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彼氏の家にいるニートの人

みなさんニート経験ありますか?! 私qbc? ありますよ!
ニートを無職時代っていうなら、まあありますよ。ニート期間。無名人インタビューが仕事に入らないとしたら、もうこの数年はずっとニート。いや業務委託で働いてたから、なんかそれがニート扱いじゃないなら、ニートじゃなかったかも。
でも20代、30代で、それぞれ1年から2年くらいはニートやってたかな。
てかね、人生には人生の夏休みが必要なの!!!!!
学生だけじゃなくて大人にも大人の夏休みが必要なの!!!!!
ね。
だから私は自主的にバカンスをとってたんですよ。
で、よくニートっていうのをネガティブに捉える人いるんだけど、別にいいのよ、生きるも死ぬも自分次第なんだから、と。
いいのよ、働かなくても。それで生きていけるのなら。
と思う2024年5月25日23時47分に書く無名人インタビュー770回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは けるびむ さんです!

年齢:年齢不詳
性別:女
職業:不詳


現在:「自由になりたい」ってめっちゃ思いますね。

qbc:
今、何をしている人でしょうか?

けるびむ:
本当に何もしてなくてニートです。オンライン大学で勉強したり。そういう感じの活動をしてるんですけど、あと文章を書くことがすごく好きでそれを仕事にしたいなって思ってますが、特に仕事はしてないです。

qbc:
生活費はどうしているんですか?

けるびむ:
前にバイトで稼いだ分とか、メルカリとか、あと前まで実家にいたので、結構貯まった分があって。この前、親と一緒に旅行帰りに、飛行機で降りて、親は地元に帰って、私はそのまま知人の家に今泊まってて。

qbc:
最後に働いていたのはいつですか?

けるびむ:
コロナの時ぐらいです。何年かバイトしてたんですが、コロナが始まって、店が閉まって、シフトが入れられないってなって、それで辞めました。その後、留学とワーキングホリデーとか海外行ったり来たりして、その時も友達のビジネスをちょっと手伝ったりとかして、ビザ切れちゃったんで帰ってきたんですけど、ずっと放浪してる感じです。

qbc:
泊まっているのは誰の家ですか?

けるびむ:
実は恋人の家にいます。実家にずっといると、気分が落ち込んでしまって。なのでとりあえず一旦、離れた場所にいないといけないかなって思っているんですけど。

qbc:
精神的にはどういう状態ですか?

けるびむ:
精神的には、本当は一人暮らしして安定した仕事を……でもすごく考えすぎちゃって行動が全然出来ていない状態ないです。それプラス、家族にも問題があって、みんな精神的に色々あって。家族がすごい喧嘩したりして、とにかく実家に居にくい雰囲気で、私もどうしたらいいか分からなくなっちゃって。

qbc:
今、冷静に精神的に感情としてはどんな感情を抱いているか伺ってもいいですか?

けるびむ:
私は結構大丈夫なんですけど、他のメンバーがすごく精神的にキツそうで、一緒にいるとそっちに引っ張られそうになる時もあるけど、冷静に見てる自分もいる。あんまり深く関わったら自分も変なところにエネルギーを注いでしまって、このまま年取っちゃうんじゃないかなみたいな。自分の中では、精神的には、安定してる方なんじゃないかなって思うんですけど。家族の問題を真剣に捉えてないわけではないんですけど、家族がそういう風になってるのを言い訳にして働かない理由にしている自分もいるなって。自分がこうやって居場所を移動したりとか、安定してちゃんと生活してないのを全部そういうカオスのせいにしてるのかなって最近気づきました。そういう風に、冷静に考えている自分もいて、言い訳しないで早くしっかりしなきゃ、って思ってる自分もいるんですけど。でも家族と一緒にいる時は不安定になりますね。

qbc:
今現在は恋人の家にいるわけで、今現在の自分自身のメンタルというか感情っていうのはどういう風に感じることが多いですか?今主に支配してる感情。

けるびむ:
「自由になりたい」ってめっちゃ思いますね。感情的には別に怒ってるとか悲しいとかはあんまり無いんですけど「これじゃないような気がする」みたいな、それって感情じゃないんですかね。

qbc:
喜怒哀楽で表現出来ますか?

けるびむ:
その中で言ったら「哀」が一番大きいかもしれないですね。若い時間を無駄にしちゃったかなって思ったりとか、インターネットの、色んな人と比べて自分は全然頑張ってないな、とかやりたいこと出来てないんじゃないかなっていう漠然とした不安みたいな気持ちがすごく哀しくさせるというか、でもだからと言って、絶望して、超悲しんでる、っていうほどでもないんですけど。わかんないです。でも行動するのがとにかく苦手で、何かやってみたいなって思っても、勇気が出ない。結構、感情を抑えてると思います。怒りのエネルギーみたいなのが人を行動させるっていうのをよく聞きますけど、私はあんまりないような。いや、怒る時は怒るんですけど無気力に近いかもしれません。感情じゃないんですけど。

qbc:
今自分の自由を阻んでいるものって何ですか?

けるびむ:
私の思い込みですかね。思い込みっていうか行動力の無さですかね。こだわりが強すぎて、例えばバイトとかも、とりあえずやっちゃえばいいのに、前のバイトのトラウマが強すぎて、またそういう感じになっちゃったらどうしよう、って考えすぎちゃうんです。断るのが苦手で。自分が住めるような場所で、自分がやりたいことで稼いだお金で家賃払って、今日はカレーがいいって思ったらカレーを食べれるみたいな、そうすれば私が欲しい自由っていうのが手に入るというのは、分かってるんですけど、なんかそれが出来ない。言語化すると、舐めてんじゃないよって感じに聞こえますよね、自分でも、そういう部分があると客観的に考えたら分かるんですけど、なんで出来ないんだろう。今あるものに、執着してるのかな。

qbc:
日々時間を何に使ってらっしゃるんですか?

けるびむ:
ここ数年自己分析にめっちゃハマって、天職を見つけたいなってずっと思ってて。みんなが人それぞれ自分の個性とか特技をフル発揮してるの見るのすごく好きなんですよ。ジャンル関係なく。だから自分もそれがやりたいなと思って。自分の特徴とか、性質みたいなのを分析してそれがどういう仕事とか、何に発揮できるのかみたいなことにすごい興味があってそれに関してずっといろいろ調べたりとか、占いのYouTubeは何年かやってたんですよ。動画を撮ったりとか、ブログを書いたりとか。人との関わりがあんまり無いんですよね。でも自分ってやっぱ自分で分かんないんですね。こんだけ自己分析して気づいたのそれかよ、って感じかもしれないですけど、M B T Iとか流行ってますけど、そういうのも、他人のことはあれこれ分析して、この人はこうだとかそれが当たってることもありますけど、自分のことはわからない。本当の意味で自己認識できてる人って少ないんですって。他の人から、これ得意そうだからやってみたら?って言われて、天職を見つけたっていうパターンが多いっていうのを聞いたことがあって、自分にはそれが足りてないのかなってことに最近気づいた。人からのフィードバック。自分が客観的にどう見えているか。それがないと、ただの自分から見た自分で、自己完結しちゃう。自分がしたいことだけを押し通しても、エゴになる。だからそれは上手くいかない。趣味ならそれでもいいですけど、でも天職って仕事だから、誰かに必要なものを提供しなきゃいけない。だから他の人から返ってくる反応も大事。私は人と会ってないから、自分だけで探しても分かんなかったんですね。天職って探せば見つかるって思ってたんですけど、それだけじゃダメでした。

qbc:
何占いをされているんですか?

けるびむ:
タロット、ホロスコープとか。でも占いって、このタイプはこの性格。で、こういうことをしたらこういうことになる。お前の運命はこうだ!未来はこうだ!って断言するイメージがあると思うんですよ。もう、何も変えられないみたいな。でも本当は未来を決めつける意図で使うものではなく、事前に準備して、そうならないように行動するために有効活用するのが一番良いんです。私が占いを通して学んだことは、占いで何を言われようが、結局、人の意思が一番、強力だってこと。自分がどうしたいのかっていう部分がしっかりしてないと占いってめっちゃ振り回されるんですよ。依存しちゃうし。全部言うこと聞かなきゃいけないとか、怖いことが起きるみたいな、不安だけ煽られて、振り回されて全然上手く使えてないみたいな感じになることが多いんです。

qbc:
今、その生活が何年ぐらい続いてるんですか?最後にアルバイトをしたのはいつですか?

けるびむ:
コロナの時期ぐらいに辞めたので3〜4年ぐらい?バイトを辞めた後は、海外に語学堂とか行って、その後は友達のビジネスとかを手伝ってちょっと収入もあったんですけど、でもガチでバイトをしてたのは、それが最後。

qbc:
友達のビジネスって何をされていたんですか?

けるびむ:
マーケティングの勉強になるかなと思って、スタートアップに入って。そこのチームメンバーの1人が自分のブランドのスモールビジネスをやってて、一緒にやらない?って言われてやったんですけど、難しいなと思いました。思ってたのとかなり違う感じになって。その子は別に悪い人ではないんですけど、その前もスタートアップのチームのメンバーでも揉めたりしてて、私があの子にビジネス誘われたって言ったら、他のメンバーが絶対辞めといた方がいいよって言われて。笑 でも私はこんな機会ないから絶対一緒にやらなきゃ、って思って。でも結局、微妙な感じになって辞めたんです。

qbc:
普段誰と話しますか?

けるびむ:
家族と恋人と友達ぐらいですかね。

qbc:
家族と話す機会はあるんですか?

けるびむ:
話しますね。普通に喋れるから絶縁みたいな感じではないんですけど、最後に親と旅行に行った時も、すごい喧嘩しちゃって。私が母の悩みを聞くセラピスト的な立場だったんですけど。お母さんもそんなに人と会ってないんですよ。なので考え方が片寄ってしまってて。家族のメンバーも、身体が一時期、不調があったんですけど病院に行っても、もう治療は終わったって言われて。でもまだ不調を感じるって言ってたので、私がメンタルケアみたいな、その方向に一度いくのもいいんじゃないかって言ったらそれを異常に拒否されて、私が悪いこと言ったみたいな感じになって。私は別に、どっちでもいいと思うんですよ。改善する方向にいったらいいな、って思って言っただけなんです。差別をするみたいな、悪い意味で言ったんじゃなくて解決方法が残ってないから、これした方がいいんじゃないみたいな意味で言ったんですけど、家族がそれを個人的に受け止めてしまって、それで喧嘩になったりとかして、会話が噛み合わなくなっちゃって、特にそういうのが最近強くなりすぎて、私があ、もう距離を置いた方がいいかなって思って。

qbc:
趣味は何ですか?

けるびむ:
話すこともすごい好きですね。本当は話したりとか、あと哲学的なことを考えるのもすごく好きですね。

qbc:
周りの人からどんな性格だと言われますか?

けるびむ:
面白いねって、言われます。初対面は人見知りで、本当に喋る時と喋らない時の差がめっちゃ激しい方だと思います。うーん、でも自分のことはよく分かんないです。

qbc:
自分ではどんな性格だと思いますか?

けるびむ:
陰キャと陽キャの間ぐらい。全く人と関わりたくないわけでもないし、めちゃくちゃ積極的にパリピみたいにガツガツいけるか、と言われたらそうでもない。一対一とかだったら結構、喋れます。あと正直な方、なんじゃないかなって思います。私も嘘つくことはあるんですけど、嘘っていうか、オブラートに包む技術みたいな。大人になって、何でもかんでもベラベラ、正直にいえばいいってもんじゃないんだなって学んで。それからその辺が適度になりました。あと海外の国に、色々行ったり人に会ったりした後、日本の形式的な礼儀とか喋り方みたいなのが抜け落ちて、そのままの自分っていうか、自分の「素」みたいな、人間?になれた感じもしますね。

qbc:
家族、恋人、親友、そういう距離の近い人からはどんな性格って言われますか?

けるびむ:
ポジティブ、楽観的って言われるような気がしますね。でも性格に関してこうだよねとかは、特にあまり言われたことがないです。

qbc:
好きな食べ物について教えてください。

けるびむ:
何でも食べるし韓国料理も好きなんですけどベトナム料理とか、タイ料理とかなんか結構味のクセが強いエスニックフードみたいなのも好きです。知らない文化の料理を食べてみたいなっていう興味がすごく強いです。

過去:生き方、コミュニケーションの仕方をどうしたらいいのかなみたいな感じになったことが結構何回かありましたね。誰と仲良くしたらいいんだろうみたいな。

qbc:
過去について聞いていきたいんですけども、子供の頃はどんな子供でしたか?

けるびむ:
結構、うるさかった方です。めっちゃ騒ぐし大きい声で喋るので、うるさい!猿!ってめっちゃ言われました。笑 その反動でおとなしくなったのかな。小さい頃も移動が多くて、学校の転校が多くて、だから長く続いた人間関係っていうのが無かったですあんまり。社交的な方だったんじゃないかな?でも、同時に、絵を描くのも好きだったんですよ。内向と外向の間みたいな。

qbc:
その時の好きな遊びは何でしたか?

けるびむ:
遊びはローラーシューズって言うんですかね、あれが流行ってて、それをやったりとか、あとブランコに乗るのがすごく好きだったりとか。なんとかごっこみたいな、セーラームンごっことか。なりきって、別の何かになるのがすごく好きでしたね。

qbc:
小学校ではどんな感じでしたか?

けるびむ:
小学校の時はずっと絵を描いてて。でも小学校ぐらいからいきなり内向的な面が強くなってクラスの中で言ったらナード、みたいな。絵を描くのが好きでした。でも小学生の時いじめられてて。見た目のせいか、いじめの標的になってました。

qbc:
いじめられていたのはずっとですか?

けるびむ:
ずっとではないですけど、これはどう考えてもいじめだろ、って、わかりやすくいじめられてる時もあれば、なんとなく、仲間外れされる時もありました。どこに行っても馴染めなかったです。小学生の時はクラスの中で一人ドンみたいな、いじめっ子がいたんですけど、その人が体操服の袋で殴ってきたり、私の筆箱の中にあるペンのインク全部使ったり。容姿のこととかでいじめられてました。でもいじめるのやめろよ!って言ってくれる人も周りにいた気がします。あと、『早く転校してくれ頼むから』って思ってたら、数ヶ月後に本当に転校してびっくりした思い出があります。笑 あと私、言い返したりとかするのがすごく苦手なんですよ。何かを言われた時に瞬時に「これってこういう意味で言ったんだ」って認識するのが他人より遅すぎて、要するに空気読めないんです。それで後から、あの言葉、私に意地悪してたんだ、って気づいたりとか。笑 後から怒ってもその時にまた怒り返せないじゃないですか。ある時、クラスメイトが一人、あるグループでハブられるみたいな状況になってたんですけど、その子が私も一緒にご飯食べようって、いきなり、意味分かんないんですけど、入れさせられたんですね、そのグループに。そのグループの一番偉い立場の子が私のことを無視してて。あからさまに。私、その子の横でご飯食べてるのに、その子、私の存在完全無視してしかも遠まわしに悪口みたいなのを言って、でも私がそれにその時、全然気づかなかったんですよ。配慮心がない人だなーぐらいにしか思ってなかったんです。で、それが悪口だったということに気づいた後、また別の友達が『あなたどうせ他に固定の友達が居ないんだったら、(その最初にハブられてた子)と仲良くしたら?』って言ってきて。結局、そのハブられてた子と仲良くなって。笑 他にも、私普通に3人仲良くしてると思ってた友達がいたんですが、そのうちの一人から「やっぱり2人だけ仲良くしたいから、あなたは移動教室とかトイレとか、もう着いて来ないで。」って言われて。『え?』みたいな。それで、コミュニケーションの仕方っていうか、もう、どうしたらいいんだろう、ってなったことが何回かありましたね。

qbc:
高校はどんな感じだったんですか?

けるびむ:
高校は、高校自体が先生達にめちゃくちゃ問題がある学校で、半分以上が結構ヤバい先生で。逆に生徒同士が団結して仲良くなるみたいな。先生がヤバいから、逆にいじめとかも、あんまり起きない感じでそれは良かったんですけど、受験、頑張って入ったのに、先生がメンタル的に追いつめてくる感じで。笑 担任も私が卒業した後、色々問題があったらしくて、もう大変なことになってましたけど、その先生は悪い先生じゃなかったのになあって。どう考えても学校のストレスの影響あるだろうなって。あの学校の中で、相当ストレスあったんだと思います。あの高校に行ったら絶対メンタル追い詰められるだろうなみたいな、そんな学校でした。でも逆に友達関係は良い感じになって、部活のメンバーはすごい良い人っていうか私と相性が合う人達で、それはすごく楽しかったですね。

qbc:
生まれ育ったところの風景はどんな感じでしたか?

けるびむ:
めっちゃ田舎って言われたらそうでもなく都会かって言われたそうでもないみたいな。本当に全く何もないわけじゃなくて銀天街があったんですけど、それも廃れちゃって、百貨店とかもあったんですけどそれも潰れちゃって。若い人が遊んで、活性化する場所がない感じで、あとヤンキーが多い。もちろん良い人もいるんですけど、周りの子達は学校卒業したらすぐ結婚して子供を産む、そのルートに限られてる感じの人も多くて、仕事をしてキャリアを追うとか何かやりたいことを見つけてやる!みたいな、そういう雰囲気じゃ全くなかったです。

qbc:
家族からどういう風に育てられましたか?

けるびむ:
家族は愛情を持って育ててくれたなっていうのはすごく思うんですけど、干渉してるようで野放しみたいな感じだったような。小さい時は教育ペアレントみたいな感じだったんですが、その後は、あんまりしても意味ないなって思ったのか、笑 私が好きだった絵を描くということをサポートしてくれました。

qbc:
どんな絵を描くんですか?

けるびむ:
油絵を描いてました。人の絵を描くのがすごく好きだったんですけど、受験する時に、追い詰められすぎて、一番良いところに入らなきゃ、そうじゃないと私はダメなやつだ、っていう気持ちが強すぎて。そこでやる気が無くなったわけではないんですが、描くこと自体に集中できなくなって、全然楽しくないってなって、それで描くのを辞めちゃったんですよね。

qbc:
藝大を目指したんですか?

けるびむ:
藝大を目指して受けたんですけど落ちて、受かったところに入ったんですけど、絵を描くことにそんなに情熱を感じなくなってしまって。そこまで集中して、情熱をガーッて注いでたのに、それがフッて消えちゃって。このままこんなに学費出してここにいてもいいのかなみたいな。大学の周りの人もやる気なかったんですよ。最初は都会に来たのが楽しすぎて、美術館とか展示会とか行ったりとか、企画やったりとか、活動的だったんですけど、周りとの温度差を感じたというか、「あれ?思ってたんと違う」みたいな。前、友人に相談した時、『美大に入って周りが天才すぎて、自分の才能の無さに落ちこんだの?』って言われたんですけど、そうじゃなくて、私が才能がなかったから、こんな風に周りがやる気ないような人しかいないような場所にきてしまったのかなって思ったんです。それで落ち込みました。

qbc:
その後はどんな感じで生活してたっていうか放浪時代って何を考えてらしたんですか?何がやりたかったんですか?

けるびむ:
藝大を目指してた時に、1個の目標に固定して「絶対受からないと死ぬ」みたいな勢いでやってて、そこでポキって1回折れてからは、固定された目標とか無かったんですよ。その後から絶対これになりたいとか、これを極めたいとかそういうのがあんまり無くて。自分が、何をしたいか分からなくなって。藝大に落ちる前、そこだけに集中してたので、それだけが自分の価値みたいに感じになってたんですよ。その時絵を描くことが私のアイデンティティみたいな感じになってたんですけど「あれなんか違うじゃん」みたいな感じになって、それで自分のアイデンティティを探し回って、天職って何だろう、自分は何がしたいんだろうみたいなことをずっと考えてましたね。語学とかを勉強するのはすごい好きだったんですけど、新しい趣味ができても、周りの人に比べたら自分別にそこまで情熱が無いなっていうことに、やればやるほど気づいてしまって。そしたら全部、中途半端になっちゃったんですよ。ずっと考えまくって、行動ができてなくて、何もしなさすぎて自分の何がしたいかっていうセンサーみたいなのがめっちゃ弱くなった感じなのかなって。

未来:会話しててぴったり合う人っていうのがあんまり居なくて。そういう友達とか、何でもいいんですけどそういう相手がもっといっぱい増えたらいいな。

qbc:
未来について聞いていきますね。5年、10年、30年、最後自分が死ぬっていうところまで考えて、今未来をどういう風にイメージしてますか?

けるびむ:
まず仕事から見つけたい、お金を稼がなきゃ。あと何かスキルを身に付けた方がいいなって。本当に人に役に立つ、提供できるようなスキルがあったらいいなっていう風に思ってます。未来に関しては正直ぼやけてます。でも最近死にたいっていう意味じゃないんですけど、”死”についてめっちゃ考えていて。でも本当にやっぱり、最後にはみんな死ぬじゃないですか。だから、まじで、やりたいことをやらないといけないな、って思ってます。これだったら成功しそうとかじゃなくて。渋ってる場合じゃないなっていうのを最近思いました。

qbc:
どれぐらいそのことを考えているんですか?何かやらなきゃとか。

けるびむ:
めちゃくちゃ考えてます。

qbc:
何年ぐらい考え続けてるんですか?

けるびむ:
ここ2〜3年ぐらいずっと考えてますね。

qbc:
周りの人に相談とかしてますか?

けるびむ:
いや全然してないですね。こうやってした方がいいんじゃない?って言われたら、それにめちゃくちゃ影響されるんじゃないかなって思い込んでて、あんまり言い切れなくてカウンセリングで相談したことはあるんですけど。でも実際の知り合いの人にそういうのは言ったことがないですね。でも最近、相談しなきゃダメだなって思いました。確かに自分で全部考えても、経験がないので、解決できんよな。っていう。めちゃくちゃ単純なことに気づきました。早く相談すればよかった。頑固なんですよね。

qbc:
絵を描いている時の気持ちはどんな感じですか?

けるびむ:
絵を描いてる時は特に何も考えてなかったんですけど、普通に出来ることが他になくて、楽しくてやってたのもあるんですけど、感情はあんまり覚えてないです。無心でやってた気がします。

qbc:
今一番何をしたいですか?

けるびむ:
情報発信をやりたいです。ブログとかYoutubeとか。自分が考えたことを発信したいなとか話してそれをまとめてどっかに置いておきたいなっていう気持ちがめちゃくちゃあります。

qbc:
YouTube、ブログで考えを発信してどうなりたいですか?どこかに置いておく。あと他に何かありますか?

けるびむ:
人とコミュニケーション取りたいっていう欲もあります。今までの人生で移動が多すぎてなのか、話がぴったり合う人があんまり居なくて。今はそもそも人とそんなに会ってないので、あれなんですけど、会話しててぴったり合う人っていうのがあんまり居ないんです。そういう友達がもっと増えたらいいな。まあ、人と会うしかないんですけど。笑 自分のコミュニティを作りたい。仲間が欲しい。

qbc:
正直、今、家に住ませてもらってるわけじゃないですか。自分に仮に支払い能力があるとしたら、引っ越しますか?

けるびむ:
引っ越しますね。

qbc:
恋人だからずっと同棲しててもいいわけじゃないですか。違うところに一緒に引っ越してもいいわけじゃないですか。

けるびむ:
そもそも恋人とか関係なく、あんまり人と常に、一緒にいるのが大変というか、住みたくないタイプなんだ、ってことに住んでから気づきました。家族もそうなんですけど、同じ空間に、誰かと一緒にいるっていうのって、全然、自由度が違いますよね。今までは、あんまり気づかなかったですけど。私、自由になりたいのかな。でも仲間は欲しいって、よく考えたら、願望が矛盾してますね。自分でも何がしたいかわからないですが、今は、一人暮らし、めちゃくちゃしたい。またしたいですね。

qbc:
今一番誰かに謝らないといけないとしたら誰に謝りますか?

けるびむ:
親ですかね。すごくサポートしてくれたので、親孝行とかなんかそういうのにめちゃくちゃプレッシャーを感じるほど、自分が真面目な性格ではないので、自分で言ってて偽善者っぽく聞こえる気もするんですが、でも周りの人は色々親にしてあげられるぐらいの経済力、そういうのをしてあげる、しっかりしてるっていうんですかね、そういうのを見て、私もそうしたいって思うことがあります。自分でちゃんと生きてる時点で親孝行だと思うんですけど、生活して、やりたいことやって、しっかり自分の人生を生きてる姿を見せるみたいな、そういうのも全然出来てないし、それはすごい申し訳ないなっていうの思ってますね。

qbc:
もしもの未来の質問っていうのをしていて、もしも藝大に入学していたら何してたと思いますか?

けるびむ:
藝大に行ってたら、特定の仕事に絶対就きたいっていうのは無かったんですけど行ってたとしても辞めたんじゃないかっていう風に思います。考え方が今と全く違ったと思います。1回折れたのでそれが逆に良かったなっていう風に自分では今都合良く考えてるんですけど、自分がもしそのまま藝大に受かってたらめっちゃ偉そうになってて、人のことめっちゃジャッジしたりとか。マウント取るじゃないけど、肩書きとかでジャッジするような奴になってたんじゃないかな。それは藝大入ってる人がそういう人だ!という意味じゃなくて、自分だったらそうなってたんじゃないかな、ってことです。

qbc:
一番やりたくないことって何ですか?

けるびむ:
意味が無さそうなことはあんまりやりたくないですね。なんかこれやってて、何の意味があるんだろう、何の為にやってるんだろう、みたいなことはあんまりしたくないですね。生きていく為にゴミを捨てるとか風呂に入るとか、そういうことはしないといけないと思うんですけど、そういうのじゃなくて、例えばその友達とビジネスしてた時も、これ、今は人気があるかもしれないけど、長い目で見ると、どうかな。みたいな。そういうことを、直感では『ん?』と疑問を持ちながら、わかってるのに、でも現実的にやらなきゃいけないよね...って思いながら、何かをしてると、虚無感を感じます。

qbc:
分かりました。最後の質問で遺言でもいいし、読者向けメッセージもいいし何かインタビューの感想みたいなものでも良いんですけど、最後に残したことがあればお伺いしております。

けるびむ:
結構喋ったので、言い残したことはないんですけど、ああでもインタビューすごくお上手ですね。お上手ですねってちょっと日本語が合ってるか分かんないんですけど、核心を突かれた、突けた、感じがしました。自分の中で人と喋ってみてこうやって質問をしてもらって自分でパッて喋るってすごくいいな、自分のことを知るのにすごくいいなって思いました。

追記:今こうしてインタビュー内容を振り返ると、自分のこの状況、過去に起きたこと、全て、自分は受け入れてる、大丈夫、自分はそれをわかってる、って必死に思いこもうと、してたんですけど、実際は全然そうじゃなくて、結構、受け入れられてない部分があったんだな、って思いました。これが客観視ですね。笑 私、自分の本心を知ろうとする時、よくフェイクかましてしまうので、フィルターかかって自分でもよく見えない部分があったんですけど、玉ねぎの皮が一皮剥けたみたいな、感じがします。インタビュー受けてよかったです。ありがとうございました。

qbc:
ありがとうございます。

けるびむ:
ありがとうございます。

あとがき

宝石買ってやろう。うれしいか?
うれしいだろう? うれしくないのか、残念。
なんて思いながら、日々は生きてません。
私の。私の頭の中はほとんどインタビューのこと考えてます。
うそ、別に他の仕事のことも考えていますよ!!!!!
やるべきことはたくさんあるんだ。
でもねお休みもたくさん必要になるんだ。
むずかしいね。
そうでもないのかな。
むずかしく考えすぎなのかもねえ。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:さめこ】

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