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家庭におけるゾーニングってどうやるの?

医師や専門家等をお招きして、人にはなかなか聞けないトイレや排泄に関する情報をお届けするYoutube「オンライン日本トイレ研究所」(毎週水曜に更新)ですが、おかげさまで登録者が363人になりました。絶賛微増中、皆さまありがとうございます。

現在公開している「トイレと新型コロナウイルス感染症予防」シリーズの第3回は「家庭におけるゾーニングってどうするの?」です。東京医療保健大学で感染制御学を専門とする菅原えりさ教授をお招きして、お話をお聞きしました。

この記事では、大切なポイントを1分で読める(400~600文字)ようにまとめました。詳しくはyoutube「オンライン日本トイレ研究所」をご覧ください。

家庭でのゾーニング

もしも、症状がある家族がいる場合、なるべく早く検査を受けて医療機関で診てもらうことが必要ですが、検査をするまで、もしくは検査結果が出るまでの間、自宅で待たなければならないこともあります。

専門家は、ウイルスが存在すると規定する場所をレッドゾーン、ウイルスがいるかもしれない場所をイエローゾーン、ウイルスが存在していないであろう場所をグリーンゾーンとして、空間をゾーニングします。これを家庭で考えてみたいと思います。

家庭におけるゾーニング

家族に症状がある人がいる場合、環境消毒や換気等を考えると、大きくない部屋(レッドゾーン)にいることが望ましいです。例えば上の図だと「洋室B」です。症状がある人をケアする人は、できれば限定してください。
手指消毒は、症状の人がいる部屋の中と外の両方に設置し、ケア前後に手指消毒します。マスクや手袋等を着脱するのは部屋に入る前(イエローゾーン)とし、場所を決めておきます。

症状のある人が部屋から出て、トイレや洗面などを使用したり、モノ(ドアノブ、手すり、スイッチなど)に触れたりした場合は、60%以上のアルコールを含ませたティッシュ等で、その都度念入りに拭き取ることが必要です。これを環境消毒といいます。
なお、症状がある人が行かない部屋(グリーンゾーン)等も普段より丁寧にアルコール消毒をすることがよいです。

あれこれいうのは簡単ですが、一般の人が実践するのは容易でありません。
そういった意味で、やはり、医療機関が治療が必要な人を受け入れられるように感染者を増やさないこと、医療の受け入れ体制を充実することが必要ですね。


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