早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容はトヨタから独立した後に社会人教育のプロとなった浅田すぐるさんの『早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法』の一部分です
▪︎紙1枚読書法とは?
『紙1枚読書法』とは、本の内容を紙一枚にまとめて読書の精度を高めてくれる方法であり、1枚の白い紙にフレームを作り、その中に読んだことをまとめいきます
本を読んでも『積み上がっていないと感じる』『内容をあんまり覚えていない』と悩む人もいるかもしれませんが、身につけることで本の内容を深く理解でき、忘れずに実践することができるでしょう
▪︎紙1枚読書法のやり方
・目的を達成するために本を読む
紙1枚読書法を実践する前に、『なぜ本を読むのか?』ということを明確にしておくことで効果が高まります。本を読むのに正解はありません。自分の読みたいように読むことが大切であり、本というのは『自分の目的を達成するため』に読みましょう。私の場合だと本を読んで要約したり、自分が悩んでいることへの答え探しとして読んでいます
・最初にフレームを作成する
まずは、1枚の紙を用意してください。コピー用紙でも裏紙でもいいですが、最初はA5以上の紙が良いとされています。それを半分に折り、『赤・青・緑』の3色のカラーペンを用意してください
・本を読む目的を明確にする
読む本が決まったら、その本を読む目的を明確にしましょう
まずは、『表紙』『裏表紙』『著者のプロフィール』『まえがき』『あとがき』に目を通し、誰がいつどんなことを書いたのかチェックしましょう。そして、目次を熟読し『何が』『どこに』書かれているのか本の構造を把握し、『問い』に対する答えがありそうな箇所を確認します。最後は本全体をパラパラと眺めてください。この際に『目次で目星をつけた箇所に答えがありそうか?』『目次で見当がつかなかった箇所には何が書かれているのか?』ということをチャックしていきます
・本から問いの答えを拾う
目次を見て答えになりそうなところを見て拾い読みをしていきましょう。フレームに記入した『問い』を常に意識することで『見つけた!』という感覚があると思います。自分なりに問いの答えになりそうなことを左半分に青ペンでメモをします。メモ欄は本文をそのまま書き写せない可能性があるので自分なりに要約して記入しましょう
15個のメモ欄が全て埋まったら読書を終えても構いません。それだけあれば『問い』への答えは充分作ることが可能です。仮に15個のメモ欄が埋まらないというのであれば、その本には『自分自身が欲しい答え』が載っていないと判断しましょう
・自分なりの考えをまとめる
本から重要そうなキーワードを抜き出したら『A?』に自分が立てた問いに対する答えをまとめていきましょう。抜き出したキーワードを使いながら答えをまとめる際には、赤ペンで同じ表現をしている言葉を繋いだり、特に重要だと思う部分に線を引くことでまとめやすくなります。ある程度答えがまとまったら『A?』に自分なりの答えを赤ペンで書いてみましょう。最後に『Why』『What』『How』の観点で考えて『A?』の下に緑ペンで記入します
紙一枚にまとめるために本について深く考え抜くことができるため、ずっと忘れずに頭に残り続けるでしょう
・繰り返しに注目する
読んでいて難しいと感じる本は重要な箇所がわかりずらく、キーワードをうまく抜き出せない場合がありますが、『繰り返し』に注目することで著者の伝えたいメッセージを読み解くことができます。よく用いられるのが『言い換え』『具体例』『対比』『因果関係』といった手法です
上記のような言葉が出てきたら近くに重要なことが書いてある可能性が高いと認識しておきましょう
・他人の視点を加えてみる
同じ本から新しい気づきを得るためには他人の視点を加える必要があります。同じ本を読んだ他人の話を聞いてみることで、自分とは全く違う切り口で読んでいたりして面白い発見があります。他人の意見を聞くことができる読書会や要約サイトなど参考にできます
▪︎【結論】紙1枚にまとめると深い思考ができます
紙1枚にまとめながら本を読むことで受け身の読書から積極的に読書をすることができます
紙一枚とメモ欄のスペースには制約があるので『本当に大切なことは何か?』ということを考え抜くことができます
完成した紙をファイリングして後から読み返すのもオススメです
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