトイレ後の手洗いを徹底しましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?