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もう間違えない! トイレットペーパーの表裏の見分け方

トイレになくてはならないものとして、すぐに浮かぶのが「トイレットペーパー」です。

もしかしたら、温水洗浄便座でお尻を洗った後に温風で乾かす人や、キレがよくて拭かなくてよい人もいるかもしれませんが、大多数の人はうんちをした後にトイレットペーパーで拭きますよね。

外国に行ったとき、この国のトイレットペーパーは何でこんなにゴワゴワしているのだろうとか、なんか拭き心地が悪いなぁと思ったことありませんか?

海外に行かないまでも、外出先のトイレで、ちょっとイマイチなトイレットペーパーに出会ったことがある方は少なくないと思います。

こういったトイレットペーパーの品質の違いは、どこから来ているのでしょうか?

紙が“柔らかい・硬い”というのはイメージしやすいですが、違いはそれだけなのでしょうか?

今回から4回にわたって、トイレットペーパーの品質の差はどこで生まれるのかについて書きたいと思います。

こういうときは、トイレットペーパーづくりに情熱を注いでいる企業に聞くのが一番です。そこで、王子ネピアでトイレットペーパーの開発・製造を担当している方に話を伺ってきました。

ちなみに、日本トイレ研究所と王子ネピアは2007年から小学校で、うんちをすることの大切さを伝える「うんち教室」を実施しています。つまり、うんちを愛する仲間なんですよね。


トイレットペーパー表裏の見分け方

まずは初級編です。トイレットペーパーには表と裏があるって知っていましたか?

このまま読み進めていく前に、普段どのようにトイレットペーパーを使っているかを思い出してみてください。

トイレットペーパーのどっちが表に来るように巻き取っていますか?

もしかしたら、ぐちゃぐちゃに取りますか?

いつもは無意識に使っているので、どのように手を動かしているかわからないという方も多いでしょう。

ぜひ一度トイレに行って、実際に手を動かしてみてください。


いかがでしたでしょうか?

実は、トイレットペーパーは、ロールの外側が表なんです!

私は何十年もの間、「裏!」で拭いていましたー(涙)

表も裏も、大して変わらないんじゃない?と思ったあなた、ちょっと待ってください。トイレットペーパーの肌ざわりと表裏には深い関係があるので、そのあたりから説明します。

市販のトイレットペーパーは、肌ざわりの良さを出すために、様々な工夫がなされているのですが、その1つとして、紙をうす~くして、それに波々の細かいウェーブ(しわ)を入れることがあげられます。

あっ、ウェーブと言ってもぱっと見ではわからないくらい細かいものです。

そうすることで、厚手感が増してふんわりするんです。

コピー用紙などはピンと真っ直ぐになるように作らなきゃいけませんが、トイレットペーパーはわざとウェーブを入れて作るのです。

続いて、細かく入れたウェーブをやさしく伸ばしながらエンボス加工をします。

エンボス加工というのは、凸凹模様の金型にペーパーを挟み込むことで、ペーパーの表面を凸凹にすることを指します。

エンボス加工には様々な模様があって、一般的には凸凹が細かいほうが柔らかくなります。

王子ネピアのエンボス加工は、社員が編みだした金型をつかっているようで、リップル(波紋)模様です。

説明が長くなりましたが、トイレットペーパーの表裏は、エンボス加工によって生まれています。

エンボス加工を施した凹面の方がより肌ざわりがいいので、凹面がロールの外側に来るように巻いています。

つまり、外側が表なのです!


ダブルロールに裏表はある?

「それはシングルロールの話で、ダブルロールは別なのでは?」と思った方は鋭いです。ここまではシングルロールの話でした。

ダブルロールは、それぞれの凸面が内側になるように2枚のトイレットペーパーを重ねているため、その間に空気が入るのでふわっと感がアップします。

2枚を重ねるからといって、どちらも同じ紙というわけではありません。

王子ネピアでは、それぞれの紙のエンボス加工の仕方を変えているのです!

その理由はデザイン性です。表と裏を同じリップル模様でエンボス加工をした場合、模様がずれてしまうとデザイン的にうつくしくありません。

そのため、裏はデザイン性が無いものとすることで、表のデザインを活かしています。

さらに、表と裏でエンボスの大きさ(面積)や凹凸の高さを変えて、どちらが肌に触れてもやわらかくなるように工夫しています。

ということで、ダブルロールについては、デザインという観点で外側が表ですが、肌ざわりについては、どちらも同じ!となります。


細かい違いを感じ取る人間のお尻もすごい

ちなみに、シングルでもダブルでも、私たちが1回あたりに使う長さはあまり変わらないようです。

トイレットペーパーを手に巻き取る動作は習慣化しているので、クルクルとまわす回数が同じという意味です。

ということは、シングルロールの方が巻いてある長さが長いので、長持ちするということですね。

長持ちか、それとも肌ざわりか、どっちを優先させるのか、ぜひ悩んでみてください。

そして、今まで、適当に拭いていたみなさん、次にトイレに行くときは、トイレットペーパーをよ~く観察してみてください。

トイレットペーパーには、日本のテクノロジーが凝縮されています。

これまで裏で拭いていた人は、ぜひ表のクオリティを体験してみてください。

言葉で説明すると僅かな差のように思えるかもしれませんが、肌で触るとその違いは明らかです。

私たちの肛門は、とてもデリケートですからね!


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すべてのひとに、きれいなトイレを!
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NPO法人日本トイレ研究所 代表理事。小学校のトイレ空間改善や研修会、トイレやうんちの大切さを伝える出前授業を展開。災害時にも安心できるトイレ環境づくりに取り組んでいる。www.toilet.or.jp https://twitter.com/pooprince/

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毎週月曜日に公開できるよう努力中! 「うんちをすることは、いいことだ!」という文化をつくりたいと思います。 「うんち」の大切さを正しく伝えたい。 できれば魅力的に伝えたいと考えています。 うんちを知ることはよりよく生きる上で最低条件だ! うんちのことを知れば知るほど、人生が豊かになる! うんちのことを知らないなんて、人生の半分くらい損している! こんな意気込みで連載に取り組んでいます! できれば、小学校の朝礼で校長先生から全校児童に伝えてもらいたいし、会社の朝礼で社長にも話してもらいたいくらいです。そうです、あちこちで伝えて、文化をつくっちゃうんです。 そして、うんちの「すごい!」をみんなで集めて、学んで、共有して、大人が一丸となって、めちゃくちゃ魅力的に子どもたちに伝えましょう! 新たなうんち文化を生みだすプロジェクト、はじまります。

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