今を生きてください。人
仕事を休んでいる人と何人話しただろう、私、qbc。
100人? うそうそ。たぶん30人もいってないよ。お仕事お休みするのにも、いろいろ理由があると思うけど。そうだな私ができるのは自分の経験を話すことくらいで。
私の休職は、1回だけ。だけど、たとえば私は2浪してるし、退職から次の就職までお休みしていることがほとんどだから、そういう期間を入れたら、20歳を過ぎたあとは、わりと5年に1回くらいは半年以上、働かない期間を取ってるかな。
というか思い出した。私は、正直休職してなくても、普通に1週間まるまる会社行かないとかやってたな。だめなんだよね、人とずっといるの。一人でずっといる時間を確保したくなるのよ。ずっと部屋でこんこんと眠り続けるとかね。そういうのが欲しい。喉から手がでるほど欲しい。
そういう意味では、休職という言葉は甘やかな香りをまとって私を誘惑するね。今会社員じゃなく、休職できなくて残念だ。てか、まがりなりにも無名人インタビューという組織を運営している経営者目線でいうと(赤字経営者ですけどね)、休職は初心者経営者の時は焦ったけどね、えー休まれたら回らない、ってなるので。でも、そういう不確定要素を織りこんだ今は、いつでも休んで、むしろ積極的に休んで長期的活動を、って思うものね。
話がだいぶん逸れた。私が今危惧しているのは、休職をキャリアブレイクと読み替えている人たちが現れだしたことだ。いいんよ、キャリアブレイクでも。でもね、ほんとただ休みたいだけの、キャリアとか仕事云々の前に、人生をお休みしたい時があるの。それわかってよね。ねー!!!!!
と思う2024年5月8日9時53分に書く無名人インタビュー758回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは 守宮泉 さんです!
年齢:20代後半
性別:女
職業:お休み中
現在:ちょっと前に休職から、退職したので、体の調子を整えるためにお休み期間っていうか、お休みしつつ、スキルアップも兼ねて好きなことを勉強してる感じですね。
qbc:今、何をされている方ですか?
守宮泉:ちょっと前に休職から、退職したので、体の調子を整えるためにお休み期間っていうか、お休みしつつ、スキルアップも兼ねて好きなことを勉強してる感じですね。
qbc:どんな気持ちですか。
守宮泉:幸いなことに一緒に暮らしてくれる人がいるので、あんまり金銭面とか、心配しなくていい環境ではあるんですけど。やっぱり人と話す時間とかが圧倒的に減ってるので、その辺はちょっと、もう少し、世界を広げていけたらいいんですけど、体調と相談だっていう感じ。
qbc:感情としてどんな感じですか。
守宮泉:感情、そうですね。夏休みみたいだなって思ってます。
qbc:良い悪いとか、快、不快で言うと?
守宮泉:一応快、という気持ちではあります。良い暮らしをしているなっていう穏やかな感じではありますね。
qbc:休職はいつからで退職はいつだったんですか。
守宮泉:休職が11月からでして、退職が1月末。
qbc:今、どんな1日の過ごし方になってるんですか。
守宮泉:1日の過ごし方としては、ここ1週間のことを言えば、昼ちょっと前ぐらい、11時ぐらいに起きて、ご飯を食べて、その後勉強ですね。
今語学の勉強してるんですけど、勉強して、その後は、気力があればさらに勉強とか本を読んだりとかするんですけど、大体気力がなくなってゴロゴロしながらSNSを見てしまったりとかしてますね。これは1人でいるときの、感じですね。
同居している人がいるときは、起きる時間や寝る時間はほぼ一緒なんですけど、比較的勉強したりする時間が長くなったり、あと家事をしたり、料理をしたりとかしてますね。
結構1人でいるときと、2人でいるときと、生活に差がある感じ。
qbc:勉強時間的に差があるからですかね。
守宮泉:勉強時間だと、1人でいるとき、勉強できたらいい方っていう感じで。あまりこうやる気がないんですけど、同居している人も勉強が好きな方なので、一緒に勉強してると2時間ぐらいは、集中してできるかなっていう感じです。
qbc:語学って何されてるんですか。
守宮泉:語学は、イタリアに行く予定があるので、イタリア語をちょっとやってみようかなっていうので、本当初心者なんですけど、ちょっとずつやってます。
qbc:休職の理由って何ですか。
守宮泉:休職した理由が、本当自覚がなかったんですけど、ストレスが溜まってるとか、なかったんですけど、急に熱が出てしまって。
インフルエンザでも、今流行りの病でもないって検査で分かって。それで熱が下がったのはいいんですけど、それから、結構何をしても楽しくないなっていう時期になって。
これは個人的なことなんですけど、結構、昔からっていうか、ストレスが体にくるようなことは何回かあったので、これはもしかして心の方じゃないかなと思ってメンタルクリニックに行ったら、そうですねっていう感じで、休職したっていう運びになります。
qbc:診断名ってなんですか。
守宮泉:抑うつ状態でしたね。
qbc:過去も抑うつの診断が下ったことってあるんですか。
守宮泉:そうですね、完全なうつ病っていうのはなかったんですけど、抑うつ状態っていうのは、そういう状態がちょっとあるよっていう。診断名としてはもらってなかったんですけど、そういう感じだねっていうのはありましたね。
qbc:今どういう状況なんですか。休職直後から比べると。
守宮泉:休職直後は結構電車に乗るだけでも緊張したりとかしちゃったんですけど、今はそんなこともなく。外に出るのは通院のときぐらいなんですけど、そんなに緊張しないで行けたりとか。買い物とか生活面ではそんなに困ってない状態ですね。
qbc:今こうなりたいとか、ああなりたいみたいな先のイメージはあるんですか。
守宮泉:先の状態といえば、今語学勉強したりしてるんですけど、語学とか、ちょっと校正っていうものがあって。例えば、本にする原稿があったとして、その原稿に間違いがないかとか、そういうのを見る仕事とかあるんですけど、そういうものに興味があるんですけど。
でも週5で働くっていうことができるのかっていうのが不安なので、仕事にはあんまり求めないで、週3とかでほどほどにして。
勉強とか趣味で小説を書いてるんですけど、そっちの小説とか、そっちに時間がさけるといいというか、バランスよく健康を重視しつつ仕事をやっていけたらいいなっていうのが目標ですね。
qbc:休職したとき、ストレスがたまった理由って何ですかね。
守宮泉:のちのち考えてみると、接客業だったんですけど、接客プラス普通に事務の仕事というか。具体的には病院の受付っていう職場だったんですけど、患者さんが来て対応しなきゃいけないのと、プラス事務として、患者さんと接してないときも仕事をしなきゃいけないっていうのがあって。自分のペースではなかなかできないっていうところもありまして。
さらに言えば、私は、その当時の職場の中では仕事ができる方だったらしくって、いろんな、受付でも部署があったりとか、予約をする予約センターっていって、電話対応する部署があったりとかしたんですけど、休んでた人の代わりに行ってねみたいな。
いろんな部署をやってたんですけど。自分ではいろんなことができて楽しいなっていう気持ちの方が強かったのはあるんですけど、それぞれにルールが違ってたりして、結構ストレスだったのかなっていうのは感じますね。
qbc:過去にメンタルを病んだときは、どんなときだったの。
守宮泉:結構遡るんですけど、小学校の頃から学校生活というか、なんだろう、あんまり集団生活が好きではなくて、小6ぐらいのときに1回学校に行かないっていうときがあった時期があったんですけど。そのときも一応、母親がそういうメンタル系のクリニックに連れて行って、結局診断名があったのかは当時の私ではわからなかったんですけど、面と向かってその先生から言われたのは「元気ですね」みたいな。買い物とかは普通に行けてたんで、学校にだけ行けてない状態っていうのは「元気ではありますね」みたいなことを言われたので、特に母親もそんなに学校に行くようにっていう強制はしなくなりましたね。
たぶんそのときは集団生活だったのと、中学受験もしてたので、塾と学校とで結構いっぱいいっぱいだったのかなっていうのはありますね。
qbc:自分の中で、どれぐらいがちょうどいいみたいなのがあるんですか。
守宮泉:ちょうどいいっていうのがなかなか自分で自覚ができなくって。調子がいいからこれぐらいできるだろうって思ったら、やったあと気力がなくなって倒れたりとかしてるので、良い具合のバランスを見つけるのが今の課題かなとは思ってます。
qbc:趣味は。
守宮泉:趣味は本を読むことと、小説を書くことですかね。
qbc:どんな本を読まれるんですか。
守宮泉:昔は小説、物語系を結構読んでたんですけど、最近は哲学とか、そういうなんだろう学術書っていうんですかね。結構そういう教養系を多く読むようになってます。半々ぐらいですかね。
qbc:どんな物語?どんな哲学書?作家でもいいですけど。
守宮泉:小説は、昔はその有川浩さんとか、SFだと伊東計劃さんとか。そういう日本の作家さんも好きなんですけど、海外の人も好きです。結構作家にとらわれず、いろんな国の人のを読んだりしてますね。
qbc:海外のだとどんなタイトルなんですか。
守宮泉:ちょっとタイトルが長いので言えないですけど、ギリシャの人が書いたミステリーの短編集(『ギリシャ・ミステリ傑作選 無益な殺人未遂への想像上の反響』)
っていうのがあって、短編集というかアンソロジーですね。結構面白かったなっていうのと、あとはウンベルト・エーコっていうイタリアの人の『薔薇の名前』は結構有名だと思うんですけど、面白かったですね。私自身が思考とか思索とかが好きなんで、そういう小説の中でも、結構知識がたくさん入ってる本っていうのが好きですね。『薔薇の名前』とか有名なのだと『黒死舘殺人事件』っていう日本のミステリーがあるんですけど、それもいろんな知識豊富な探偵がいて、事件を解決するためにその知識を使うっていう感じの話で、好きですね。
qbc:哲学書は。
守宮泉:哲学書っていうより入門になるんですけど、『反哲学史』っていうのがあって。哲学っていうのは、前にあったその哲学を否定していく歴史の中で哲学は生まれていくみたいな。哲学という学問の歴史の本だったんですけど、結構時系列ごとに今までの哲学としての考え方が載っていたんで、わかりやすくてよかったです。
qbc:どんな小説書くんですか。
守宮泉:今ずっと書いてるのが現代ものなんですけど。自分自身が今ちょっと私の生活にも関わるんですけど、今住んでいるのが配偶者なんですけど、配偶者と結婚するにいたって「結婚とは」とか「恋愛とは」とか、いろいろ考えていたことを小説にしたいなと思って、今ずっとぐるぐる書いている途中ですね。
基本的には、ファンタジーとかSFとかが好きなんですけど、現代もので書いてみようっていう感じです。
今までに出した本がSFとか、高校生がSF現象にあってみたいな、そういうちょっと不思議な話が多かった。
qbc:本はどういった形で出されたんですか。
守宮泉:文学フリマとかで製本して出したことが2回ぐらいあるのですが、あんまりコンスタントに本を出したいというよりは、表現したいっていう気持ちになっているので。今はあまり本を作ることにこだわっていないですね。まだ。
qbc:書いているときの気持ちを教えてください。
守宮泉:自分がこれを書いて何を伝えたいかっていうのは結構意識して書いてますね。登場人物の気持ちとかがどうやったら伝わるだろうかっていうのが、書いている最中の意識っていうのは、そこが1番注力してるところで。表現とかを変えたりしてます。
qbc:快、不快でいうと。
守宮泉:その時々。書き始めるまでは、自分の頭の中にだけあるときは結構楽しい気持ち、楽しかったり、快の方の気持ちなんですけど、実際それを文章に小説というものにするときには、快よりは不快の方が多くて。どうやったら伝わるかなっていうのを考えているので、なかなか自分の実力と見合わなくてもどかしいみたいな気持ちが多いかもしれない。
qbc:書き出したきっかけって何だった。
守宮泉:小学校のときの授業で『モチモチの木』っていう教科書に書いてある物語があって。その物語に関して、何でもいいから自分で考えたことを書いてみようっていう授業があって、そのときに書いたものが結構楽しくて。物語っていうのを書き始めたきっかけではありますかね。
qbc:おいくつのときだったんですか。
守宮泉:小学校2年生ぐらいですかね。
qbc:どんな楽しさだったか覚えてますか。
守宮泉:そのときは、派生の物語を書く、だったんで、どれぐらいその作品の世界を壊さずに、新しいではないですけど、自分なりの物語を書くかっていう。もともとある世界の中で創作する楽しさっていう感じでしたね。
今も元々ある世界で作るっていうのは、TRPGっていうゲームをしてるんですけど。TRPGの中でも、クトゥルフ神話のTRPGなので、神話、シナリオっていう枠組みの中で楽しむっていうのはそこで続いてるものってあるんですけど。
1から自分で作るとなるとまた違うものがあって、1から作る方だと、なんだろう、自分の頭の中にある思いついたことを、世界感からまずどう説明しようかっていうところから始まるので、結構違うものではあると思います。
qbc:性格とか人柄とかは。
守宮泉:「良くも悪くも真面目だね」って言われたことがよく心に残ってますね。多分、良くも悪くもっていうのは、人から言われたことを断れないとか。これはやらなきゃいけないことっていうのがたくさんあるとして、全てに全力を傾けてしまうみたいなことがあって。そこが知らないうちにストレスになっていることではあると思うんですけど。そういう真面目っていうか、愚直さっていうかそういう感じであると思います。
qbc:自分ではどう思いますか。
守宮泉:自分では結構大雑把で適当だと思っているんですけど、意外とそうではないらしいです。
qbc:最近手を抜いたことはありますか。
守宮泉:配偶者のために料理をしたりするんですけど、本当なら、例えば、冷やし中華に乗っける具材は綺麗に並べたりとかすると思うんですけど、結構適当に乗っけてもあんまり文句を言わない人なんで、そういう感じで。でもこれ適当だよねって私が言うんですけど、いや別に気にしないみたいな感じで言われるので、そうなんだっていう。それぐらいは手を抜いていいんだなみたいな感じになります。
qbc:冷やし中華の具を適当に並べると、どんな感じになるんですか。
守宮泉:例えばカニカマって1つの房になってるじゃないですか。塊になってるというか。大体お店とかでは、そういう何かちょっと食べやすいように裂いてておくとかなんですけど。その塊のままでいいみたいな感じで。一応確認はして、塊のまま置いても別に文句言われなかったみたいな感じですね。
qbc:身近な人は性格について何ていう?家族、配偶者、親友とか。
守宮泉:家族には「変なところをこだわるよね」みたいなことを言われます。
例えば、掃除するにしても普段はそんなに掃除をするタイプじゃないんですけど、掃除をするっていうモードに入ったら、結構細かいところまでするタイプで。いつもそんな毎日掃除するわけじゃないのに、細かいところこだわるよねみたいな意味だと思います。
あと配偶者だと、よく「考えすぎだね」、「考えすぎじゃない?」っていうのはよく言われるんですけど。考えすぎているのだと。でも細かいところをよく見てるよねっていうことが言われますね。
qbc:具体的な細かいことは。
守宮泉:ムーミンバレーパークっていうムーミン谷に合わせたテーマパークがあるんですけど。そこに行ったときに、道が作ってあるんですけど、道の外の部分に結構タイルとか敷き詰めてあって、綺麗だねみたいな感じで何気なく言ったら、気付かなかったみたいな。細かいとこ見てるね、みたいな感じで言われました。
qbc:好きな食べ物について語ってください。
守宮泉:オムライスは結構好きです。よく焼いた卵で巻かれたオムライスではなくて、トロトロになった半熟卵のオムライスが好きで。ケチャップソースよりはトマトソースとか、デミグラスソースとかの方が好きですね。
そのふわふわな感じのオムライスっていうのは、オムライス専門店とかにしかないので。あとは家では作れないなって思ってるので、店に行って食べたりしますね。
過去:結構集団行動が苦手な子供で。運動会の組体操とか、ピシッと人と合わせるっていうのが何で必要なんだろうなみたいなことを思っていたりとか。
qbc:過去についてお伺いしていきます。子供の頃はどんなお子さんでしたか。
守宮泉:結構集団行動が苦手な子供で。集団で何かをしましょうっていうのは、やるはやるんですけど、何の意味があるんだろう、みたいなことを考えていました。
例えば、運動会の組体操とか、ピシッと人と合わせるっていうのが何で必要なんだろうなみたいなことを思っていたりとか。
人から嫌われているような子と付き合うことが多かったからか、嫌われているというか、嫌われているからいったっていうわけではなくて。たまたま友達になった子が、誰かから嫌われてるみたいな状態に結構なってるなっていうのがあって。あんまり私は嫌われてるかどうかって気にしてなかったんですけど。気にしなかったりとか、あと人が人を嫌うときに、例えば、男子とかからかうじゃないですか。なんかお前のことは嫌いだからみたいなからかいがよく理解できなくて。そんなに嫌いなら、わざわざ声掛けに来なくてもいいんじゃないみたいなことを言ったら、なんか男子が黙り込んでしまったんですけど。今思えば、私が何言ってんだこいつって思われてんだろなと思いますね。
qbc:嫌われてる子って、何で嫌われたのか。
守宮泉:その嫌われている理由を積極的に聞きに行ったことがないのでわからないですけど。その子もそんなにいろんな子と仲良くしたいっていう傾向にあったわけではなくって、良くも悪くも自由だったというか。そういうところはあったので、その辺浮いてたっていうのがあるかもしれないですね。
小学校のときはそこそこ友達はいたんですけど、中学校になってから結構浮きがちになったので、こういう感じだったのかなみたいな気持ちにはなりました。
qbc:本っていつごろから読んでましたか。
守宮泉:小学校、幼稚園ぐらいの頃から。母親も本が好きだったんで、図書館に連れて行ってもらうことが多くて、自然と本を読むようになったというか。本好きにはなっていましたね。でも本ばっかり読んでるわけじゃなくて、ゲームしたりとか、TVアニメを見たりとか、全般的にやってたのかなっていう感じ。その中の趣味の1つに本を読むっていうのがあったっていう感じです。
qbc:他にどんな遊びしてましたか。
守宮泉:小学校低学年ぐらいのときは、友達と一緒に木登りとかしてましたね。ボール遊びとか。その頃は、外遊びを結構してました。中学生になってから全然してないですけど。
qbc:中学校、高校は。
守宮泉:中学校の頃は、中学の受験をして入ったので、ちょっと離れたところにあったんで、あんまり放課後友達と遊ぶみたいなことができなくなっちゃった頃ではあるんですけど。中学校でも結構浮きがちで、学校に行かなかった期間っていうのはありましたね。その頃は部活が演劇部に入っていて、演劇部では楽しかった思い出がありました。
qbc:何が楽しかった。
守宮泉:役者ではなく、裏方だったんですけど。裏方っていうのが元々あまりやりたがる人がいないのか、人数が少なくて。同級生より先輩しかいないみたいな感じだったんですけど、そこで照明とか。本番では照明をやるんですけど、本番までやることがないので、大道具、セットを作ったりとか。そういう楽しさというか、クラスメイトとか同級生がいなかったっていうのもあって、結構楽しかったなっていう記憶があります。
qbc:高校は。
守宮泉:高校はそうですね。中学は義務教育だからギリギリ卒業したんですけど、高校のとき、中高一貫校だったので、なぜか同じ中学校の同級生と同じクラスに入れておいたよ、みたいな感じのことを先生から言われて。よくわかんないですけど、実際は高校から入った子と仲良くなって。クラスでは、本当にめっちゃ浮いてたんですけど、途中でその学校は辞めて、通信制の高校に入り直しました。転校っていう形だったんですけどね。
qbc:そのあとは。
守宮泉:そのあと、スーパーでアルバイトしつつ、勉強しつつっていう感じでしたね。でも通信制なんですけど、一応月に1回ぐらい、普段は全日制の高校なんですけど、日曜日に貸してもらって、授業みたいなのがあったので通ってました。
みんな結構勉強しに来てるっていう感じだったんで。どっちかっていうと、大学の授業風景に近かったんじゃないかなって思います。
そこでは結構、浮いてる浮いてないっていうより、1人がみんな集まってるみたいな感じだったので、居心地が良かったなって。勉強に集中できたなっていうのはありますね。
qbc:そのあとの進学はどうしたんですか。
守宮泉:受験しようと思ったんですけど、推薦とかも落ちちゃったので。たまたまその通信制の高校が指定校推薦で入れるところがあったので、短大ではあるんですけど、後々成績良かったら4年制の大学に編入できるっていうシステムがあったので、短大に北海道へ行って、そっから編入で東京にきたっていう感じです。
学部としては文学系の学部に入りました。
qbc:学生時代はどうだったんすか。
守宮泉:学生時代は結構勉強しにきている人たちも多かったんですけど、同じように文学が好きな子がたちがいるっていうので、仲良い子は何人かできて。その周辺が学生たちの街みたいになってたので、結構遊ぶのを頻繁にできたので。勉強も人付き合いも楽しいことが多かった学生時代だったなって思います。
qbc:その後は。
守宮泉:卒業した後、新卒で滑り込んで入った会社が結構大変というか。研修してるときに、休憩時間にみんなで「いつ辞める?」みたいな話をするっていうような会社だったんですけど。そこには、いろいろ部署変わったりしつつも1年弱ぐらいいました。
そこでちょっと体調っていうか、最終的に立ちっぱなしの部署みたいなところにいたんですけど、急に足が動かなくなってしまって。ちょっといろいろありつつやめたんですけど、その後に資格の勉強して、その資格の講座を終わるタイミングで就職先が決まって、病院の受付っていう仕事にシフトしていった感じですね。
qbc:直近までいた職場は?
守宮泉:直近まで行った職場は、実はちょっと、会社の都合で、入った当時の職場から離れないといけなくって。去年、2023年の4月ぐらいからやめたところの職場に移ったので、半年ぐらいでしたね、実際にいたのは。
qbc:守宮さんにとって居心地の良さってどんなことですか。
守宮泉:居心地の良さっていうのは、あんまりプライベートに干渉してこない会社ですかね。ちょうど、辞める前の病院にいた人たちは、ちょうどいいくらいの距離感で。なんだろう、サバサバしてるっていうか、あんまりべったりしてないというか。
qbc:人生の中で居心地の良い場所とは。
守宮泉:そうですね。あんまり、こう、関わるときは関わるけど、それがほどよい距離感を保っているっていうのが1番居心地がいいと思います。1年に1回会う友人とかいたりするんですけど、ずっとLINEが毎日続くっていう感じではなくて、月に1度LINEが来たりとか、ちょっと話すみたいな。それぐらいの距離感が1番いいかもしれない。
qbc:自分に最高にフィットしてるなっていうものとか、場所とか、コンテンツでも良いですけど、それは何ですか。それはクトゥルフ神話ですか。
守宮泉:TRPG自体は楽しいんですけど、でもTRPGで知り合った人たちとか、Twitterで知り合った人たちっていうのは、結構そんなに濃くも関わらなくていいし、かといってすごい薄いわけではなくって。
ツイートしてるのを見て、この人は今日も生きていているんだなっていう感じで見ているみたいな、あの距離感は結構良いかもしれない。目的もなく集まっているっていう感じではなくて、例えばTRPGならTRPGをするために集まっていたりとか。
たまに映画を見たりするんですけど、映画を見るのに集まってたりとか。オンラインで。
自分は今無職ではあるんですけど、オンラインの予定が結構あったりとか、オンラインで知り合った人たちと会う予定とかあったりして。結構仕事をやめて全ての人間関係が終わりっていう感じじゃないので、緩く繋がっていけていいなと思います。
qbc:いつ出会ったんですか、そういう人たちと。
守宮泉:今も付き合ってる人もいるんですけど、10年ぐらい前、高校生初めぐらいのときにTwitterに積極的に顔を出すようになったので。その頃からの付き合いがある人っていうのは何人かいたりしますね。
最近知り合った人っていうのは、やっぱりフォロワーさんのフォロワーみたいな。知り合いの知り合いみたいな。完全に初対面で知り合うっていうのは、最近はないですね。
10 年とか5年とか付き合いがある人が多いですね。
qbc:配偶者の方はどんな人ですか。
守宮泉:配偶者の人は、新卒のときに入った会社で別の部署ではあったんですけど、知り合って。私が職場辞めた後とかでも付き合ってくれた人って感じです。
何だろう、どんな人。結構正直っていうか、自分のことを結構話してくれる存在で。私だからっていうのはあるのかもしれないんですけど、あんまり疲れたとき黙り込むっていう感じではなくて、疲れたら疲れたってめっちゃ疲れているようにしてるので、わかりやすいから、対応しやすいというか。
qbc:趣味は一致してますか。
守宮泉:趣味は全然一致はしてないんですけど、知的好奇心が強いっていうのは一致してますね。知らないことを知ろうっていう意識は似てるみたいで。仕事と関係ない資格とか、勉強とか、通信制の大学に通ってたりとか、そういう感じの人です。
未来:仕事と健康と好きなことを3本立てでいけたら。それをずっと続けられるっていうことをしたいなと思ってます。小説を書くっていう趣味があって、そのまま小説を書く仕事っていう感じではなくて。文章に触れるっていうことを仕事にして、小説は小説で書く方がいいのかな。
qbc:5年10年30年、最後死ぬっていうとこまで、イメージして、どんな未来をイメージしてますか。
守宮泉:今までは仕事をしてないと、繋がってないんじゃないかみたいな。新卒の頃とかは思ってたんですけど、そんなにシビアに仕事しなきゃっていう状況ではないので、仕事と健康と好きなことを3本立てでいけたら。それをずっと続けられるっていうことをしたいなと思ってます。
qbc:仕事と好きなことって重なり合わせなくて良いんですか。
守宮泉:重ねたいなと思った時期もあるんですけど、重ねるとしても、例えば小説を書くっていう趣味があって、そのまま小説を書く仕事っていう感じではなくて。
小説を書くっていうことは、つまり文字に触れるっていうか、文章に触れるってことだと思うんですけど。そっちの文章に触れるっていうことを仕事にして、小説は小説で書く方がいいのかなっていうのは思って。部分的に仕事にするっていう感じですかね。
qbc:今、負い目に感じていることを教えてください。
守宮泉:生活費とか、そういうのは配偶者の人に持ってもらってるので、そこは負い目に感じてはいます。気にしなくていいよとは言うんですけど。(あとあと考えたら仕事をしているときも生活費や家賃は相手持ちでした。)
qbc:もしもの未来の質問です。いわゆるもう一つの世界みたいなものが、自分に用意されてなかった、そういうものを知らなかったらどんな人生になってましたか。
守宮泉:今の自分ととっかえて、1回記憶を持ったのはもう1回やるっていうことですか。それとも全然ちがう、枝わかれするって感じですか。
qbc:枝わかれするってことです。
守宮泉:祖母も母もピアノ教師だったりするので、受験をせずにピアノをそのまま続けてたら、音楽教師とか、そういう道もあったのかなっていうのもあります。
中学受験して、そのまま続けて高校、大学と行っていたとしたら、語学とか、哲学とかそういう感じになってたのかなって思いますね。
そのまま大学院生になって研究者になってた可能性もあるかなって思いました。
qbc:記憶を持ったままだったらどうでしたか。
守宮泉:今勉強してるんですけど、もうちょっと基礎の勉強しておけばよかったなと思うので、社会学系とか、語学留学とかして、海外で仕事ができたらとか。
あとは心理学系も興味はあるので、大学の方が絶対取りやすい心理士系の資格、カウンセラーとかになってたかもなっていうのはあります。
qbc:自分の体を玉ねぎの皮みたいに剥いて行って、小さく刻んで、最後DNAが残って、そこになんて言葉が書いてありますか。
守宮泉:「思考」っていう言葉が残るかなと思って。思考だけは、考えずに自動的にやってるみたいで、特に頑張らなくても、考えるっていうことはできるので、そこは最後に残るかなって思います。
qbc:意識じゃなくて?
守宮泉:意識とはちょっと違う。自分が感じていることっていうのは、自覚するのが、あまりできなくて。感じてることっていうより、どうすればいいかとか、この状況ってこうだなっていう、自分のことを第三者目線で見てるっていうか。
そういう視点に良くも悪くもなっちゃうところがあるので、思考かなって思います。
(第三者目線についてはhttps://note.com/gekko_izumi/n/n1e2bf5794a55の記事を読んでいただくとわかりやすいかもしれません。)
qbc:いつから第三者視点になるようになったんですか。
守宮泉:小学校の頃も、怒られているっていうことわかっているんですけど、その怒られて怖いとか嫌だとか、そう思った記憶っていうのはあんまりなくて。何でこの人はこんなに怒ってるんだろうみたいな。そういう目線で見てたっていうか。
自分がこう思ってるみたいなことは伝えれるんですけど、感じてるっていうのはあんまり伝えるのが苦手だったかもしれないなとは思います。
qbc:最後の質問です。最後に残したことはっていう質問で、遺言でもいいし、インタビュー感想でもいいし、読者向けメッセージでもいいんですけども、最後に残したことからお伺いしております。
守宮泉:未来のことは考えなくても何とかなるので、今を生きてくださいって感じ。
qbc:ありがとうございます。
あとがき
プリン食べたい。ただそれだけ。
ただプリン作って売って食べて寝るだけの人生にしたい。
そう、それだけでいい。
この、プリンという言葉を自分の好きなものに入れ替えてみると、どうなるんだろうね。
–
「涙」食べたい。ただそれだけ。
ただ「涙」作って売って食べて寝るだけの人生にしたい。
そう、それだけでいい。
–
「あんまん」食べたい。ただそれだけ。
ただ「あんまん」作って売って食べて寝るだけの人生にしたい。
そう、それだけでいい。
–
「納税」食べたい。ただそれだけ。
ただ「納税」作って売って食べて寝るだけの人生にしたい。
そう、それだけでいい。
–
なんだろう、なににもならないことを考え付き、思い立ち、この場で文章にしてしまった。インターネット怖い。
【インタビュー・編集・あとがき:qbc】
【編集:ちよこ】
#無名人インタビュー #インタビュー #休職 #コミュニケーション
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