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手で顔をさわらない!を習慣にする

トイレには多くの人の手が触れる場所がある カラー

イラスト:井上きみどり

私たちが1分間に文字を読む速さは平均して400~600文字だそうです。
そこで、気軽にうんちやトイレのことを知ってもらいたいと思い、1分間で読める分量にして、うんちやトイレの大切さをお届けします。よろしくお願いいたします。

では本題です。私たちは日々、多くのことを無意識にしています。毎日の行動の40%以上が「その場の決定」ではなく「習慣」だという論文もあります。驚きですね。

そんな無意識の行為の1つに手で顔をさわる、というのがあります。
たとえば、ニューサウスウエールズ大学の医学生(合計26人)を対象にした調査では、1時間当たりの顔への接触回数は平均23回でした。かなり触れていることが分かります。

新型コロナウイルス感染症の感染経路の1つが接触感染です。手を介してウイルスが粘膜に付着することで感染を起こします。

トイレという場を考えると、ドアノブ、スイッチ、カギ、便座、トイレットペーパーホルダー、洗浄レバー(ボタン)、蛇口などは、大勢の人が触れるので、接触感染の原因となる可能性がありますが、これに過剰に反応する必要はなく、しっかり手を洗えば問題はありません。

ただし、手を洗うまでは、手で顔を触らないようにすることが必要です。前述のとおり、無意識に触れてしまうので、日頃から心がけることで、習慣化してしまうのがよいと思います。

そのためにもまずは、顔を触らないことを意識することが第一歩で、それを忘れないようにする仕掛けをしておくことが効果的のようです。ストレスボールを手に持ったり、腕を組むという方法もあるようです。ぜひ、自分なりの方法を生み出してください。

手で顔を触らない!を習慣にすることは、今、私たちがやっておくべきことだと思います。



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