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根っからのギバーの人だけが集まるような場所を作りたい人

MBTI診断が流行ってますね思った以上に。もはや血液型と同じレベルで、A型なんで几帳面です、というのと同じでINFJなので〇〇という会話までなされて、まじかーこんなに浸透してるのか、って思ってます。だいたいにおいて。
まあカテゴリつけるの好きなのは国民性というか。どうぶつ占い以来のヒット感はありますね。MBTI診断は占いっていうか質問に対する回答にに対する評価なので、占いとは違いますが、入力して、処理して、出力するという一連の流れに関しては、同じですね。だいたいにおいて。
ということで、無名人インタビューコミュニティでは、仲介者さんが多いですね。というかコミュニティに入ってくる人が仲介者が多いのか。それとも無名人インタビューというところに仲介者が多いのか。なんでしょうね。ちらほら主人公タイプの人もいたりしますが。
わからんものです。
ともあれ、主宰の私qbc指揮官とかいうのでした! 孤独よね。
と思う2024年7月16日9時25分に書く無名人インタビュー830回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは まつ さんです!

年齢:30代後半
性別:男
職業:気まましゃちょー

instagram:https://www.instagram.com/matsu__book


現在:結局、自分が最終的に笑うために、自分で考えて行動してるんだと思ってるんですよ。

erica:今、何をしている方でしょうか?

まつ:本業は、建築の代表、社長をやってます。もう8期目ぐらいですかね。

副業というか趣味というか、ボランティアというところで、オンラインのビジネス系のスクールに今は携わっています。

知ってる知識や情報を発信したり、自分の頭の中を整理したりするために、SNSを活用している形になります。

erica:会社は、まつさんご自身で始められたんですか?

まつ:私自身で始めました。

あんまり話したくないんですが、シンプルに、父親がまあまあすごいというか、父親も経営者をやっていて、父親と対等に話をしたいなって思ったのがきっかけですね。それ以上でも以下でもないです。別に憧れがあったわけでもないですし。

そういう人たちが見ている世界ってどういうもんなんだろうと思って、なんとなく独立した。なんとなくだったので、やっぱり他の人と比べたら思いはあまりないかな〜と考えた時期もあったんですけど。それは、過去でお話できればと思います。

erica:本業では、どんな仕事をされていますか?

まつ:リフォーム、リノベーションがメインですね。20年弱ぐらい建築に携わっていて、改めて思うのは、建築あんま好きじゃないんだなって。

なので、あんまり未練もないですし、別の関わり方をこれからしたいなと思ってますね

erica:まつさんは、どういった立場で関わられているんですか?

まつ:現場代理人ってご存知ありますか?

erica:すみません、ちょっと分からないですね。

まつ:1つの現場に対してお客さんと打ち合わせしたり、そこから見積もりを作って業者さんを段取りして、工程を安全かつ品質を保つために管理したりする感じですね。

実際に作業や物を作ることはほとんどない。というのが、現場代理人っていう仕事になってますね。

ただ、現場代理人の今の世の中のイメージってちょっと悪くなってるので。レベル低いよねっていう話は職人さんからよく聞きますけど。

今お伝えしたことが本来やるべきことなんですけども。今の現場代理人、監督さんって言われてる人たちって、手配師さんって言われてるんです。そこに合う職人さんを呼んでくるだけの人っていう認識の方が今、建築業界の中でも強いかもしれないですね。それぐらい現場代理人のレベルは下がってると思います。

erica:確認なんですが。本来であれば、現場代理人は職人さんを呼ぶだけじゃなく、打ち合わせや見積もりなどもするという認識で合っていますか?

まつ:こう進めてくださいよとか、こういう仕上がりにしてくださいよっていうのは、現場代理人側が直接お客さんの要望を聞いてるので、それを職人さんに伝えるべきだと思うんですけど。
もちろん工程や安全管理をするのも仕事です。

ただ職人さん任せになっちゃってる人が多いんじゃないかなって思いますね。なので、レベルが下がってるんじゃないかなと思います。

erica:まつさん自身は、ご自身のレベルはどれくらいだと思いますか?

まつ:自分で言うのもあれかもしれないですけど、関東でトップクラスじゃないですか、技術的には。自分ではそうだと思ってます。

自分で言って、すごく恥ずかしいんですけどね、得意だけど好きじゃないんですよ。だから、ちょっとジレンマというか葛藤はあるんですけど。ある程度はできますね。

erica:どうして、そのような評価をされるんですか?

まつ:できるっていう評価は…むずいっすね。

でも、できない工事はないと思ってるんで。それこそ、職人さんの手配とか、そういった関係で難しいケースはあると思うんですけど。お客さんと打ち合わせした時に絶対言うのが、「できないことないですよ」って言います。100%ないと思いますって。

物理的に、建物を浮かせてくれとか無理ですけど。現実的なところだったら、99%できると思いますよって。そのやり方を考えられるし、こういう工事だったら物理的にはできるけど、こういうとこ目瞑っていただかなきゃいけないですし、金額これくらいかかっちゃいますけどどうしますかっていうとこまでは、全部提案できると思ってます。

なんで自分ができるかって思うと、今のお客さんって何社も相談してるケースが多いんですね。

「その工事ってできないって言われたんですけど」っていう言葉をよく聞くので。「できないことはないと思います」って大体私は答える。それだけいろんな経験をしてるので。木造も、コンクリートも鉄骨も、全部一通りやってるので。それこそ住宅から一般建築からやってきたので。基本的には全部受けられると思ってますし、できるんじゃないかなと思ってます。

あとは、今はちょっと売り上げ落ちちゃいましたけど、基本的にはお話いただいた工事は受けるようにしてました。できないと思ってないんで。超自信過剰っぽいっすね(笑)。

でも、半々ですよ。はじめから自信があったわけじゃなくて、やらなきゃ仕事なかったんで、やってたら能力ついたって感じですよね。

なんで好きじゃないかと言われたら、最近ワクワクしないんです。だから好きじゃないなと思います。

あと、人と話すことがあんまり好きじゃないんで。人と話すこと、人と関わることはちょっと億劫になります。

erica:ビジネススクールでは、どういった発信や活動をされてるんですか?

まつ:たまにセミナーをやっています。あとは、オフラインで集まって飲んだり、イベントしたりしてますね。今、そこもちょっと転換期になりつつありますかね。

erica:どういった時期ですか?

まつ:関わり方を変えていこうかなって思ってます。

私がやりたいことと、ちょっと方向性がずれてきたので。あと、やっぱり私自身がどこにも所属してたくないんですよ。ポジションとかいらないです。

なので、今そこのスクールだとNo.2のポジションいただいてますけど、別にいらないです。

erica:スクールは、どんな場所ですか?

まつ:SNSで集客して、そこで興味を持った人に入っていただいている。ビジネススクールって言われるぐらいなので、本当に今、ビジネスをやっていて困ってる人に対して背中を押したり勉強したり気付きやきっかけを提供するところですね。

その延長線上で、結果を出したり成果を出したりした人とか、もちろん出てない人もいますけど。その人たちが繋がれる場所としてもありますね。普通に遊んだりもします。年齢は、20代から30代前半が多いんじゃないですかね。

erica:まつさんは、スクールの中でどんな役割ですか?

まつ:相談聞く人。あとは発信する人。場の空気を作る人じゃないですかね。きっかけを作る人? なんか好きにやってます。

erica:いつぐらいからされていることですか?

まつ:2年くらい前からですかね。その当時は、もっとゴリゴリのビジネススクールだったんですよ。セールスとかマーケティングとかマネジメントとか、マインドセットをゴリゴリ教えていて。それで勉強して結果を出すところまでフォローしていたんですけど。

時代の流れとか、需要と供給とか、それこそトップ(校長)のやりたいことが、時代の流れとともに変化してきちゃってるので。舵を取りながら進めてはいるんですが…っていうところです。

元々、私も学ぶ側の人間だったんです。本業ですごく売り上げが落ちちゃった時期があって。たまたまお付き合いで行ってたところ、行ったというか月額費払って名前だけ入ってたんですけど。

そこで改めて勉強し始めて、ビジネスっておもろいなって思ったし。その時に、ビジネススクールで勉強したこと以外にも、本を読んだりいろんな人のアウトプットを聞いたり、自分の体験談を踏まえて、世の中の本質というかリアルが分かってきたので。

そこで、同じようにつまずく人が少ない方がいいよな〜っていうのは綺麗な建前の話で。

私自身がね、馬鹿と話したくないんですよ(笑)。会話ができない人と話したくないので、そういう人を周りに置きたくないなって感じじゃないっすかね。

erica:ビジネススクールと関わり始めて、周りに会話ができる人は増えました?

まつ:増えたと思います。

自分が教育したか云々っていうよりも、自分がそういうフェーズに行ったんだと思います。で、付き合う人が変わったんだと思いますね。

会話できる人自体の分母は変わらないと思うし、世の中の平均的な知能指数的なところで言ったら落ちてるはずなんですよ。

いろんな本に書いてあるんですけど、スマホ使えば使うほど馬鹿になるんですって。なので、世の中のスマホを使ってる比率を考えたら、もう馬鹿の方に進んではいるんですけど。

私がこういう発信というか発言をしてるので、お付き合いする方は、話ができる人が増えてきていて、私が居心地よく感じる人が多くなってきましたよね。

ただ、別に否定はしてないです。会話できる人も別に自分の人生だし、会話できない人も、別に自分の人生なんで。見下すとかも全然ないし、自分が上だと思ってないです。

erica:結局、会話できない人をどう捉えているんですか?

まつ:出来事としてしか捉えてないっすね。世の中の物事って出来事でしかなくて、そこに良い悪いも好き嫌いもメリットデメリットもないんですよ。

そう思うのは、その出来事を見た自分の解釈なので。自分で勝手に解釈して良かったとか悪かったって解釈。

例えば、こうやってインタビューを受けて、無駄な時間だったと思う人もいれば、楽しかったと思う人もいるわけじゃないすか。

記事にしてもらった時に、デメリットだと思う人も一定数いるし、メリットだと思う人も一定数いると思うんです。

あることは出来事であって。あとは、関わった人が解釈してるだけだっていうスタンスで全部考えています。

少し話がズレるかもしれませんが、今、結論として至ってるのは、幸福になる方法って2種類しかないと思ってるんです。

それは、悟りを開くか奴隷になるか。

中途半端なところが一番辛いんだと思うんですよ。苦労するんだと思うんですよ。その2つって逆なんですけど共通点があって。

自分から欲を捨てた状態か、周りの環境で欲を捨てざるを得なかった環境か。過程は違うんですけど、結論、欲がない状態が多分人間一番幸福だったと思ってるんです。

私、ハイボールを結構飲むんですけど。欲がなければ、別に1杯20万のハイボールじゃなくても幸せだし。

幸福度の定義が自分の中であって。だから日本人って幸福度低いんだよなっていうのが1個の説としてあるんですけど。

情報の量と行動できる選択肢の数のバランスだと思ってます。

今喉が渇いていて、自販機が目の前にあって、水しか売ってない自販機で水を飲むのと。コーラが好きな人がいて、コーラ買おうと思って自販機に向かったんだけど、お財布見たら100円しか入ってなくて、水しか買えなかった。

要は、行動として同じじゃないですか。でも、どっちが幸福度高いって言ったら前者だと思うんですよ。

水しかなくて水を飲んだ人って、情報が1で水を購入したのが1だから、1分の1、100%なんです。だから、幸福度が高いんです。

いろんな飲み物が100種類売っている中で、他のもの飲みたかったけど水買っちゃったってなったら、100分の1になるから、幸福度って下がると思っています。だから、今の日本人って幸福度低いんだなと思ってるんです。結論、幸福になるには情報遮断するか、自分が行動できる選択肢を増やすだけだと思っていて。

全く違う例えで言うと、北朝鮮の人って幸福度が高い。行動できないけど、情報の量が少ないから。

それを踏まえると、自分らしく生きればいいのになって思います。だって出来事でしかないし。

パレートの法則って言われるものがあって、2:6:2の法則って言われるんですけど。例えば、私がこういう考えを言うと、上位2割はおもろって言ってくれるんすよ。真ん中の6割は何とも思わないし、下位2割は何言ってんだこいつってなるんですよ。

どんな発言をしても、どんな発信をしても、どんな行動を取っても、そうなる。これが自然界の大体の比率なんです。

だから、相手の目を気にして生きてるんだったら、自分らしく生きればいいんじゃねえのかなって。どんな考え、どんな発信をしたって、好いてくれる人は好いてくれるんで。

いろんな人の行動ってあるじゃないですか。分かりやすく言うと起業したいとか、こうやってSNSで発信したいとか。素晴らしいなと思うんですけど。

逆に、行動できない人もいますよね。従業員さんでずっといいやっていう方もいますし。どういうポジションだろうがどういう行動を取ろうが否定はするつもりもないし、否定とかするほど偉くもないしおこがましいなと思うんですけど。

結局、自分が最終的に笑うために、自分の中で考えて行動してるんだと思ってるんですよ。

給料稼ぎたい理由が、いい車欲しいとか家に住みたいとか可愛い彼女欲しいだとして。じゃあ、それって自分のためじゃない? って思うし。

ボランティアって、ボランティア活動することによってその地域が活性化するというか、前進するのでもちろん大切なことだと思うんですけど。それを介して自分が笑うためにやってるし、全部手段なんだよなって。俺って結構ドライな考えをしてますよね。

だから、もっともっと自分勝手に、我がままに生きてもいいんじゃないかなってずっと思ってます。この考えがもうちょい広まればというか、そういう考えの人が増えていったら、世の中豊かになるのになと思ってますけどね。

erica:今って、そういった考えを何かの形で発信とかされていますか?

まつ:相談乗って欲しいって言った子たちには話をしてますね。

そういう輪が広がってると嬉しいな。コミュニティにはしたくないんですよ、基本的に。
コミュニティって窮屈じゃないですか。こういう発言を堂々としちゃって、そういう考えになりたいやつ俺のとこ来いよってなったら、コミュニティになっちゃうじゃないですか。それってなんか窮屈だと思っていて。概念として持っててもらえればいいなっていう感覚が強いですね。だって自分のために生きてんだもん、みんな。そう思ってます(笑)。

erica:窮屈そうな人は、概念としてではなく、何を持っていると思いますか?

まつ:むずいですね。強いて言うなら自分らしくないなって。

erica:概念以上のものを持ってしまっている感じですか?

まつ:そうですね。概念以上のものを持っている…。

概念っていうか、自分らしくあればいいじゃんって言うのが1つ大きな概念としてあって、それに反する部分があったら窮屈だと思います。

例えば、私が自由という定義をしたとする。言葉の揺らぎと私は言うんですけど、言葉の意味は同じだけど、感じ方とかイメージするものって絶対人それぞれ違うじゃないですか。

だから、自分らしいっていう言葉もみんな人それぞれ絶対違うんですよ。意味は一緒ですよ、辞書引けば意味は載ってるんで、意味は一緒ですけど。イメージできるものは全部違う。それはもう発する言葉全部そうだと思っていて。

そもそも、これは私の勝手なイメージですけど、コミュニティって言葉で意思疎通するというか、伝播させてるっていうか。私はこういう考えだし、こういう考えでやらないと上手くいかないよとか。そういうこと自体がおこがましいな、窮屈だなと思います。

私はこういう思いを込めてこういう発信をしてるけど。その発信に対して、こういう解釈ですかって聞かれた時に、あなたが解釈したんだったらそれが正解だよねっていう感覚なので。それでいいと思います。

言葉で定義するなら、コミュニティじゃなくてコネクションを作りたいって感じが近いかもしれないですね。

過去:本当にクズでいたいって思った時に、クズを認めてくれるような民度の人と付き合いたいですね。

erica:幼少期の頃はどんなお子さんでしたか?

まつ:多動症でしたね。授業中、席にいなかった。言いたいことを言っていた。気がついたら席が先生の横になっていた。廊下に出されていた。

でも基本的に、やっぱり臆病でしたよ。今でもそうですけど。臆病だし、人目を気にしていたし、言いたいことはおふざけだったら言えますけど、真面目な場所だったら言えなかったし。人前に立つなんてできなかったし、人前で発表も絶対無理だった。
ただ頑固でしたね。やるって言ったことは全部やってました。

erica:この頃どんなことをされてました?

まつ:与えられた環境の中で、NOと言えずに乗っかっていましたね。自分の意思はあんまりなかったっすよ。

例えば、兄貴がいるんですけど、兄が野球をやってたから自分も野球をやってたとか。仲良い友達がバスケをやってたからバスケやったとか。本当に自分の意思がなく、周りの環境に流されてましたね。

erica:やることやるというのは、言われたことをやっていたということですか?

まつ:半々です。やれって言われたことや、やらざるを得ない状況に対して、自分でやるって言う。きっかけは環境ですけど、自分でやるって言ったら死に物狂いでやってましたね。

だから、それが終わった後に、すっからかんになっちゃう感じです。

経営者もそうですね。自分で経営者になるって言ったんで、何の考えもなしに。父親が建築をやっていただけなので、建築は自分がやりたいことではなかったし。建築である程度評価されるようになってからは、ぽっかり穴が空いちゃったし。

っていうのをさんざんやってきたので、周りの人にやれって言われてとか、やらざるを得ない状況でやってる人はやっぱり見ていてちょっと苦しくなるというか、心配しちゃうかもしれないですね。

erica:その感情は、以前は持っていなかったんですか?

まつ:なかったですね。それが当たり前だと思ってたんで。

世の中ってもっともっとピュアだと思ってました。やるって言われたらみんな絶対やるもんだと思ったし、逃げちゃいけないもんだと思ったし、本当に世間知らずでしたよ。死ぬほど世間知らずだったんじゃないですか。

erica:それが変わっていったのっていつ頃ですか?

まつ:5年前かな。

その時に、ビジネスが上手くいかなくなっちゃって。一生付き合っていけるって思ってた親友に裏切られて、従業員に裏切られて、友達いなくなって。どん底にいましたよ(笑)。

当時残ったのって家族ぐらいだったんじゃないですか。

erica:当時は、どんな感情だったんですか?

まつ:当時はメチャクチャ辛かったんですが、今はその過去に対して感情ないっすよ。今を楽しもうって思ってました。

否定しちゃうかもしんないけど、過去と現在と未来って全部同じ軸にあると思うんです。

5年前からちょっとずつ意識し始めて、やっと言語ができるようになったことなんですが。今頑張ればとか、今苦労すればとかあるじゃないですか。ほとんどの人がそうやってると思うんすよ。俺もやってたので。

そう思ってる人って、結局今を楽しめてないので、その延長線上の未来しか来ないですよ。要はどういうことかっていうと、今我慢すればって思ってる人って、周りからこの人我慢できるんだって思われて、我慢しなきゃいけないような仕事ばっか来るんですね。

こいつだったら我慢できるんだ、お願いすれば何とかしてくれるっていう付き合い方にしかならないんですよ。そういう延長線上の未来しか来ないから、自分はずっと我慢し続けるんですよ。過去の延長線上が今であって、今の延長線上が未来だと思います。

社会人になって10何年その考えでやってきて、「変わんねーじゃん、本質」って思った。もちろん我慢することも大切だし、踏ん張ることも大切なんですけど。それは、もうみんなに言ってますけど、期限決めよって。3ヶ月とか半年とか1年とかちゃんと期限決めて、これで前に進んでなかった、自分の人生が豊かになってなかったら、それは、もうやり方間違ってるし合わないからやめた方がいいってみんなに言ってるんです。

だから、我慢はした方がいいし、しなきゃ成長はしないんですけど、リミットを決めようねって。基本的に、それ以外の時は今を楽しもうって。楽しようじゃなくて、楽しもうって思っています。相談を受ける時は、そういう発信をずっとしてます。

erica:それは、5年前から徐々に変わっていったんですか?

まつ:そうですね、徐々に徐々に。5年前のタイミングがきっかけですね。あれ、変わってねえやって思ったんですよ。自分の人生好転してねえやっていうか。

基本的に、人が持ってる欲って、自分が真逆にいるからその欲を持ってるんだと思ってるんですね。夢とか目標とかもそうなんですけど。

本当に自由な人って周りにいるじゃないすか。その人って、自由になりたいなんて思わないし、自由って言葉すらも出さないし。毎日楽しんで生きている人って、わざわざ楽しくなりたいなと思ってないし、わざわざ口にしないじゃないですか。

反対側を経験した人が、不自由を感じてた人が自由を目指すわけだし、今を楽しめなかった人が、今を楽しむんだよって言葉にするんですよ。

お金を持って生まれた人ってお金欲しいと思わないじゃないですか(笑)。わざわざ口にしないでしょう?

当たり前にあるものはわざわざ口にしないし、考えもしないんですよ。逆に考えるってことは、反対側にいるって思っています。

5年前まで自分でなったポジションに縛られて死ぬほど窮屈な思いをしてたというか、そういう解釈をしてた。ただ、今は自分の人生が好転していることをなんとなく体感してるというか、感じられてるから、今こうやって話ができる。きっかけはバーンって変わったわけじゃないですね。

もう1個、この流れで話すと、過去にも未来にも縛られたくないっていうのがやっぱあります。こうなりたいとかはもちろんあります。過去の話をしましたけど、辛い経験もあれば、その直前って本当に楽しかったんですよ。無敵状態だったんで。マリオのスター状態だったんで。それが原因で離れてっちゃった人もいるんですけど。その感情に引っ張られて今を無駄にすることほど勿体ないことはないと思っていて。

例えば、昔付き合ってた彼女が死ぬほど美人で、めちゃくちゃ性格良くて、自分の人生の中で100点という思い出があったとするじゃないですか。

何かのきっかけで別れちゃったとして、その思い出って年を重ねれば重ねるほど美化されてくんですよね。

そこを基準に今の恋人とか選んでいたら、過去の彼女を超える人って絶対出てこないんですよ。その彼女が5年10年後に目の前に現れたとしても、過去の彼女は越えられないんですよ。

なんでかって、美化されているから。これは良い過去の思い出に引っ張られてる話。

悪い方だと、親友に裏切られた。親友はもう裏切る覚悟があって裏切ったわけだから、その人に対していくら時間を使ったところで戻ってこないんですよ。

損害賠償で訴えたとしても、戻ってくるのかって言われたら多分ほぼ戻ってこないんですよね。今の大切な時間を過去に費やしちゃったことによって、今の自分を不幸にしちゃってる可能性が高いって考えたら、今を生きた方がいいよねって思います。

erica:今お話した考えは、1人で構築したものですか? それとも、誰かの考えですか? どういった過程で作られたものですか?

まつ:でも多分、根本は自分で考えたことだと思います。

ただ、自分が考えられるキャパっていうのは、自分が知ってる知識とか自分がやった経験からしか考えられないと思っているので。納得した考えにたどり着いたのは自分ですけど、きっかけは過去にいた環境と触れた情報ですね。

erica:今の状態に対して、まつさんの納得度は0から100でどれくらいですか?

まつ:考えたことないですけど…。

考えたことないってことは、100だと思います。

因果応報だと思っているので、自分があそこでサボっちゃったから、今ちょっと頑張らなきゃいけないのか、あそこで踏ん張ったから今乗り越えられたのかって、全部過去の積み重ねではあると思ってます。

昔の自分だったら、インタビューしてもらおうって思わないし。良くも悪くも、過去の積み重ねが今だと思うので。今、こういう選択を取ってるってことは、もうそれ以上でもそれ以下でもないと思いますね。ないものねだりしてもしゃあないんで(笑)。

人生ってカードゲームだと思っていて、結局、一番最初に生まれた瞬間から平等に得られるものって時間だけだと思ってるんですね。それ以外のことってボーナスカードみたいなもんで。お金持ち、頭いい家系っていうのはボーナスの話。

唯一平等にあるのは時間。時間っていうカードを、今までの人生のなかで何と交換してきたか。交換したカードに対して、どのカードのレベルを上げてきたかだけの話なのです。

どうやって納得して生きていくかしか考えてないので、別に過去に後悔もしてないし、過去に満足もしていないです。

erica:カードの例えでいうと、どういったカードを使用していると思いますか?

まつ:今使用してるのは、知識と考え方かな。あと人脈ですね。

圧倒的に足りないのが認知度ってカードだと思ってます。コミュ症なので人前に出たくないし、そこから逃げてたので。認知度はないなと思います。

それも解釈ですけどね。結局、友達多い少ない論争と一緒で、フォロワーになったら友達っていう人もいれば、月1回とか連絡取り合わないと友達って言えないよねっていう人もいるので。今お伝えした認知度が足りないよねっていうのもすらも解釈だと思ってますけど。

でも、結局ぐるっと戻ってきて、自分の納得する認知度をつけない限りは、足りないって思いますよね。相手うんぬんじゃないんで。

答えって自分の中にしかない。正論は世の中にちゃんとありますけど、答えは人それぞれ違う、十人十色のことなので。それを人から教えてもらうっていうのは違うかなと。

自分が足りないと思えばやればいいし、満足してれば別にやらなくていいと思うし。それも5年前に気づいたことです。

それまでは、給料稼いだ方がいいに決まってるし、能力をつけた方がいいに決まってるとずっと思ってました。

erica:ビジネススクールに対して方向性のズレを感じるというお話は、今のお話と重なりますか?

まつ:重なるんじゃないんですかね。

繋がっている人と、繋がり続けていきたい人がズレ始めたから、それは仕方ないなと思います。それも当たり前だと思ってるので。

山登りの話をよくするんです。目の前に大きな山があって、チームでこの山の頂上を目指そうぜって大体始まると思うんすよ、繋がりって。それがビジネスなのか、趣味なのかは分からないですけど。

登っていると、景色って自然と広がっていくじゃないですか。やっぱり頂上を目指したいのか、近くにある別の山が見えて、やっぱりそっちに登りたいわとなるのか。

それは、人それぞれの解釈というか価値観なので。ズレて当たり前だと思ってます。それで我慢して頂上に登る人もいますし、そこを否定はしないんですけど。そういう時って、力が出ないですよね。

この話もよくするんですけど、名詞って短期的なエネルギーが出せるんですよ。動詞は長期的な力が出せると思っていて。

例えば、年収1000万にしたいって思ったら、短期的にむちゃくちゃ力を発揮できると思うんすね。でも短期勝負なんですよ。それを長期的にできるかって言ったら、そんなに体力が続く人なんて限られてると思います。

1000万稼いでどうしたいっていう、動詞が分かった人は、人に何か教えていたいとか、きっかけを与え続けていたいとか、稼いだやつと一緒に馬鹿なことをしたいとか。

自分の中で動詞が1個あると、確かに短期的なパワーは出ないですけど、長期的にずっと行動は続けられるんじゃないかなと思っています。

そこに気づいた人で、同じような方向性の人と今繋がりたいと思ってます。

erica:同じ方向性っていうのは?

まつ:自分らしく生きられる人。

自由も、定義が私の中で1個あって。いつでもやめられる環境を作ることです。やめなくていいんですけど、いつでもやめられる環境を作るのが自由で。

自由を作ろうとしてる人を助けたいかな。

erica:いつ頃から思い始めたことですか?

まつ:最近じゃないですか。3年ぐらいだと思いますよ。

そもそも自分に自信がなかったので。周りの目を気にしていたし、言いたいことを言えなかったし。例え話ですけど、授業中、トイレに行く手を上げられないぐらい。それくらいビビりだったんですけど。

こういうポジションになってくると、自分の声や言葉で変わる若い子を何人も見てきたし、実際にいたし。その言葉で、自分も逆に励まされたこともあるっていうのがやっぱりきっかけとして1個あって。それで発信しようとか、人に伝えようっていうのをちょっと意識し始めた。

一番、自分の中で大きく変わったタイミングは俺の言葉で目の前の男の子が泣いたんですよ。
イジメたとかじゃなくて肩の荷が下りたというか、今向かってる方向でいいんだって気付いてくれたことが要因なんですけど。
その時に俺なんかの言葉で心を動かしてくれる人がいるんだって。

最近、起業したい子と話していても、世の中に騙されるんですよね。

能力もないし知識もないのに、スクールだコンサルだって言って年間100万とか200万とか積んでるわけですよ。これはかわいそうじゃねえかなって。

だったら、もうちょい発信してもいいかな〜って、認知度つけてもいいかな〜って最近思ってます。

erica:認知度をつけることは、やりたいとやらなきゃならないの両軸があるとしたら、どこら辺なんですか?

まつ:やりたい方が若干多いと思いますね。その先に動詞があるので。

まあ、人間ってデフォルト死ぬほどクズなんで。

ericaさんはお酒を飲みますか?

erica:たまに飲みます!

まつ:お酒って、人を駄目にする道具じゃないんですって。元々駄目な人間の本性を表すものなんですって。

だから、デフォルトってクズなんですよ。みんなやっぱり自分が一番可愛いんですよ。ピンチになったらちゃんと逃げるんですよね、人間って。

本能的に言ったら、逃げんなって言われるのは人間ぐらいだって話だし。クズの本能を露わにするだけで、基本俺もクズなんですよ。何もやりたくないっすよね。何もやりたくないし何もしたくない。本当にクズでいたいって思った時に、クズを認めてくれるような仲間と付き合いたいですね。あはは(笑)。

あとは、自分の仕事が全部駄目になった時に、ハイボールを奢ってもらえる人を今増やしてる感じですね。

erica:ハイボールを奢っている人は、表現を言い換えると何になりますか?

まつ:俺に恩を持っている人。まつさんがいて良かったと思ってくれる人。助けられたぁと思ってくれる人。

最悪、300人作ったら、家なくても1日だけ泊めてって言えば、死なないですもんね。

未来:多分、一番ギブしてます。

erica:過去のお話を踏まえた上で、今後、やりたいことはありますか?

まつ:お祭りしたいですね。

erica:お祭りですか。

まつ:お祭りしたいです。個人事業主さんとか経営者さんとか若手経営者さんと、学んで楽しめるお祭りをしたいですね。

酒飲みながら自分の商品プレゼンしたりとか、自分の商品を会場で売ったりとか。みんなで買ったり売ったりしながら、情報交換しながら、馬鹿やれる。そこで音楽もやりたい。

一定のリテラシーを持った人が、本当に馬鹿になれる。大人数で馬鹿になれるところは、何年か以内には作りたいですね。

それを作るためには、インフルエンサーに近いところになんなきゃいけないのか、まつさんだったら手伝うよっていってくれる人を集めたいですね。(本気で募集してまつw)

朝から晩まで馬鹿してたいです。大人が全力で馬鹿できるって素敵だと思うんで。

そういう環境と、それをできるポジションを持ってる人とやりたい。輩とかいらんです、別に。

erica:まつさんのイメージに近い場所って、何かありますか?

まつ:今は辞めちゃいましたが堀江貴文さんのホリエモン万博とか。西野さんの天才万博とか。あと好きなのは、日本版TEDのサーカス。

ちゃんと輝ける。自分じゃなくて、輝きたい人が輝ける。そんな場所があったらいいなって思いますね。

でも、誰でもいいってわけじゃないです。5年前ぐらいに、そういう場を作ろうと思ったんですよ。で、その時って別に関係なしに人を集めたんです。そういう人たちって、うまみがあるから来るテイカーが基本的に多いので。

一番厄介なのは、無自覚テイカー。自分はギバーだと思いながら、奪って去っていっちゃう人もやっぱ多いので。そういう人たちを集めても、俺が思う環境は作れないと思ってるので。

根っからのギバーの子。もしくは、ギバーを教育できる場で教育してからなのか分からないですけど、そういう人だけが集まるような場所を作りたいです。

そこにやっぱりピエロが必要なので、そろそろ腹括ってピエロになろうかなぁと(笑)。

erica:ピエロ気質の方がいれば、その方と協力して場を作れると思うんですけど。いないからなろうかなっていう感じですか?

まつ:そうですね。やりたいって子がいて、本気で作るって言うんだったら、もう裏方になります。

だから、ポジションいらないです。何回も言ってますけどポジションいらない。

スクールの方で、教頭をやっていますけど。ずっと言ってますもん、教頭やりたい人がいたら譲りますよ、俺がやりたいのは用務員のおじさんってずっと言ってます。

でも、やりたい人いないんで。やりたい人とできる人がいないっていうか。

なんかマメなんですよね。自分で言うのもあれなんですけど。そういう人がいたらいつでも譲ります。

erica:もしものお話で。5年前本業が順調だったとしたら、今まつさんはどんな考えを持っていると思いますか?

まつ:変わらないと思います。考え方の本質は、自分らしくというのはブレてないと思います。

自分らしくっていうのは、今の自分が経験してることや知識、溢れてる情報と持ってる人脈の中で自分らしくをやってるだけだと思うので。

5年前も自分らしかったはずだし、そこで上手くいったとしても多分自分らしい環境を作りたいなと思っているはずですね。そこの軸は多分ブレてないと思います。

ただ、楽しんでるかどうかって言ったら話は別かもしんないですね。結局、成功するしないって運とタイミングだけだと思ってる。知識や能力って本当に関係ないと思ってるんで。今は成功してるとは言いませんけど、あの経験があったから今こうやって考えて言語化できるようになったし。それで付き合ってる人がいる。

反面、当時成功したら、そこまで言語化はできないけど、ノリと勢いで別の人種が近づいてきていると思うんですよ。周りにいる人と方法はもちろん違うと思いますけど、方法は違うと思いますけど、軸は上手くいったパラレルワールドの自分でも変わらないんじゃないかな。

いつでも自分に我がままですよ。やっぱり、やりたいと思った時にやるし、もういいやって思ったらやらないし。だからポジションもいらない。

そこに囚われているのが、自分らしくないっていう定義なんだと思います。

erica:あともう1つ。お祭りの話で、根っからのギバー気質な方が集まって、みんなを先導してくれるようなピエロ気質な方がいる場が作れたとしたら、まつさんはどんな気持ちになりそうですか?

まつ:騒いでる祭り会場からちょっと離れた控え室で、のんびりしてると思います。あーどっちだろうな。でも、中心にもいたいかもしれない。

そういう環境があっても、一番ギブしてるかもしんないっすね。事業で困ってる子がいたら、権限を使ってステージの上に呼んで、紹介してよってやっちゃうかもしんないっすね。多分、一番ギブしてます。

erica:ギブしちゃう理由を挙げるとしたら何かありますか?

まつ:相手の笑顔を見た時が一番俺は嬉しいからですね。多分そうだと思います。

いっぱいギブすればするほど、俺がクズになれるんで。まつさんいつもギブしてくれるから、たまにはクズになってもしゃあないよねって言ってもらえるじゃないですか(笑)。クズになるためにギブします。

erica:最後に何か言い残したいことはありますか。

まつ:インタビューしてくれたericaさんをはじめ、この記事に最後まで付き合ってくれた心優しい方、仲良くしてください。

基本コミュ症で人見知りなので、仲良くしてください。できることやります。
1mmでも興味あればDMください♪

erica:そのほか、いかがですか?

まつ:最近ハマってる言葉でもいいですか?

erica:いいですよ!

まつ:俺はやるけど、お前はどうする? 
俺は自分らしい人生を歩むつもりだけど、お前
はどうする?っていうことだけじゃないですか。
だって自分の人生なんだし!

あとがき

去年の今頃、ゲストハウスで働いていた時に感じたのは、ゲストハウスは “開かれた” コミュニティだということ。

ずっとい続ける必要も、何かに合わせ続ける必要もない。
来たくなったら来て、去りたくなったら去る。
その温度感がすごく心地良かったことを覚えています。

どんなに人のためと思ってやっていても、それは自己満で、巡り巡って誰かのトクになっている気がします。だから、人はクズだし、我がままだし、それが本来の姿だと、私は思っています。

余談ですが、私の今年の目標は、動物的な考えを獲得することです。自分が〇〇したいから△△する、くらい猪突猛進な人間でいたいですね。

改めて、まつさん、無名人インタビューへの参加ありがとうございました。とっても、楽しい時間でした。

【インタビュー・編集・あとがき:erica】

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