インタビューとコンテクスト
インタビューをしている時にコンテキストは意識しますか？
イエス。
一般的に、話を聞くときに意識すべきコンテクストは下記です。（一般的と言いつつ、qbc作成の資料でございますが）
・社会的コンテクスト：話し手と聞き手の関係性による影響。親子、上司と部下など。
・個人的コンテクスト： 個人的経験や価値観、感情による影響。成功体験、多忙など。
・物理的コンテクスト：話をする場所や時間による影響。夜、喫茶店など。
・文化的コンテクスト：話し手の属する文化による影響。日米、コメ食パン食など。
例えば「無名人インタビュー」というqbc作のコミュニケーションチェンバー（対話室？ 対話空間？）は、社会的コンテクストという観点で言うと、限りなく「なし」にしています。
新人インタビュアーには、知り合いに声をかけてインタビューすることを、基本NGにしています。それは、話す/聞くという場面で、社会的コンテクストが邪魔になってくるから。
まあまあ、他のコンテクストについても「無名人インタビュー」ではいろいろ、事前に準備しています。このあたりは、結局今書いている本の技術編に入ってくるんですけれども。
ともあれ、インタビューはいつから始まっているか？
もう、このnoteアカウントを見る前から始まってるんですよね。
ある人は、インタビュー冒頭で、インタビュー受けてみたかったんですよね、と言う。つまり、その人の中でインタビューとはこういうものだ、ということがある程度決まっている。
また別の人は、無名人インタビューずっと読んでて、2年考えて応募しました、という人もいる。この人の頭の中には、
またまた別、別、別、の人は、友達が受けて楽しいかお前も受けてみな、って言われて。他のインタビュー記事、ぜんぜん読んでない。という人もいる。
この人たち、みんな違うコンテクストなわけです。
ってそもそもコンテクストとは何か？
ひさしぶりに、ChatGPTさんに登場してもらいましょうか。
コンテクストとは、ある事象や発言が理解されるべき背景や状況のことを指します。具体的には、時間、場所、関連する出来事、対話の流れ、文化的背景など、その事象や発言を適切に解釈するために必要な情報の総体を意味します。例えば、ある言葉や行動が特定のコンテクストでは正しい意味を持ちますが、別のコンテクストでは異なる意味を持つことがあります。したがって、コンテクストを理解することは、コミュニケーションや情報の解釈において非常に重要です。
ちょっとまだ理解がこわばってる感じがしますね。もうちょっと具体化しましょうか。
もちろんです。コンテクストの重要性を理解するための具体例を挙げましょう。
例えば、友人が「今日は疲れた」と言ったとします。この発言のコンテクストを考えると、その意味は大きく異なる可能性があります。
仕事のコンテクスト: 友人が長時間労働をした後にこの発言をした場合、彼は物理的に疲れていると解釈できます。この場合、「疲れた」という言葉は、仕事の忙しさやストレスを表している可能性が高いです。
スポーツのコンテクスト: もし友人がジムで激しい運動をした後に「今日は疲れた」と言った場合、この発言は運動による身体的な疲労を意味していると考えられます。
社交イベントのコンテクスト: 友人がパーティーや集まりに参加した後に「今日は疲れた」と言う場合、彼は社交的な疲労や精神的な疲れを表しているかもしれません。例えば、多くの人との交流がストレスになることがあります。
このように、同じ「疲れた」という発言でも、そのコンテクストによって異なる意味を持つことがわかります。コンテクストは、発言や行動の背景を理解し、それらを適切に解釈するのに役立ちます。
でね、このコンテクストなんだけど、これを無視すると、コミュニケーションがぶっこわれるんですよねえ。
まあ、それだけのお話。
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