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機会に恵まれない人を助けたい高校生起業家の人

若さ。若さってなんだ? 振り向かないことさ!!!
というわけで、若さと老いについて考えると、結局人間は肉体の変化によって、心のありさまを変えてゆかなきゃならんのだな、と思う。思います。思ってしまいます。
新しい方式を考えるよりも過去の記憶から経験を探すほうが楽だから、たとえ環境が変わっていたとしても、前例踏襲で物事を進める。
肉体を動かすのがおっくうになってきてるから、自分で手を動かすよりも、指示命令を出すようになる。
動かないおっさんなんじゃない、体がダメすぎて臓器的に動けないおっさんなんだ。
おわかりいただけただろうか?
そう、これはただの生き物の劣化なのだ。
それでも不思議なのは、生きようという気持ちは相変わらずあるんだよね。
人間が俄然今でも面白いのは、何か困ったこととかあっても、多少のトラブルなんかは創意と工夫で切り抜けていっちゃうところですよね。
そこでハタと気づく。また本文と関係ない戯言を書いているな!
というわけで今日の無名人インタビューもよろしくお楽しみくださいませ!(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは Aoi Imamura さんです!

現在:好きなこと、興味あることにとりあえず突っ込んでみたら何か起こるんじゃないかなって思ってチャレンジしようってなってるところです。

qbc:今何をしてる人でしょうか?

Aoi:高校生で、一応起業を目指しているという立場で。中身は最初の一歩が踏み出せない感じの、ちょっと引っ込み思案な野球ファンっていう感じです。

qbc:起業は、どういうふうな会社を作ろうっていうのはありますか?

Aoi:最初、中学校のときからスポーツビジネスに携われたらいいなって思っていて、それで今日本はスポーツビジネスで発展しているところなんですけど、志す中で起業っていう選択肢もあるんじゃないかっていうのが始まりで。それから、自分の住んでるところが近くにある起業イベントに勇気を出して行ってみたんですよ。
そしたら起業家コミュニティに誘っていただきまして。それで起業家コミュニティに入ったっていうのが、現在ですね。
それからいろいろなことを考えるようになって、スポーツじゃなくても自分の夢を考えられるんじゃないかとか。もちろんスポーツにも興味あるんですけど。

ある講演会で、安定した収入があると自分の事業で好きなこといっぱいできるみたいなお話を伺ったんですね、登壇者の方から。
それで、何て言うんだろう、今高校生で、親のすねかじれる期間じゃないですか。なので、好きなことというか興味あることにとりあえず突っ込んでみたら、何か起こるんじゃないかなって思っています。イノベーションの匂いがしたら、チャレンジしようっていう気持ちになってるところです。

qbc:そもそもなぜ起業したいと思ったんでしょうか?

Aoi:スポーツビジネスの仕事って、すでにある会社に入るだけじゃなくて、自分で会社を作るのもありなんじゃないと思ったのが最初。

qbc:どっちかというスポーツビジネスをやりたい方が先だったんすか?

Aoi:はい。でもなんか、起業家コミュニティの方と接するうちに、事業を作るというプロセスだったりにも目を向けるようになって。経営にも目を向けるようになりました。

qbc:別にスポーツビジネスじゃなくても良い?

Aoi:スポーツをやりたい気持ちもあるんですけど、そのときそのときに、やりたいって思った事に突っ込んでいきたい。

qbc:最初にスポーツビジネスをやりたいって思ったのはなぜですか?

Aoi:私はプロ野球ファンなんですけど、すごく運動音痴でして。
それで今体力テストの連続E判定記録を更新中で。ちょっと今脱出できそうなんすけどね。
でもなんか、プロ野球見始めてから体を動かすことが好きになったので、スポーツとの関わり方の体験を提供できたらなと思ったのが、スポーツビジネスに携わりたい最初でした。

qbc:プロ野球の試合を見て、そう思われたんですかね?

Aoi:横浜DeNAベイスターズが応援してる球団で、結構先進的な取り組みをしてるんですね。例えばビジネススクールやっちゃったりとか。
IT企業ならではの技術を生かした事業を展開したりと、ビールもブランド化したりとか、本当に手広くやっていて。
っていうのと後は、『オールドルーキー』のドラマを見て感化されました。スポーツビジネスのドラマで、マネジメント会社で、元サッカー選手の主人公が躓きながら成長していくみたいなお話です。

qbc:スポーツが関係がなかったとしてもビジネスをやろうと思ったきっかけは、コミュニティに入ったことだと思うのですが、そのあたりをもうすこし具体的に教えてください。

Aoi:コミュニティ作りっていうのがありまして。自分のイメージするコミュニティの姿について考えたりして。結構転機になった出来事というか出会いがあるんで、お話していいですか?

タコス屋さんと出会って、今日も今インタビューしているところのすぐちょっと近くで、今日またタコスを売ってるんですが、タコス屋さん。
夏にオープンしたばかりだから、キッチンカーの店なんで、出店するところへ行ったんですね。そしたら、なんだこのうまい食べ物はとなって。それから結構行くようになったりとか。
あと、イベント運営ボランティアとかでもご一緒していただく機会がありまして。それで、タコス屋さんと仲良くやって。

qbc:コミュニティの姿を考えるっていうのは、どういうことなんですか?

Aoi:今ここでインタビュー受けてるのが、街づくりに関するNPOのやってる施設なんですね。
そこのNPOとの繋がりから、スタートアップスタジオに行って、最初スタートアップスタジオのこともなんか映えスポットだと思ってたんですけど。
行ったら起業の繋がりとかもできて。
それからタコス屋さんとのコミュニティで。コミュニティ同士が重なり合うみたいな。それで、元々引っ込み思案だったんですが、フラットな雰囲気とかで、なんとなく大人の人とも普通に話せるようになって、それからコミュニティのあるべき姿とかについて考え始めて。
そしていずれは、将来的に何年規模とかになっちゃうかもしれないけど、仕事にも取りこんでいきたいでもって、コミュニティに関心がある感じですね。
んでいきたい

qbc:いつ頃からビジネスをやりたいと思ってたんでしょうね?

Aoi:スポーツビジネスを志したのは中学校とかで、その中に起業って選択肢があるんじゃないかなと思ったのが高校でしたね。

qbc:中学校何年生のときに、スポーツビジネスに興味を持ったんですかね?

Aoi:中学校3年生のときに、市の弁論大会に出場させられたんですよ。
それで、自分はスポーツが好きだから、スポーツの多様な楽しみ方について提案する部分をとりあえず課題だから書いておこうと思ったんですよ。そしたら、上の大会に出てねって言われまして。
それで市の弁論大会でその文書を何度も練習して、発表するというプロセスを経るうちに、こんな話したいぐらい好きなんですから、いや、これを仕事にするっていうのはあるんじゃないかなって思ったのがきっかけだったと記憶しています。

qbc:どんな趣味がありますか?

Aoi:プロ野球観戦ですね。今2つのチームを応援する生き方をしてまして、DeNAとソフトバンクを応援してるんですけど、DeNAちょっとヤクルトに優勝されてしまって、ソフトバンクは、バチバチの優勝争い中で、今原稿公開されるころどうなってるかわかりませんけどね。1ヶ月後ぐらいですから。
それが小学校5年生からの趣味で、毎月球場に通ったりとか家族旅行は大体野球場で。

qbc:ご家族皆さん好きなんですか?

Aoi:妹は、私があまりにも野球の話で盛り上がりすぎたりすると布教してこないでって怒ってきたりするんですけど。
家族全員贔屓球団違うんで、円満とはいかないけれども、楽しく応援しています。

qbc:好きな食べ物は何ですか?

Aoi:タコスですね。7月に初めて食べて。
カルニータスっていう豚肉を低温調理して煮込んだような料理も、本当に柔らかくて。食感がツナみたいな感じで。それにサルサをかけていただく。カルニータスというメニューが一番好きです。

qbc:タコスの良さっていうのは何なんですか?

Aoi:食べにくいんですけどちょっと、コーンのトルティーヤの味も、あとは、お肉も好きですし、好きな物が全部詰まったら、それは美味しいよねっていうのと、あとタコス屋で偶然居合わせた人と会話するから、考えを巡らせたり楽しい交流が生まれたりするのが、その雰囲気が心地いいなと思ったりしていました。

qbc:性格は周りから何て言われます?

Aoi:面白いねって言われることが多いし、なんか人見知りとコミュ障なんだよねって言ってもそうは見えないとか言われることが多いですね。

qbc:学校で言われるのと、ビジネスの起業家コミュニティで言われるのは、ちょっと2つ分けて聞かせていただいていいですか?

Aoi:学校では面白い子とか変わってるねとかそういった感じで。起業コミュニティつっても、高校生が集まる起業コミュニティと、あとは多年代が集まる起業イベント交流会とかで違ってくるんですが。
高校生コミュニティの方からも、面白い子、コミュ障だと思えないっつって。
あと、起業コミュニティの中に、年上と話すのが好きなんだよねって言ってる子がいまして、そういう人とお話したときに、年上と話すのめっちゃ落ち着くんだよねっていう話でめっちゃ盛り上がったので、年上と話すのが得意っていう個性をそこで発見できたと思います。

qbc:年齢がばらばらの起業家コミュニティで、性格についてなんて言われていますか?

Aoi:高校生と思えないが第1位ですかね、現状。シェアナンバーワン。

qbc:それはどういったところで言われるんですか?

Aoi:ただ単純に身長が高い、あと声がちょっと低くて。こういうふうに喋ったらちょっとまとまりがないかもしれないんですが、昔から難しい言葉使うねとか、その漢字読めるの? とか言われることは、結構よくあったかなと思います。多分それからきてますね。

qbc:自分ではどう思います?

Aoi:最近は、自分に合うコミュニティと出会えて、それでちょっと解消されたと思うんですけど。
中学校の時に、全然コミュニティになじめなかったので、そっからコミュ障だなと自分では思っています。あとちょっと人と違う面があるのかなと思って。

qbc:中学校の時の「コミュニティ」って、つまり学校ですか?

Aoi:そうですね。休日とか家出てなかったんで、学校ですね。学校の仲良しグループが、全部ロックされているっていうか、固定化されているんで割って入れず。

qbc:家族とか、近しい人からはなんて言われますか?

Aoi:改めて性格について言及されることって、あんまりないんですけど。
先生の感想でいいですかね、中三のときの。1回俺は学校に行かねえつって暴動っていうか暴動じゃないすけど、ボイコットしようとしたときがあったんですよ。
そんときになぜか学校に行かねえっていうことを学校の先生に相談してしまって。高校生になって振り返ったら、何で学校の先生に相談するねんと思うんですけど、相談しました。
その時に君はぶきっちょだけど優しい子だよと。だから、君は学校に必要だと。
なんで、ぶきっちょだけど優しい子だよと言われたことはありますね。

過去:小学校5年生のときにプロ野球を見始めて、それで感情の起伏というものを覚えたんですよ。

qbc:子供の頃ってどんなお子さんでしたかね。

Aoi:なんかすごい野放しにしてくれる愛知の幼稚園で育ちました。
なので、その当時から1人遊びが好きな子で。皆、さくらんぼとか取って遊んでたし、なんか、本当に草履で駆け回っても全然怒らない園だったのに、唯一怒られたことがあるんですよ。
私、テレビの字幕で漢字を自然に習得していたんで、それで友達の連絡帳を勝手に読んで怒られたんですよ。私的に弁解させてもらうと、なんでそこに、読めるところに置いてあんねんみたいな。先生の手元に普通に置いてあったので普通に読みました。

qbc:性格的には、どんな感じの子でしたか?

Aoi:そういうのはあんまり覚えてないんですけど、人とつるまない割には知的好奇心旺盛かなと思ってました。
友達の家に遊びに行った記憶とか、他の子と喋った記憶とかあんまりないんで。あと人とは違うみたいな、やっぱり。

qbc:どんなことに興味関心を持っていたんですかね?

Aoi:テレビ好きで、テレビからいろんな情報を得ていたので、子供番組とかあとワイドショーも普通に見てましたし。
それでなんか、字を覚えては、漢字を読み、それでこの漢字は違うよこう読むんだよって間違いを親に訂正してもらい、また、次同じ漢字出てきたら読むみたいなPDCAを自然と回していたと聞いています。
幼稚園の年中とか年少とか。

qbc:家で遊ぶ、外で遊ぶっていうとそうすると、どっちが多かったですかね。

Aoi:家ですね。インドア派でゲームとかして、それで目が悪くなったり、運動オンチだったり。
小学校1年生のときに3DSを買ってもらって、トモダチコレクションにどハマりしたり。

qbc:じゃあ字、読めたんですね。

Aoi:字読めて、なんか、トモダチコレクションに3DSのすれちがい通信の機能を利用した波止場っていう場所があるんですね。
それで、波止場って言葉使ってたら、親に波止場って知ってる子供って、小学1年生で君ぐらいだよって言われたって、1番よく覚えてることですね。

qbc:小学校時代は、どんな感じで過ごされたんですか?

Aoi:小学校時代なんか、小学校時代の友達できなくて。
多分時効だから言うんですけど、ちくり魔をやってみたり、それから小学校4年生まで学校で一言も喋らないみたいな。勉強はそこそこできたんで発表はするんですけどそれ以外ひとことも喋ることはないみたいな。
体育も全然できないし、そこの理不尽を感じながら、小学校4年生までは来てました。

qbc:それ以降は変わったんですか? 4年生までと。

Aoi:小学校5年生のときにプロ野球を見始めて、それで感情の起伏というものを覚えたんですよ。

qbc:野球のどういったところで、感情を覚えたんですか?

Aoi:なんか、プロ野球で勝ったら盛り上がるし負けたらテンションが下がるみたいな。
ベイスターズの3試合連続サヨナラ勝ちっていうのと、3人連続ホームランサヨナラ勝ちという試合を見てファンになったんで、そのときの熱狂が人生最大クラスっていうか、テンション上がるってこんなに楽しいんだと思って。
それから学校でテンション高いキャラを演じまくりました。

qbc:どうしてちくり魔になったんですか?

Aoi:わかんないですね

qbc:周りと合わないからと言って、周りを攻撃をする必要はないじゃないですか。

Aoi:多分、構ってもらえないことへの嫉妬とか、疎外感とか、やっぱそういう感じのことでしょうね。

qbc:どういう気持ちでした?

Aoi:喋る相手がいない。なんで自分だけそうなんだろう。相手がいないんで、喋ることもなく、本を読んで過ごしていました。

qbc:自分から話しかけることはできたじゃないすか?

Aoi:漢字が読めたんで、なんで、こいつらこんな漢字も読めないんだみたいな。
ちょっと馬鹿にしてる感じがしますね、今思えば。そのくせ相手にしてもらえない嫉妬とか、あと暇とか、そんな悪い感情でそんなんしてしまったんでしょうね。
今思うと、本当に恥ずかしいです。

qbc:周りに対して、ギャップがあったんですね。

Aoi:そうですね。ギャップあると思います。

qbc:日本の教育って、頭の良い人間を伸ばすんではなくて、飛びぬけさせないように平均化させるんですよね。そういう状態だったんですかね?

Aoi:漢字が読める以外は、その集団の中でちょっと優秀って感じだったんで。
感受性は豊かなんで、それは中学校に入ってから気づいたんですけど。
特にそういうのではなく、なんかただただ、なんで理解されないんだろう、なんで私は漢字読めるのに、他の子はそうじゃないんだみたいな。平均化されてるって感じじゃなくて、精神的には普通に幼かったんで、純粋に、何で? みたいな。

qbc:周りの子供と話していて、退屈でしたか?

Aoi:自分、子供みたいなことあったんで、退屈っていうよりは。知的好奇心が恐らくある子供だったんで、なんでなんでなんでなんでの繰り返しというか、毎日。
だからゲームのトモダチコレクションの世界は、大人向けにも設計されてるわけですから、そういう雰囲気が合ってたと思いますね。

qbc:プロ野球で感情の起伏を覚えたみたいなお話だったんすけど、それ以前っていうのはどんな生活だったんですか?

Aoi:なんか、学校行ってテレビ見て、寝て。

qbc:そのときに嬉しい悲しいみたいのは。

Aoi:好きな芸能人とかもいなかったんで、強いて言えば、陣内智則さんのコント見てるときは面白くてぎゃははって笑ったりぐらいですね。

qbc:努力して勝とうと思ったんだけど勝てなくて悔しい。逆に勝って嬉しい、みたいな感情は、プロ野球から学んだんですかね?

Aoi:はい、そうですね。逆にそれ以前に、その努力して勝って嬉しい経験なかったですね。勉強はその時は努力しなくても普通にできましたし、運動はもう努力する余地すらなく、敗北しかなかったんで。

qbc:中学はどんな感じになってくるんですか?

Aoi:小学校5、6年のときにはっちゃけキャラを覚えて。
なんか中学でもそんな感じで、なんかいじられキャラっていうか、はっちゃけキャラで入学式のときに、一発芸やったらすべってしまって。それからいじられキャラですね。
でもいじられキャラ止まりだったんで、適切にいじってくれる男子がいなくなったときに、もう仲良しグループが固定化されてしまって、どこにも入らなかったっていう表現が、今しっくりくるかもしれません。

qbc:なるほど。大変でしたか?

Aoi:それは自分にとっての当たり前だったんで、特に何も思わないかな。

qbc:小中は、楽しかったですか?

Aoi:学校生活の経験っていうか、テストでそこそこの順位を取ったときっていうのは快感で、中2のときはライバルがいて楽しかったですね、一番。
その競い合うライバルの男子たちは、すごい話も面白くて、初めてちょっと、わくわく感があったかなっていうのは覚えてますね。

qbc:部活はされてましたか?

Aoi:中学時代演劇部に所属してました。
なんか、自分が思うコミュニティの形のベースが存在しているのかなと思います。いろいろな特技を持つ人がいて、いろいろな役割があって、多様性のかたまりみたいな場所でして、演劇という共通言語・共同の目標が存在したおかげでコミュニケーションが苦手な人間なりに集団の一員としてやらせてもらっていました。いろいろと迷惑をかけてしまうこともありましたし、迷惑しかかけてこなかったと思うんですが、演じることが好きでいろいろと役もいただいてきました。
演劇部では仲良くなれて、いつも話せる先輩、後輩、同期もいてお母様にもめちゃくちゃ良くしていただいてました。
いろいろな人がいる、多様性、共通目標が存在する、そしてそのために自分のできることをギブし合うっていうことで今いる地域のコミュニティにすごく似ていますね。やっぱりこういう要素のあるコミュニティは自分に合っている、自分が存在できるなと思います。

qbc:今村さんは、何をするのが一番楽しいですか?

Aoi:スポーツもコミュニティも、今共通項があるなって気づいたんですよ。
元々それが苦手だった人間の立場から苦手から得意になった人間の立場で変えていけたら、お手伝いできたら、苦手な人とか、ちょっと困ったを感じた経験のある人間の立場からお手伝いできれば、みたいな気持ちがあるのかもしれません。
失敗した経験・苦手な気持ちが強みになるのも楽しい。

未来:結局、どうなろうが周りの助けに、支えられて生きるのは変わらないような気がします。

qbc:5年後10年後、または30年40年50年60年、死ぬまでをイメージしていただいて、未来っていうとどういうふうに考えていらっしゃいますか?

Aoi:死ぬ時から逆算して、ちょっと言ってみましょうか。死ぬとき、多分私の親はもう亡くなっているかなと思うんですけど。
今、大人の人と接しているので、やっぱ周りにいる人はちょっといなくなっちゃってるかなと思うんですけど。年下と接する機会って増えるじゃないすか。やっぱりその、年下に慕われる人間になって、それでいろんな年下の人が私のことをちょっとでも思い出してくれたらみたいな感じですね。

qbc:自分で会社を起こすぞ、みたいなパワーはどこから来てると思いますか?

Aoi:正直、いろいろなことがトントン拍子で進んじゃった感がすごいんですよね。だから自分も、いろいろな変化についていけてないっていうか、まだ。

qbc:高1でアクションが始まったわけですものね。

Aoi:はい。高校1年生で、今いる街づくりのスペースにちょっと飛び込んでいきまして。
新しいこと始めたいと思って。そしたら起業のスタートアップスタジオの方面と繋がって、チラシあったんで。イベントに参加したんですね。行って楽しかったっていう話なんですよ。
資金調達のピッチってあるじゃないですか。あれも野球オタク的思考で、ボール投げることだと思ってましたし、7月ぐらいまで。
でもトントン拍子で行ったら、なんとなく自分で作るっていう選択肢もあるのかなっていう考えと、起業支援の場所が結びついて、今起業支援ってところでイベントとか見に行ってみたいな状況ですね。
でも本当にイベントのたびに学びがあるんで、なんかいろんなことがトントン拍子で進んでいるときに、自分がついていけないんじゃないかなって思うこともちょこちょこあったりなかったり。

qbc:今の起業家コミュニティみたいに、自分の力で手に入れたコミュニティと、学校にいるときの気分、どう違いますか?

Aoi:学校は、今少人数クラスでクラス5人なんですけど、それはそれで楽しいんですよ。
同年代と深く関わった経験が人より乏しくて。
それでやっぱり、無名人インタビューとコンセプトが今重なるなって思ったんですけど、今まで中学校時代、30人も40人もいるクラスでその他大勢だと思ったようなタイプの人でも毎日毎日掘り下げていくうちに、誰しも面白くていろんな個性があるんだなって気づいて。
それで会話することが楽しいと感じたんで。学校も楽しいです。でも起業家も楽しい、コミュニティ楽しいみたいな。だから両方に居場所があって。

qbc:どういう楽しさなのか聞きたいです。

Aoi:大人と話すことで自分の知らない価値観を得られるとか、同年代の起業コミュニティでも、もう法人化してしてる人とか、あとはいろんなイベントに参加している人とか、帰国子女の方とか。居住地も違いますし、そういった面で新しい刺激を受けられる。
幼稚園のときから知的好奇心が旺盛だったっていう話をさせていただいたと思うんですけど、それで、その知的好奇心が満たされる、知識を受けて楽しいっていう気持ちですね。
もちろん学ぶ喜びもありますし。

qbc:少人数クラスなんてあるんですね。

Aoi:はい。定員20名の少人数なんですけど、定員割れしてしまって。で、超少人数クラスみたいな。過疎地域ではないんですが。

qbc:もしもの未来という質問をしているんですけど。
もしも野球に出会わなかったら、何を見つけたと思いますか?

Aoi:まず家族みんな野球好きなんで、考えられないんですけど。
小学校頃になると、皆さんおませさんなってきて、ジャニーズとかの話出すんで、ジャニーズとか小中学生のハマりがちな、ハマりがちっていったらおかしいですね、人気の趣味に普通にハマっていたんじゃないかなと思います。

qbc:そういうルートもある。

Aoi:ルートもあるんじゃないすかね。もし出会ってなかったら。

qbc:アイドルも、組織的に運営しているじゃないですか。ファンコミュニティもあるし。そこから起業に結びつくっていう可能性はあります?

Aoi:なんだろうな。やっぱジャニーズファンの人と起業の話で盛り上がるってのはあるかもしれないですけど、スポーツ好きだったりスポーツをやってきたりする人がスポーツビジネスに携わろうとしているっていうのはあって、自分の周りにそういう方もいらっしゃるので。
でもジャニーズファンの子とアイドルビジネスについて話したことはなくて。
なので、例えば芸能マネジメント会社に入りたいなともし思ったとしても、立ちあげるのもありなのかも、とは思わないんじゃないですかね。

qbc:野球っていうのはでかい要素。

Aoi:そうですね。なしとは考えられないみたいな。

qbc:今の状況は、周りの仕組みに乗っかれたことが大きいんですかね?

Aoi:周りの仕組みの面にすごい恵まれてたなって思います。
かなり恵まれた環境で、スタートアップスタジオって全国でいくらあるんだろうと調べたときに、今ここ、住んでるのは地方なんですが、地方にスタートアップスタジオってめっちゃ少なくて。ほぼ東京とか都市部なんですよね。地方にあるっていうのはすごい珍しいんで、環境に恵まれまくった感じです。

qbc:起業するっていうことに出会ってなかったら、何してるんですかね?

Aoi:普通にスポーツビジネスに興味があったので、スポーツ科学部に入るべく、勉強の日々、もちろん今も勉強してますが、学部はスポーツ科学1本って決めて勉強したんじゃないかなって思います。

qbc:会社員になろうとしているときの気持ちと、今の起業に向かってるときの気持ち、どう違っているんでしょうね。

Aoi:もちろん起業で社会経験を積んでから就職っていう手もあって、起業してから就職すると100m走の90mとかから始められるという話もあったり、将来的には就職するという選択肢も存在するんで、なんとも言えないんですが。
起業は自分でなんでもやると思われるんですけど、周りの助けもいるっていうのがコミュニティでわかったんですよ。それで所属働くっていうのも周りの助けがいるんで、結局、周りの助け、支えられて生きるのは変わらないような気がします。
でも、自分がやんなきゃ終わるみたいな危機感ってのは違うかなって思いました。
自分の中で、どうせ誰かがやるからやらなくていいや、みたいな行動の仕方が多かったんで、そういった意味では意識が変わったっていうか。
あとは自分で弱みだと思っていたところが強みになる感覚を得られたことですね。

qbc:この話の中で、理念は出ました? 

Aoi:理念ですか。なんだろう、やっぱり仕事ではなんか困っているとか、あるものが苦手な人を苦手な人目線で助けるっていう理想を具現化するっていうか。運動音痴の目線で運動が苦手な人を助けられたら面白いと思います。
自分の中で、人に何か届けるときの理念として「困っている人目線」の考え方を常に意識したいですね。
アイデアを考えると、どうしてもそれが先行して先走ってしまう。自分のアイデアだし絶対いい、これ最高と思ってしまうわけで、そこで困っている人目線を据えて、冷静にならなくてはいけない。
だから常に考えておきたいです。

この先どこに行くかわからないし、行った場所で解決したい課題の「困っている人」は自分かも知れないし他人かも知れないけれど、やっぱり「困っている人目線」の考えに立ち帰れるようになりたいです。
一方的な押し付けではなく相手の目線で。よく言われますけど自分はあまり出来たことないなと思っていて、できるようになりたいです。
この視点を知るために「苦手な人を苦手な人目線で助ける」という発想を持っていてよかったと思います。

もちろん自分のできることは微々たることなので世界中70億以上全員…というのは無理ですが、
困っている人の安心からより多くの人の安心みたいなものに繋がっていくんじゃないかな、っていうのは夢みてます。

qbc:今やってる起業の面白さって、過去に体験した面白さと似ていますか?

Aoi:初めてスタートアップスタジオに行ったとき、参加したっていうか観覧したのがピッチコンテスト(ビジネスコンテスト)だったんですけど。
なんとなく野球観戦に行っただけでドキドキするのと似てるなっていうのは感じました。
イベントから帰ったときに、野球から帰ったときと同じ心地よさだったんですよ。
スポーツ観戦と同じっていうか、その結果発表の緊張感とか、生だからこその感情の機微とかも含め。

qbc:野球と企業って似てるんですかね?

Aoi:確かに。今ヤクルトの村上選手が頭ひとつ抜け出してて、個人成績が取りざたされることは多いですが、やっぱうしろにはチームメイトの支えがありますよね。
企業もトップ起業家とか社長だけが取りざたされることがあるんですけど、結局周りの人間の支え大事だなっていうふうに、起業家コミュニティで気づいたんで。
そうした個人が取りざたされても、やっぱりチーム、関わる人大事だよねみたいな。

あとがき

感想はコメント欄に!
次回の無名人インタビューもお楽しみに!
みなさん、高校生の時って起業なんて考えていました? 私はちっとも。
ていうか日本は9割がサラリーマンらしいので。。
そうですね、私は社会に出たくなかったので、起業も考えていませんでしたし、働くことも考えてはいませんでした。にはは。
無名人インタビューを続けていて、ほんとうに世の中にはいろいろな人がいるなと思っています。偉い人、偉くない人。お金のある人、ない人。働いている人、働いていない人。悩んでいる人、悩んでいない人。不安な人、不安でない人。
そういう中でさ、この社会は誰のためにあるんだろう、と思ったりする。
が、実はこの問いの立て方自体が間違ってるんだろうなと思う。
この社会は誰のためではなく、この社会を誰のためのものにするべきだろうか、と。
しょせん、時代時代によって恵まれている人、恵まれなかった人が出てしまう。
現在もそうだし、過去もそうだった。未来もそうであろう。
不遇な人を完全にゼロにするということはそもそもできない中で、それでもやりきるのであれば、もうメタバースしかないんじゃないのん?

インタビュー担当:qbc

編集協力:komina

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