"いい人は早く結婚する"の真偽【いい女は本当に早く売れたのか?】
〇「いい人は早く結婚する」
〇「いい女は早く結婚する」
このような通説を耳にしたことがある人もいると思います。
しかし、これは本当なのでしょうか?
残念ながら、若年層の異常なまでの離婚率の高さを見る限り、早く結婚しているのはイイ女ばかりではなさそうです。
また、「いい女は早く結婚する」の"いい女"の定義が、"男性にとって都合のいい女"という意味の場合が多いです。例えば以下のような特徴です。
〇見た目が童顔黒髪たぬき顔ロリ
〇愛嬌があり自己主張しないおしとやかな性格
〇男性を立ててくれる
女性の目線から見た場合、「これが"いい人"なの?」と感じるのは至極当然です。女性の場合はこのような通説を気にする必要はないかと思います。
そもそも「いい人」の基準が人によって違うので難しいところなのですが、ここでは、より一般的な話として「性格が温厚で理知的」「コミュ力があり社会性が高い」「仕事が出来る/頭がよい等の優秀さがある」という3点を「いい人」の基準として以降解説していきます。
私は元婚活アドバイザーとして、たくさんの男女を見てきましたが、私見としては以下のような傾向があると考えています。
■男性の場合
〇早く結婚する男性はダメな人が多い(気性が荒い、モラ夫、ヤンキー等)
〇結婚が遅いほど"いい男性"は多くなっていく
〇本当に"いい男性"が最も多いのは独身男性だが、婚活市場には出てこない
〇ただし独身男性は極端にダメな人の比率も高い(要するに独身男性は玉石混交)
■女性の場合
〇早く結婚する女性はダメな人が多い(無計画、情緒不安定等)
〇一方で"いい女性"も早く結婚している(女性の場合は早婚者が玉石混交)
〇結婚が遅いほど"いい女性"は減っていく
〇独身女性は極端にダメな人の比率が低い
基本的に男女ともに「いい人」は少ないです。「ダメな人」の方が圧倒的に多いというのが現実です。「いい人」を捕まえるのは困難な道と考えて良いでしょう。
女性が「いい男」を捕まえたい場合は、独身中年男性を狙った方が良いのですが、中年男性は「ダメな人」が割と多く、その中から「いい人」を探し当てるのは至難の業です。"いい男性"が最も多いのは独身男性層なのですが、彼らは「結婚に興味がない」確率が非常に高いので、仮に見つけられても捕まえる事ができない場合がほとんどです。つまり、婚活市場に「いい男」はほぼいません。
男性が「いい女」を捕まえたい場合も難しいです。早婚している女性はダメな人が多いのですが、「いい女」も同様に早く結婚しているのです。つまり、婚活市場に「いい女」はほぼいません。男性が「いい女」を捕まえたい場合は、高学歴高年収になりコミュ力を上げ性格を良くして自身が「いい男」になった上で、まだ売り切れてない若い年下女性を狙う方がまだ可能性があるでしょう。
ここまでは事実と、私の仕事上の経験からの傾向分析をつらつらと書いてきました。
しかし、この記事で言いたいことはこんなことではありません。
「いい女にならなきゃ」「いい人でありたい」といった制約を自分に課すのをやめ、本当の意味で自分の幸福を追求すべきであるということを主張したいのです。
なぜ「いい女は早く結婚する」という言葉が広まってしまったのか?
「いい女は早く結婚する」という言葉が広まってしまった理由は、社会の固定観念やジェンダーステレオタイプに起因しています。
現代社会においても、女性は未だに結婚や出産を一つの生きる目的とされることが多く、特に女性に対する期待やプレッシャーが強いのが現状です。 この言葉が広まる背景には、それぞれの家庭や環境での教育や価値観の影響も大きいと言えます。昔からの慣習や文化、家族や友人の意見などから、女性は若いうちに結婚し、家庭を持つことが「当たり前」とされてきた歴史があります。これにより、「いい女」とされる女性像は、早く結婚して家庭を築くことが理想とされるようになったのです。
さらに、マスメディアやエンターテイメント業界などの影響も無視できません。映画やドラマ、雑誌などで描かれる女性像は、結婚を経て幸せな人生を送ることが成功とされることが多く、これが若い女性たちの意識にも影響を与えています。そのため、「いい女は早く結婚する」という言葉が一般化し、社会全体に浸透してしまったのです。
また、経済的な要因も影響していると考えられます。結婚を機にパートナーとの生活を共にすることが、安心や安定を得る手段として捉えられていることもあります。特に、女性が独立したキャリアを持つことが求められる現代社会において、経済的な安定を得るためにも結婚が重要視されている点も背景として挙げられます。
したがって、「いい女は早く結婚する」という言葉が広まることで、女性が自身の選択や生き方に制約を感じることも少なくありません。社会全体での意識改革やジェンダー平等の推進が必要とされる時代背景において、このような旧来の固定観念にとらわれない自立した女性像を広めることが重要であると言えるでしょう。
「いい女」の定義とは、多くの人にとっては美しい容姿や上品な言動、社会的な成功など様々な要素を含んだものとされがちです。しかし、自分が本当に求める幸せとは異なる可能性があることを考えると、その定義もまた個人によって異なるものであると言えるでしょう。
外見や立場、ステータスに囚われずに、自分自身が本当に幸せを感じる瞬間や価値観に気付くことが大切です。他者からの期待や社会の基準に左右されずに、自分の内面に向き合い、自分自身にとって真に意味のある「いい女」であることが重要です。
幸せとは一概に言えるものではなく、それぞれの人が異なる幸せのかたちを持っています。一部の価値観に縛られず、自分自身が望む幸せを追求することが、本当の意味での幸せへの近道です。「いい女」であることにこだわり過ぎるあまり、自分自身が本当に望む幸せを見失ってしまうことは避けたいものです。自分の内面に耳を傾け、心の声に従って生きることが、真の幸せへの一歩となるでしょう。 他者の期待や社会の目線にとらわれることなく、自分自身の幸せを大切にすることが、自分らしく輝くための第一歩となるでしょう。
自分の幸せを追求することが、他者への価値ある存在となるための基盤となります。 自分の幸せを見つけ、自分らしく生きることができることこそが、真の「いい女」であると認識することが重要です。
他者と比較することなく、自分自身の内なる声に従い、自分の幸せを模索していく姿勢が大切です。 「いい女」の定義を自らが描き、自らの幸せを追求し続けることが、真の意味での幸福への近道であると言えるでしょう。
早く結婚してもいい。大切なのはメリットとデメリットと正確に理解して幸福を追求すること
なお、早く結婚することが悪いといっているのではありません。大切なのはメリットとデメリットと正確に理解して幸福を追求することなのです。
結婚は、多くの人々が将来に向けて考える重要なステップの一つです。早く結婚することにはさまざまなメリットとデメリットが存在します。
まずはメリットから考えてみましょう。
早く結婚することで得られるメリットの一つは、若いうちにパートナーと共に成長できるという点です。お互いの人生を共に築いていく中で、共通の目標を持ったり困難を乗り越える経験を通じて、より強い絆を育むことができます。また、若いうちに結婚しておけば、子どもを産む年齢も若いため、出産や育児においても身体的に負担が少ないという点も挙げられます。
さらに、若いうちに結婚することによって、経済的な安定を早めに図ることも可能です。共働きが可能な場合、収入を二人で分け合い家計を支えることができ、将来への不安を軽減することができます。また、若いうちから共同生活を始めることで、家事や財務を協力してこなしていくスキルを身につけることもできます。
しかし、早く結婚することにはいくつかのデメリットも存在します。
例えば、若いうちに結婚する場合、自己実現や趣味の追求など、個人的な時間や空間を確保することが難しくなる可能性があります。また、若いうちに結婚すると、まだ自己育成やキャリア形成が整っていない状態での家庭を持つことになるため、将来的なキャリアや人生設計に影響を与える恐れもあります。
また、早く結婚することで、自分自身の成長や発展を十分に追求する機会を逃してしまうリスクも考えられます。結婚生活においては相手や家族のことを優先せねばならず、自己を犠牲にする場面も少なくないかもしれません。このように、早く結婚することには様々な面でのリスクが伴うことを認識することが重要です。
結婚は人生の重要な決断であり、その時期や条件は人それぞれ異なります。早く結婚するメリットとデメリットをきちんと把握し、自分にとって最善の選択をするために、冷静に検討することが大切です。
大切なことは「早く結婚しなくちゃ」「いい女にならなくちゃ」等の適齢期や結婚という概念に縛られることなく、自分の存在や人生の意味を見つめ直すことです。
自分の強みを認識し、自分を肯定することで、他者の期待やプレッシャーから解放されることができます。 次に、自己肯定感を高めるためには、自己成長を意識して行動することも大切です。自己成長は、自分を高めるだけでなく、自信をつけるきっかけにもなります。新しいことに挑戦したり、自分の興味や関心を追求することで、自己肯定感が高まり、結婚適齢期のプレッシャーからも自然と解放されるでしょう。
また、自己肯定感を高めるためには、自分と向き合い、自分を愛することが欠かせません。自分に対する愛情や思いやりを持つことで、他者からの評価や期待に左右されずに自分を大切にできるようになります。自己肯定感をしっかりと持つことで、思い込みや集団心理から自由になり、自分の人生を自分らしく歩んでいくことができるでしょう。
結婚は人生の重要な決断であり、その必要性・時期・条件は人それぞれ異なります。結婚するメリットとデメリットをきちんと把握し、自分にとって最善の選択をするために、冷静に検討することが大切です。あなた自身の価値観や目標に合ったステップを踏むことが、幸せな生活を築くための第一歩となるのではないでしょうか。
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