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災害時トイレの大切さを学ぶ連載、はじめます。

最近はとくに災害が多いですね。
地震や台風、豪雨など、頻発しています。
これらの災害に対して、私たちにできることは備えることです。
そりゃそうですよね…

命を守るための備えはもちろんですが、そのあとの生活の備えも大事です。コロナ禍においては、密を避けるために自宅が大丈夫であれば、在宅避難が推奨されています。
また、自宅だけでなく、車中、知人や親戚宅、ホテル・旅館なども考えられます。ですが、どこに避難しようとも、食べる、眠る、出すための備えが欠かせません。このなかでも「出す」こと、つまりトイレを備えるっていうのは、結構厄介です。

それはなぜか?
恐らくほとんどの人がどうしたらよいか思いつかないからだと思います。

いざというときの飲食はペットボトルや災害食がありますし、電気は発電機やバッテリー、ガスはカセットコンロなどがあります。
でも、水洗トイレに変わるものって???
思いつかないものは、備えられません。
さらに、日常的に排泄の話って、ほとんどしないと思うので、話題にならないことは情報共有もしづらくなります。
そんな感じで、多くの人は水や食料は備えていたとしても、トイレについてはノーマークではないでしょうか?

ですが、トイレってとっても大事なんです。
トイレが不便になることで、私たちのからだに大きなダメージを及ぼします。それもかなり間接的にダメージのスイッチを入れてきます。
死に至ることもあるほど大きなダメージです。決して大げさではありません。
それにもかかわらず、私が知る限りでは、阪神・淡路大震災からずーっと、自然災害が起きるたびにトイレ問題が繰り返されています。

今後、首都直下地震、南海トラフ地震などなど、大きな災害がいつ起きてもおかしくないと言われています。

トイレって、生理機能としての排泄を担うためにものすごく大事ですが、それだけじゃなく、多くの人がその辺で適当にしてしまったり、自分勝手にしてしまうと衛生状況が悪化し、感染症の蔓延にもつながります。
そういった意味でもとても厄介です。

そこで、ひとりでも多くの人にトイレの備えの大切さに気付いてもらい、備えにつなげてもらうために、災害時のトイレで重要なことを連載してみたいと思います。

これからお届けする内容は、どちらかというと災害時のトイレの大切さを伝える側の人に向けた内容です。でも、ふつうの人が読んでもできるだけわかるようにしますので、こんなこと知ってる?という感じで、日常会話の話題にしてくれたらうれしいです。

ちなみに、連載と言いましたが、これから考えながら書いていきますので、どのくらい続くか分かりませんが、大事なことは一通りお届けしたいと考えています。

それでは、災害時のトイレ塾の塾生になった気分で、お付き合いいただければうれしいです(勝手に塾生かよ!)。

毎週月曜日に更新する予定です。

災害時のトイレは命と尊厳にかかわります。大切な人を守るためにも、読んで頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。


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