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2024年4月28日 連休、中日にひたすら眠る


ゴールデンウィークが始まっている人も始まっていない人も、
今日1日お疲れ様でした。
4月の終わりかけ、疲れが出る頃の三連休(もしくはもっと長い連休)の中日、いかがお過ごしですか。

せっかくの三連休なので、
友達と会ったり、
旅行に出かけたり、
バーベキューをしたり、
山に登ったり
そういう有意義なレジャーをしている方も多いと思います。

もしくは自宅で
積んであった本を読むとか
積んであったゲームやプラモデルに手をつけるとか、
NetflixやAmazonプライムで映画を見るとか、
家でできる楽しみを突き詰めた方も多かったかもしれません。

そのような人々がいるだろうことを何となく感じつつ、今日はひたすら眠っていました。
食事はしましたし、家庭菜園に水をやったり、肥料をやったりしましたが、
今日のメインの行事は睡眠でした。
朝も遅くまで寝ましたし、昼寝もしました。

どうも、こういう「ひたすら眠る日」というのがこの身体には必要なようで、
数ヶ月に1度はこういう日を設定しています。
昼寝の時は、
眠りながら、「何も考えたくない、何も考えたくない」とぶつぶつ唱えていたので
おそらくそれほど何も考えたくなかったのでしょう。
自分の体質的に、感覚が過敏なので、
目覚めているとずっと情報が入力されている状態なのではないかと、考えています。
そのため、時々、スマホのように、電源を切って、動いているアプリを全て終了する必要があるのだと思われます。
いちどきに、色々なことを考えてしまう癖があるので、考えていないつもりでも脳が動いているのだろう…と思います。

今日の昼寝では、ひどく深い眠りに落ちていき、夢も何もないところにいました。
クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」のリンボのようなところまで落ちていた感じがします。
特に何もない、何も考えてなくてよい場所でした。
あるところまではその中でじっとしていました。
からだの境界線や意識、全てが溶けて、消えていったような眠りでした。
確かに、あの世があるとすれば、ああいう場所なのでしょうし、
あの場所にずっといると、もとの自分に戻ることは難しくなる気がします。

しばらく昼寝をしていると、脳の休憩が終了したらしく、
現実のスイッチが入り始めました。
まず、外の音が聞こえます。
その次に、
自分の体の形、組んだ指、背中にあたる床(昼寝なので、床で寝ていた)が、わかってきます。
そして、
夜ご飯何食べよう…と考え始めました。
どこまでも食い意地がはった人間なのです。
作り置きのカレー…いやいや、お好み焼き…いやいやもっと美味しいものを…。
そのためには目を覚ます必要があります。
目を覚まさなくては!と思って、
起きようとしても、声をあげようとてしても、なかなか動けません。
ちょうど、氷の下を泳いでいるようです。
分厚い氷の向こう側はぼんやり、見えているのに、
声も届かず、ノックも届かないのです。
それにとても、息が苦しく感じます。
声をあげても、声は途中で消え、
身体を動かそうとしても、身体はほとんど動きません。
このまま一生、起きられなかったらどうしようという不安を覚えるほどです。
身体をジタバタと動かしているつもりですが、
まるで動かず、
まぶたも石のように重いのです。
何度も大きく息を吸い、叫んだつもりでしたが、
声は出ませんでした。
そして、ゆるゆると波のように、眠気がやってきます。
こんな状態で眠ってしまったら、などと起きられないのではないだろうかと思いつつ、
その眠気に抗います。
「今度こそ、起きて、何か美味しいものを食べるのだ」と強く願って
身体を出来るだけ、揺らすようにしました。
息が苦しくても、
状態が変わらなくても身体を揺らし、まぶたをあけようと挑み続けます。

すると、不意に、まぶたがあきました。
そして身体も、呼吸も自由になりました。
プールの深いところから、水面へあがったように目が覚めたのです。
新鮮な空気、くっきりした体の感覚、声や身体が自由に動かせることを確かめます。
ほっとしました。
今回も、何とか無事に目が覚めることができました。
ああ、よかった…。

何もせずにしっかり眠るのが定期的に必要なのは確かなのですが、
この目覚めがなかなか苦しいのです。
いつか、目覚められなくなっまたらどうしようという、一抹の不安があります。
脳は休ませたいけれど、あの目覚めにくさは、年々怖くなってきます。
アラームをかけておけば、ああいう目覚めにくさはないのでしょうか。
今度やってみようと思います。

連休の中日、何もできなかったという人、どれくらいいるのでしょう。
(しっかり眠ったから、何もできなかったわけではないのかもしれませんが。)
でもそういう1日があっても、いいはずです。





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千歳緑/code
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