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読書サークルで人付き合いができるようになった人

読書好きですねー。私も本を読んでなかったら人生変わってたくらい、読書というものには影響を受けました。
そしてなんと!!!!!
そんな私が!!!!!
40代で!!!!!
白内障になってしまい!!!!!!
本を読むのがめっちゃ苦痛になってしまいました。いろいろあって、左目だけ白内障になって、左だけ人工の水晶レンズをいれているんですよ。
で、それでどうなるかというと、
1,白内障で白く濁っていた左目の視界が、すごくクリアになった。
2,人工のレンズでは焦点調整ができない。レンズは手元ではなく身の回りのものが見えるくらいの視力に合わせてある。
3,左右の視力が合わないため、手元の小さな文字を読む=読書はかなり厳しい、というかよほどのことじゃないとできない。
いやもうほんと、本を読むときは眼鏡外して、本に1cmくらい目を近づけて読まないとダメって感じです。あと、右目中心に負担がかかっているので、めちゃ右目疲れるとかね。
まあ、それでも、本は読まないといけないと思ってる。
本を読むことを情報収集のためだけと思っている人もいるけど、そうじゃないよ。本を読みながら、言葉を何回も何回も頭の中で繰り返し、書いてあることの意味を探ることが大事なんだ。そこからしか人間性は生まれないよ。読むことは大事なんだ。
私が、読めない目でになっても本を読む理由は、そこです。
ということで、無名人インタビュー始まるよー!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 加藤宥仁 さんです!


現在 : 自分のことよりも周りのことを心配してしまうような感じですね。

のの : 加藤さんは今何をされている方ですか?

加藤 : 自分は年齢は33歳で、実家暮らしで普段は運送系の仕事をしています。フリーターですね。

のの : お仕事はどのぐらいされてますか。

加藤 : 自分は働くのがあんまり好きではなくて、お金使わないようにはしてるんで、週3か4ぐらいで働いてるっていう感じですね。

のの : お仕事以外の時間は何をされていますか。

加藤 : お仕事以外は、結構いろんな読書サークルに入ってまして、最近もそのサークルのオフ会で、大阪と京都に行ってました。入ってるサークルは10~20ぐらい。ツイッタラーやユーチューバーの方のサークルとか、人文系の読書サークルに入ってます。
それ以外だったら散歩したりとか、あと歴史が好きなので、神社仏閣巡るとか。動物も好きなので猫と触れ合ったりだとか、そういうことをしています。

のの : 読書サークルのオフ会というのは、どのくらいの頻度であるんですか。

加藤 : あんまりないんですけど、結構仲良くなった人とは会うみたいな感じで。3日前ぐらいに大きい場所でオフ会して、10人ぐらい人が来たりだとか、主に交流ですね。

のの : 実際に読書サークルっていうのは、どのような活動をされてるんですか。

加藤 : 基本は、週に1回課題図書を決めて、それを読んだら感想を言ってみたいな、そういうのが多いですね。結構読書をしてる率が高いサークルだと、毎日読んで、輪読会みたいなのをやってる。基本Zoomメインで、読書進めてくって感じです。同じ課題図書を、1週間、1ヶ月で終えるときもあれば、2年3年、4年とか、長いスパンで読むサークルもあります。

のの : 加藤さんが最近読んで良かったなという本はありますか。

加藤 : 「居るのはつらいよ」https://amzn.asia/d/8YGle6d )っていう本が良かったですね。これは某読書サークルで、私が主に入ってるサークルなんですけど、その入ってるサークルの課題図書の1つで。半年ぐらい前に読んだんですけど、何が良かったかって言うと、まずケアとセラピーっていう概念があるんですね。ケアっていうのは、治療じゃないけど不安な部分を取り除くみたいな感じで。セラピーは治療で、精神的な悪い部分があったらそこを治療していくっていうふうな感じで。ケアとセラピーの違いがうまく説明されていて、これが非常に勉強になったなという感じで。こういうケアって、早めに寝るとか、体の調子整えるとか、そういうのに近いと思うんですね。自分でできることは体調づくりみたいな感じかな。セラピーはプロの人にお任せして、治療してもらうっていう感じなんですけど。その違いが説明されていて、すごく勉強になりましたね。自分はケアとセラピーについてあまり考えたことがなかったので、非常に良かったです。

のの : ありがとうございます。神社仏閣に行くことも好きとおっしゃてたと思うのですが、実際にどのようなところに行かれるんですか。

加藤 : 基本神社があったりすればそこに行ってみて、どういう神社なのかなとか、この前オフ会で大阪と京都に行って、その時も神社に行って。大阪は都心の近くに神社があったので、それを見に行って、京都は建仁寺っていう有名なお寺に行ってみたり、あとは安井金比羅宮っていう神社に行ったりとかしましたね。有名どころじゃなくても目の前に神社があったら行くみたいな感じですね。あとはいつできたのかなとか、誰を祀ってるのかなとか調べるのが好きですね。

のの : ありがとうございます。何か最近楽しかったことはありますか。

加藤 : この前オフ会で大阪に行ったときに、ネット経由で何回も会ってる人と実際にお会いしたのが良かったですね。あとはその時会った人に、服があまりよくないからと言って、服をコーデしてもらったんですよね、サークルの女性の方に。自分服に対して鈍感な方なので、コーデしてもらった後にいい感じになったのが嬉しかったですね。

のの : 反対に最近悲しかったことはありますか。

加藤 : 自分実家に住んでて、今年の初め、実の母親が亡くなってしまったんで、それが悲しいなって。母親はもう70後半だったんですけど、2年ぐらい前から糖尿病を患ってたみたいで、病院には行ってたんですけど、薬を飲んでなかったみたいで。飲んでなかったから亡くなってしまったていう。それを知ってたら薬を飲むように促してたのになっていう後悔がありますね。そんな感じです。

のの : ありがとうございます。加藤さんは周りの人からどのような人だと言われますか。

加藤 : 結構珍しいタイプの人、あと自分のことよりも周りの人の幸せを願うような感じの人って言われたりします。あとは私主催で結構イベント開いたりするんですけど、これはみんなからありがたがられてますね。そういうことやりたい人って少なくて、ネット経由の人って受け身の人が多いので、自分から動く人って少ないんですよ。だから色々イベント主催したりとかしてますね。親分肌みたいな感じなのかな。

のの : 加藤さんご自身は自分のことをどう思われてますか。

加藤 : 自分は1つのことに熱中はするんですけど、すぐ冷めやすいっていうか、それに振り回されてるような感じがしたりします。あとは自分で勉強したりとか、周りを楽しませようとしたりとかしてるんで、ムードメーカーなのかなっていうふうに思いますね。自分のことよりも周りのことを心配してしまうような感じですね。

のの : ありがとうございます。

過去 : 学校行って帰るまで一言も喋らない日もあったので、辛かったですね。

のの : 加藤さんは小さい頃どんなお子さんでしたか。

加藤 :  まず自分ロシアと日本のハーフなんですね。ハーフで6歳までロシアで過ごして、そこから日本に来たっていう感じで。日本に来て公立の小学校に入ったんですよね。でも日本語ができなくて、行きたくないって母親に漏らしたら別に行かなくてもいいよって言われて。だからそのまま学校には行かず、基本内気で他人と交流しない、自分の世界にこもってるっていう子供でしたね。

のの : その頃好きなことはありましたか。

加藤 : その頃はよく、母親と近所のお寺とか見に行ってましたね。その影響で今神社仏閣とか見るようになってるっていう感じですね。あとは美術館に行って、美術に触れたりしてました、あとは母親と会話したり、アニメ観たり、そういうことも好きでしたね。

のの : 学校に行かなかったのは何歳ぐらいまでですか。

加藤 :小学校1年生の2日目ぐらいから 5年生ぐらいまで学校には行ってなかったですね。母親は行かなくていいっていう立場だったんですけど、父親は行った方がいいって喧嘩になったりして、そこで学校に行ってくれって言われたんで、行くようになったていう感じですね。これが4年生か5年生ぐらい、詳しい時期は覚えてないんですけど。

のの : その頃から学校に行かれるようになって、行ってみてどうでしたか。

加藤 : 行ってもずっと無言で、何も喋れない、挨拶とかもできなかったんで、けっこう辛い時間でしたね。辛いしつまらないし、学校行って帰るまで一言も喋らない日もあったので、辛かったですね。

のの : 小学校を卒業されてからはどうでしたか。

加藤 :  小学校卒業して、中学でも基本喋らない、陰キャでしたね。喋ろうとしてもうまく喋れないから、言葉にならない、大変でしたね。

のの : その頃趣味とかはありましたか。

加藤 :  その頃は授業終わったら図書室に向かって、図書室で歴史の本読んだりしてました。あとは科学部に入ってたんで、科学の本とか読んだりしてました。基本誰とも喋らずに、学校終わったら図書室に向かうっていう学生でした。

のの : 科学部には何で入ろうと思われたんですか。

加藤 :  自分その時は運動とかできなくて、運動部は交流しないといけないから敬遠して、科学部だったら喋んなくてもいいし、実験するの楽しそうだなと思って入りました。いろんな実験してたんですけど、何をしてたかは全然記憶にないです。

のの : ありがとうございます。中学校を卒業されてからは。

加藤 :  中学卒業まで全然勉強してなくて、高校に行けるかどうかも危なくて、近所の偏差値が良くない高校を一応受けて、テストはそんなに良くなかったんですけど、定員割れかなにかで入れましたね。その時覚えてるのが、先生に合格したって言ったら、見間違いなんじゃない?もう1回見てきなさいって言われました。あとは中学校時代人と喋ってなかったので、三者面談の時に親に、息子さんは発達障害じゃないかっていうふうに言われたのを覚えてますね。

のの : 高校生活はどうでしたか。

加藤 :  高校生活は1年で終わってしまったんですけど。何でかって言うと、入ってからちょっと勉強しようかなと思って、最初は頑張ったんですけど、徐々に記憶がなくなってしまって。家から学校まで、大体5分か10分くらいで近かったんですけど、毎日遅刻してて、それで単位が取れなくて退学しました。小学校、中学校で足りなかった分取り戻そうと頑張ったんですけど、うまくできずに空回りしてたっていう感じかな。あとは柔道部に入って、毎日授業の終わりに部員が2人しかいなかったんで、部長と私で組み手したりとか、練習したりしてましたね。高校デビュー頑張ったけどうまくいかずに、怠け癖が原因で、退学することになったっていう感じかな。

のの : 高校を退学されてからは。

加藤 : 高校を退学してからは、大学に行こうかなと思って、2、3年ぐらい浪人をやってました。でも勉強うまくいかなくて、結局どこにも入らず、やってしまいましたね。
その間に幻聴が聞こえたり、統合失調症みたいな症状になって、それをどうしようかっていうことで悩んだりしてましたね。統合失調症自体は、最初幻聴が聞こえてくるんですよね、自分の悪い噂話とか。最初近所の人が噂話してるのかなって思ってて、近所の人がいない大きい公園に行っても同じ声が聞こえたんで、これは幻聴なんだなって自覚して。
図書館で統合失調症の本を借りて、統合失調症には認知療法っていう方法がいいと知って。その治療法を実際に自分でやって、聞こえてきた幻聴の声を書いたり、あとはそれに対してどういうふうに反論していけばいいのか試しました。それをやった結果、幻聴が聞こえなくなって寛解しました。今も聞こえてはないです。

のの :  どのぐらいで寛解したんですか。

加藤 : 聞こえてから消えるまで3ヶ月ぐらいだった記憶があります。病院に行って治療するっていう考え方が、私病院が嫌いで、病院行ったら薬漬けにされてそのまま人生終わってしまうんじゃないかと考えてたんで。だからその選択肢がなくて、自分で治そうっていう感じで治しましたね自分で。コスパが非常に悪いんですけど。自分の体に振り回されて、それが3年ぐらいかな。

勉強もうまくいかなくて、どこにも行けなかったんで、バイトをやろうかなって思って、色んなバイトの面接に行こうとして、色んな面接を受けましたね。その時に大体50個ぐらい受けて、最終的に受かった某大手の引っ越し会社で4年ぐらいバイトしてました。
引っ越し会社は朝早くて、7時半とかから出勤して、早いときは17時18時、遅いときは23時ぐらいに終わってましたね。繁忙期はやばくて、普通に23時とかに終わらなくて、一番遅くて深夜の3時とか4時に終わったりしてましたね。引っ越し会社なので、繁忙期すごい件数入っちゃって、それをこなさないといけなくて大変でした。でも入ったおかげで体が前までは太ってたんですけど結構いい感じになって良かったですね。

のの :  その頃は好きなことはありましたか。

加藤 : その頃はバイトと家の往復で。朝早く起きて、会社向かうまでの人がいない道が良い感じなんですよね。朝の空気感が、風も気持ちいいし、そういうのが好きでした。
そこのバイト先は3年ぐらい働いて、結構古参になって、最終的に色々あって辞めてしまって、その後は細々とした肉体労働系のバイトしてました。

のの : 色々バイトされてたのは何年ぐらいですか。

加藤 : 4、5年とか。その後にまた、某有名な引っ越し会社で3年ぐらい働いてっていう感じですかね。そういう肉体系のところでずっと働くのは好きになれなくて、就職せずにバイトでやってますね。

のの : プライベートでの変化は何かありましたか。

加藤 : 小学校中学校高校時代から友達がいなかったんで、1人で色んな所に出かけてましたね。その3年働いた引っ越し会社辞めてからまた違うバイトをして、今は運送系のところで働いています。そこでは5年以上働いてます。

そこで毎日働くだけだとつまらないなってことで、色々ネットで読書サークル探して。一番最初に入ったのがユーチューバーの読書サークル(一月万冊)で、そこに3年ぐらいいて、そこのサークルでトラブルが起きて。そのサークルの人が本を作るみたいなイベントをやってて、3年間お金をつぎ込んでたんですけど、音沙汰なかったんで、ムカついて消費者センターとか警察署に行ったりしましたね。そこに入ったのが2017年とか。

 その後、2018年にツイッター経由で読書サークルに入って、2日前にサークル経由のイベントを私が主催しました。あとはプロ奢ラレヤーさん(https://twitter.com/taichinakaj?s=21&t=_lN5x9lRFFcRMnVoDXGhug )のイベントを私も2回ぐらいやって。そこは毎日課題図書決めて皆で読んで、基本人文系が多い。社会系のマルセル・モースとか、ヒトラーの本とか、宗教系の本とか読んだりしました。さっき挙げた「居るのはつらいよ」も、プロ奢ラレヤ―さんのサークルで読みましたね。(https://note.com/ogosalon/n/n710b96340a40 )そこそこ有名みたいですね、プロ奢ラレヤーさんも。若い人がメインなんで、特に。Z系インフルエンサーなのかな。若い人は知ってると思うけど、若い人以外はあんまり知らないのかな。一応このプロ奢ラレヤーさんを見て、それを真似した人が、レンタルなんもしない人っていう人がいるんですよ。そっちのほうが有名なのかもしれないですね。(https://twitter.com/morimotoshoji?s=21&t=_lN5x9lRFFcRMnVoDXGhug )

その他のサークルだと、哲学系のユーチューバー、ネオ高等遊民(https://twitter.com/mneeton?s=21&t=_lN5x9lRFFcRMnVoDXGhug)っていう人がいるんですけど、タイに住みながら動画を撮ってるっていう感じで。その人がサークルやるっていうことで今も入ってますね。(https://note.com/kotoyumin/n/n828e0abc388d ) ここは哲学系とか文学とか読んでますね。それ以外は検索するといろんな読書サークル多いんですよね。ほぼ院生とかでやってる人が多い、自分が研究してるから、深める一貫で誰か一緒に読みませんかみたいな感じで募集してて、立候補すると入れるような感じですね。
読書サークル主催は大体ツイッタラーとかユーチューバーの人以外は、大学院生とかが多いですね。あとは浜松さん(https://twitter.com/hamamatsuod?s=21&t=_lN5x9lRFFcRMnVoDXGhug )っていう方がいらっしゃるんですけど、この方は誰でも参加できるような、オープンな感じでやってますね。

未来 : このまま同じ生活が続くのかなっていう感じで、なるようになるかなっていう感じですね。

のの : 加藤さんは5年後10年後、あるいは死ぬ時までを想像していただいて、未来についてどういったイメージをお持ちですか。

加藤 : このまま同じ生活が続くのかなっていう感じで、なるようになるかなっていう感じですね。具体的にこうしたいとかは特にないですね。ゆっくりと自分にできる範囲で生きていくっていう感じかな。

のの : もしも加藤さんが読書サークルに出会ってなかったら、どういう人生になっていたと思いますか。

加藤 : 読書サークルで今の様に喋れるようになったっていう部分が大きいので、読書サークルに入ってなかったら人付き合いができないままだっただろうなって感じはしてますね。友達も結構そこ経由でできたので、友達が少ない人生だっただろうなと思いますね。人間関係のいざこざも多いので、あんまりおすすめできるものでもないですけど、読書が好きな人が入って欲しいなと思いますね。

のの :  これからも読書サークルを続けていきたいですか。

加藤 : そうですね。本を読むのも好きなので、あと運営みたいな立場のところも多いので、続けていきたいですね。読書サークルは集団で本を読むので、1人で読むよりもスピードが桁違いで新しい本に出会えるっていう所が魅力ですね。

のの : 最後に言い残したこととか、これだけは言っておきたいっていうことはありますか。

加藤 : 今日何も考えずに参加したんですね、インタビュー自体は。どうなるか不安だったんですけど、なんとか無事に終わって良かったですね。過去のことってあんまり振り返らないので、振り返るいい機会になったので非常に良かったです。知り合いにも、この無名人インタビュー紹介したいと思います。

のの : ありがとうございます。

あとがき

読書サークルの存在は知っていましたが、加藤さんのお話を聞いて本当に沢山のサークルがあると知り、私も何か参加してみたいなと思いました。ネット上で交流していた方と現実で会うって不思議な感覚ですが、不安以上に嬉しさがあるだろうなと感じました。あと自分からサークルを主催するってかなり勇気がいることだと思うのに、加藤さんは沢山主催をされていて、きっと周りの人からすごく感謝されているだろうなと感じました。これからも読書サークル続けていって欲しいなと思います。
【インタビュー・編集・あとがき:のの】

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #読書 #読書サークル

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