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その人が楽しいと思って過ごすってことが一番の生き方だと思う人

むかしむかし、ある村に楽生(らくしょう)という名の若者がいました。楽生は、いつも「その人が楽しいと思って過ごすことが一番の生き方だ」と言っていました。
村人たちは最初、楽生のことを不思議に思いました。「もっと真面目に生きなければ」「苦労せずに何が分かるのか」と批判的な目を向ける人もいました。
しかし、楽生は気にせず、自分の信念を貫いて生きていました。畑仕事も、山菜採りも、お祭りの準備も、すべてを楽しみながら行っていました。
ある年、村は大変な不作に見舞われました。多くの村人が落ち込み、中には村を出ていく人もいました。
そんな中、楽生は変わらず楽しそうに過ごしていました。「こんな時こそ、みんなで楽しく乗り越えよう」と、村人たちを励ましました。
楽生は、不作を逆手にとって新しい料理を考え出しました。わずかな収穫物で作る「楽しい食事会」を開いたのです。村人たちは初め戸惑いましたが、楽生の明るさに引き込まれ、次第に笑顔を取り戻していきました。
食事会では、村人たちがそれぞれの得意なことを披露し始めました。歌を歌う人、踊る人、話を語る人。楽生は「ほら、みんな素晴らしい才能を持っているんだ」と喜びました。
この経験をきっかけに、村人たちの間に変化が起こりました。日々の生活を楽しむことの大切さに気づき始めたのです。
やがて、村は「楽しい村」として知られるようになりました。人々は協力し合い、困難があってもそれを楽しみながら乗り越えていくようになりました。
不思議なことに、村人たちが楽しく過ごすようになると、村の作物も豊かに実るようになりました。
後に楽生は村の長となり、こう語りました。「人生には様々な出来事がありますが、それをどう受け止めるかは自分次第。楽しいと思って過ごせば、どんな状況も乗り越えられる。そして、その楽しさは周りの人々にも伝わっていくのです」
そして「楽しく生きれば、福来たる」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年10月1日10時55分に書く無名人インタビュー904回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは MISA さんです!

年齢:20代後半
性別:女性
職業:会社員(ナカソネ住設株式会社 採用広報)


現在:ちゃんと伝えたかったことが伝えたい人に伝わっていて、かつ、それでナカソネ住設株式会社のことをよく感じてくれてるっていうのがすごい嬉しいなっていうのを採用にも携わってみて、感じました。

いまじん:
MISAさんは、今何をしている人ですか。

MISA:
ナカソネ住設株式会社で会社員として働きながら、自分のキャリアアップのために、個人でも採用広報関連の分野でもお手伝いをしつつ。私生活だと、競馬のジョッキーの推し活が趣味としてはまっているので、直近は仕事とジョッキーの推し活の二軸で過ごしている人間です。

いまじん:
お仕事の方から伺いたいと思うんですが、ナカソネ住設株式会社さんはどういった企業さんになるんでしょうか?

MISA:
はい。ナカソネ住設は主に水回りの修理やメンテナンスをメインに行っている企業です!例えば、ご自宅でトイレが壊れてしまった時など、水まわりの製品の修理やメンテナンスのタイミングに駆けつけて作業を行うのがメインの事業になってます。

いまじん:
MISAさんはどういったポジションで今関わられていますか。

MISA:
私は戦略室って部署なんですけども、実際やってる仕事としては、採用広報をメインでやっていますそれこそ、採用の面は、母集団形成から面接対応、入社後の社員管理までを基本的に一人で対応しています。年間で20~30名程度の採用を実施していますね。広報の面だと、XやInstagram、Tiktokなどの企業のSNS運用したり、会社のホームページ更新、メディアリレーションの構築などの社外広報はもちろん、社内ガイドブックの制作・配信や社内報の発信など社内広報業務も行っております。

いまじん:
その部署ってご自身で希望されたんですか?

MISA:
はい。実は、ナカソネ住設株式会社に入社したのも、約2年前ぐらいでして。その時の入社方法としては、Twitter(現、X)で採用広報のポジションの募集を見つけて応募しました。ポジション以外の魅力としても、フルリモート、かつ、フルフレックスという形で、自由な場所で自由な時間で働けるよっていう求人だったので、今後の人生が変わるかもと思い、転職活動しました。

そもそも、なんで「採用広報」っていう職種に選んだのかっていうと、今までも発信すること、広報活動とか自分が発信することが結構好きだったんです。前職でも広報をずっとやってたり、個人でもセブ島の中で日本人のインフルエンサーの活動したこともありまして。

自分の好きなことや自分が魅力に思ったことをたくさんの人に知ってほしい、そして、一緒に共感してほしいっていう思いがあって、ずっと外への発信活動をやってきています。その想いのもと、これまでの経歴の中で、採用広報を業務でやる機会があって、採用と広報の掛け合わせって面白いなあと感じました。

広報活動だけでなく、採用活動も同時に掛け合わせてやってみると、実際自分が発信した内容が求職者さんと面談・面接したときにその意見やフィードバックが直接伝わってくるっていうのがめちゃめちゃ面白いなって。そこから、今後は採用広報の職種を極めたいって想い、採用広報の立ち上げであったナカソネ住設に応募して今に至るっていうのが経緯です。

いまじん:
ちなみにそのフルリモート、フルフレックスにこだわられた理由っていうのはあるんですか。

MISA:
はい!冒頭でお伝えした通り、ジョッキーの推し活をプライベートでしてるので、フルリモート・フルフレックスは両立がしやすいです。競馬のジョッキーさんって、いろんな各地の競馬場で馬に乗るので、正直私も行ける限り推しについて行って応援したい、いろんな競馬場で推しのジョッキーを見たいっていうのがあって。

実際に、フルリモートの勤務体系だと、推しのジョッキーがいる場所にあわせて、自分が全国各地にいても、リモートで働ける環境がありますし、

フルフレックスの勤務体系だと、特に決まった仕事がない日は競馬の時間にあわせて、早朝からお昼まで働くなど、プライベートに合わせて、仕事の時間も決められるっていうのがとても魅力的だなって感じましたね。基本的には、私の推しは、土日開催の競馬に乗ることが多いんですけど、たまに平日の午後開催に乗ることもあったりして。

なので、フルリモートフルフレックスっていうところにとても魅力を感じて選びました。

いまじん:
そうなると、その推し活のために、というか推し活することを結構ご自身の中で大事にされてるって感じですよね。

MISA:
そうですね。プライベートというか、自分の人生を楽しむことを重視してるというか。だからこそ、自分のやりたいことが叶う環境で仕事をしたいっていう。結局自分軸なんですけど。

これまでも、興味があることを一番優先にして、たくさんお金を稼ぐのは二の次。でも、その仕事でも、自分のやりたいことをさらに突き詰めて、職種とかも自分の人生を充実させるための手段として、やりたいことから選んで、会社・社会に貢献していったっていう。

いまじん:
ちなみにさっきおっしゃられていた、「魅力に自分が思ったことを他の人にも知ってほしい」っていうのは、どういったきっかけで、感じられ始めたんですか。

MISA:
そうですね。最初のきっかけは、新卒で入った1社目の会社の影響です。飲食店向けのメディア営業・コンサルティング営業を行なっていたのですが、具体的には、飲食店をメディア記事で紹介して、読者にそのお店の魅力を知ってもらう、その魅力を店長さんや経営者の方と一緒に打ち出し方を考えていくというような仕事をしていました。その時に自分が魅力に思ったことを他の人にも知ってもらえることの嬉しさを感じましたね。

より具体的にいうと、入社した直後はガンガン飛び込み営業という形で飲食店へ訪問して、「うちのメディアに載せませんか?広告やりませんか?」という形の新規開拓をしていたんですけど、やっぱり飛び込み営業って、毛嫌いされやすいんですよね。元々、食べるのが好きで、飲食店を応援したくて、その会社に入ったのに、なんだかじれったくて。

だからこそ、その状況を打破するために、プライベートで自分で食べに行ったお店やもちろんクライアントさんのお店も含めて、自分が好きなお店をインスタグラムに載せるようになったんです。そして、段々とフォロワーが増え始めていって、ビジネスでも使えるなあと感じてから、そのインスタグラムのアカウントのDMから、飲食店さんに営業をかけるようになったんです。その方が自分が飲食が好きっていうのも伝わるんじゃないかって思って。

その時に結構反響があって、仕事にもつながっていきました。今だともう普通にDM営業が当たり前だと思うんですけど、その時代はインスタグラムがそもそもビジネスで使われる考えがなかった時代だったので、珍しい手法で思いが届きやすかったんですよね。

その活動を並行しながら、飛び込み営業をやっていく中でも、以前と飲食店の方の対応が異なり、グルメインスタグラマーの人だよねとかいつもインスタの投稿見てるよという感じで。比較的早いうちに打ち解けることができました。自分の好きな飲食店を知ってもらえて、尚且つ、自分のお仕事にも繋がった経験がすごく印象的で本当に本当に楽しいなって。

このお仕事に就くまでは、SNSを使ったことがなかったのですが、限られた範囲の人としか話せていなかったけど、自分が発信していけば幅広い人に知ってもらえるんだというのが実体験できて、感銘を受けたのが発信活動の始まりです。

いまじん:
実際に転職されて、お仕事で広報っていうところに携わられるようになって、気持ちの変化はどうですか。

MISA:
そうですね。変わらない楽しさと新しく知った大変さはやっぱりあって。

変わらない楽しさとしては、自分が採用広報に着任するまでには外に発信できていなかった内容に対して影響を受けてくれる人がたくさんいること、そして、それが数値やリアルな声としていただけることには楽しさを感じます。

私が運用しているの採用広報のオウンドメディア(note)の記事や内容をブラッシュアップした求人内容、採用広報ラジオなどのコンテンツを見ていただき、ナカソネ住設という会社に興味持って話聞いてみようと面接に来てくれる方とかもいまして。

自分が情報を見てくれた方の人生のきっかけ作りや新しい発見を促し、その後、その方がナカソネ住設に入社して会社に貢献してくれている姿を見ると、その人の人生に良い影響を与えることができたことにすごく嬉しさや楽しさを感じます。

その反面、企業の採用広報として、会社のブランディングやそもそも会社自体が自社の魅力に言語化できてない部分を言語化していく作業、また、それを自社の知識がゼロの人に対してわかりやすく、魅力に思ってもらえるような表し方は難しいなあと感じましたね。今までは、自分が好きなものを推すコンテンツ作りばかりをやってきたので、そうでないものを作り上げる作業に大変な部分を最初は感じました。

また、企業広報をしていく中で、会社に所属する全社員が同じ考えということは絶対に無いので、考え方が違う社員からのご意見をどうやって対処していくかという部分にも新しく大変さを感じました。

いまじん:
企業に入ってから魅力に感じた部分とか、今のナカソネ住設株式会社さんのどういったところがここが魅力とかってありますか?

MISA:
もちろん、あります!まず、私が入社した当初は広報活動自体をほとんどしてこなかったようで、私自身も、入社前は、よく冷蔵後に貼る磁石の広告のような水回りの修理屋さんなのかなあっていう印象でした。

実際に入社してみると、それこそ、ナカソネ住設ならではの魅力がたくさんありました。そもそもの事業としても、水回りの修理屋さんとは全く違う企業でした。それこそ、ナカソネ住設ならではの福利厚生や社内制度なんかもあったりして。

例えばですけど、弊社独自の制度として、どんな社員であっても社長へ直々に提案ができる「提案書制度」っていうものがあったり、入社してすぐの社員であれば、ご家族のために休める「親孝行休暇」っていう制度があったり。外に発信はしていないけど、社内で社員に寄り添った環境作りがされていることに良いギャップを感じました。

社長自身もとてもユーモアな方で、社長のお人柄が会社のMVVにも現れていることを感じましたし、魅力的な部分を外に出してないのが本当に勿体ないなあって、入社してから最も感じました。

いまじん:
採用にも携わられているってことだと思うんですけど。採用の面白さであったり、広報をしているからこその採用の面白さっていうところを詳しく聞いてみてもいいですか。

MISA:
そうですね。採用のみを続けていると、プル型の採用しかできないと考えております。
もちろん、世界中の誰もが知っているような大手企業であれば、プル型の採用でも良いかもしれませんが、ナカソネ住設は中小企業で、入社前の私を含め日本の中でもまだまだ知らない人が多いと思っております。だからこそ、採用広報を通じて、プッシュ型の採用を行なっています。

それにより、自分が採用広報に携わってから、そもそもの応募者数ってが圧倒的に増えました。採用広報を行う前後では約9倍近くまで応募数が増えました。

採用広報を行う前は求人広告媒体に求人を載せて、応募を待つという採用手法だったようです。しかし、採用広報として着任してからは、若手層をターゲットにするため、各種SNSの発信を始めたり、採用広報のオウンドメディア運用を開始したり、採用広報ラジオを始めたり、スカウトマーケティングを始めたりっていうところで。

自社から日本中の求職者向けにコンテンツを発信して、企業側からアプローチしていったことで、まずは自社がターゲットにしている有効応募者数が格段に増えていきました。

さらに、面接に来てくださる方々も自社に来て欲しいターゲットの方からで、尚且つ、どういったところが魅力に感じてお話聞きに来てくださったんですかって聞いてみたら、noteやSNSで私が伝えたかったことをちゃんと言語化して、言葉にしてくれるのでそこに面白さを感じました。

ちゃんと伝えたかったことが伝えたい人に伝わっていて、ナカソネ住設株式会社のことを魅力に感じてくれてるのにやりがいを感じて、これこそ採用広報のやりがいだと感じました。

いまじん:
会社内の変化とかっていうのもあったりするんですか。

MISA:
そうですね。数値面で言うと、一般的な単価の約1/8のコストで採用単価の実現ができています。また、内定提出時に丁寧に一人ひとり面接のフィードバックやメッセージを伝えたことで内定承諾率を83%という高い水準をキープできているのも数値的な変化の部分だと思います。

会社内の行動変化ですと、会社のリファラル採用(社員自身が自分の知り合いをナカソネ住設に勧める採用)を利用する人数が増えましたね。採用専任としては自分一人しかいませんが、全社員の中でそういった活動が活発的になったのは非常に嬉しい変化でした。

こういった変化があったのも、今まで何となくナカソネ住設で働いてたけど、広報コンテンツがたくさん増えたことによって、所属している社員自身も自社の魅力を再認識できるようになったみたいで。尚且つ、自社の魅力を相手に伝えるときに伝えやすい環境っていったところがデジタル上で確立されたっていうのが大きかったみたいで。それが結果として社員紹介数が増えたり、かつ、紹介された側も自社に興味を持ってくれることが増えたことが会社内の変化として感じます。

いまじん:
風土というか、雰囲気みたいなところの変化もちょっとあったりするんですかね。

MISA:
そうですね。実際に、私はフルリモートで働いてるので、現場の出張としては、年1〜2回あるかないか程度なので、現場の声が直接見えてるわけではないんですけどね。上司からはリップサービスかもしれませんが、会社の雰囲気とか全然変わったよ、レガシーな感じから今時になったよということは言われましたね。

いまじん:
それはご自身ではどう感じられてますか。

MISA:
えー、正直、社交辞令みたいな感じだとは思います。少しくらいは変わってるかもしれないですけどね。私のモチベーションを保つために褒めてくださるのかなあとは思ってます。

いまじん:
そうなんですね。ちょっとお仕事以外の部分もちょっとだけお聞きしたいんですけど。ジョッキーを推すっていうのは、どういうことなんですか。

MISA:
そうですね。推し活って色々あるじゃないですか。ジャニーズの推しとか、アニメのキャラ推しとか。それと同じような活動で、私は、競馬のジョッキーの推し活をしている感じです。

そもそも競馬とか最初全く興味なかったんですけどね。(笑)逆に、「ギャンブル好きな人って金遣いあらそう、やばくない?」が昔の私でしたよ。

ジョッキーの推し活をするようになったのは、主人の影響です。主人は元々学生の頃から競馬をやっていて、彼の周りの友達も競馬好きの人が多くて、その流れで、競馬場に行く機会があったんです。そのころは、「競馬=悪」のイメージがあったので、私もあったので、動物園感覚で競馬場に行ってみたら、そこで運命の出会いが。。。

ジョッキーさんって、サラブレッドに乗るので身体の管理や体重制限をするので、細マッチョな人がほとんどなんです。正直、最初のきっかけは、馬に乗るジョッキーをみた時に「あの人めっちゃかっこいいんだけど!」が最初の始まりでして。そのジョッキーに、頑張れ馬券(単勝+複勝)というのを200円だけ賭けるっていう流れになり、そしたらたまたまそれが当たったんですね。

そのときに、初めて、好きなジョッキーの馬券を買って、一緒に盛り上がって応援して、勝利騎手になったら一緒に喜べて、尚且つ、次に推すためのお金も返ってくるっていう循環がめっちゃWin-Winじゃん!って感動したのが最初の始まりです。

いまじん:
頻度としてはどれぐらい行かれているんですか。

MISA:
そうですね。基本的に春と秋が、私の推しジョッキーさんが大きなレースに出るシーズンなのですが、平均すると月2~3回程度が結構多いですかね。
今、一軒家を購入して住んでいるのですが、その家も競馬場に近いところで選びました。

いまじん:
ちなみに、最終的にどんぐらいお金は残るというか、儲けらるんですか。

MISA:
そうですね。賭ける金額をで言うと、SuicaとかPASMOみたいな感じで、現場にもUMACAっていう電子マネーカードみたいなのがあるんですけど、それに、お金を入れてやりくりするようにしてます。(笑)

結局、それがうまく回ったらというか、いい感じになったら、金額が増えていってチャージした金額よりも戻ってくるので。実際はもっと賭けていく感じになってます。

過去:なんでも一番になりたい!みたいな性格だったので。そのための努力は惜しまないっていうのもありつつやってて。自分はやってて楽しいなっていうので、それをずっとやってたって感じでした。

いまじん:
みささんは幼少期、どういった子供でしたか。

MISA:
幼少期は、常に動いていたというか、何かに熱中していたタイプでした。幼稚園から小学生の頃はそろばんとプールが好きだったので、週7でそろばんとプールにかじりついていて、はまっているような感じのタイプでした。

いまじん:
結構何かにのめり込みがちっていうのは、自分でこれがやりたいみたいなのがあったんですか。

MISA:
そうですね。そろばんとプールは、最初は親が習い事で始めたのがきっかけです。ただ、根がすごく負けず嫌いなので、「やるからには一番になりたい!」みたいな感じ。そのための努力は惜しまないっていうのもありつつ、自分でやってて楽しいなって思っていたので、自然とそれを継続していた感じでした。

いまじん:
そろばんでいうとどんなところが面白かったですか。

MISA:
そうですね。今思うとなんであんなにハマってたんだろうって思う部分もありますが。今思うと、制限時間内に解き終えらなければいけない多数あって、それを解ききる。で、解ききった結果、大会で1位とか優勝とかなれる。そして、親が喜んでくれたり、自分が好きなゲームを買ってもらえるみたいな循環。そういったポジティブな連鎖が起きることにハマってたんだと思います。

いまじん:
もう少し大きくなってから、中学校とかはどうですか?

MISA:
そうですね。小学校がそろばんとプールで、中学校はバトミントンをずっとやってましたね。部活に入りつつ、部活だけだと強くなりきれないからと行って、地域のバトミントンクラブにも別で通わせてもらっていました。中学時代はバドミントンにハマっていた感じですね。

いまじん:
それはご自身の意思でやりたい!って始められたんですか。

MISA:
はい。バドミントンに関しては、自分で部活を決めてやりましたね。

いまじん:
その時もやっぱり一番になりたいっていう意識は強かったですか。

MISA:
はい、もうめちゃめちゃめちゃめちゃ強かったです。この時も、負けたくないっていうのがすごく強かったので。私の入ったバトミントン部は都大会でも活躍できる割と強豪校で、だからこそ、小学校の頃から習い事でバドミントンをやっていて強い子とかが同じ学年にいて、常に負けたくない気持ちがありました。

強豪校だからこそ、試合に出るためのランキング戦も常にあって、学内の中でも上位数人しか大会に出られない感じの学校だったというのもあり、絶対に負けたくないし、試合にも出場したいという気持ちで日々練習に励んでいました。

いまじん:
練習はどれくらいされてたんですか?

MISA:
週6~7日間の部活動の時間はもちろんのこと、部活動の前後に朝練・夜練もしておりましたし、部活以外の地域のクラブ活動でも練習してって形で、他の人よりも練習量で上手くなろうとしていました。

いまじん:
結構何か始めると、熱中しやすいっていうのは、ずっとあるんですかね。

MISA:
そうですね。小さい頃は考え方として、目標達成思考が強かったので、その目標を達成するためにはそのことにハマり続けるといったところがありましたね。一言で言うと、負けず嫌いっていうか。それが根本にあるからだと思うんですけど。

変な話、それこそ、ただのテレビゲームでも、マリオパーティとかやってても、勝つまで終わりたくない!って、ずっと駄々こねてたらしいので。負けず嫌いさはピカイチだと思います。笑

いまじん:
もう少し大きくなった、高校大学とかはどうでしたか。

MISA:
そうですね。高校では荒れたというか。中学までは目標を持って一筋で頑張ってやってたんですけど、高校入ってから、何かに熱中するものが一回なくなったんですね、その時期。

高校では部活もしてなかったし。なんか遊んでたというか。本当に何もしてなかった時期ですね。強いて言うなら、何も無かったが故に、恋愛にのめり込んだみたいな感じなので。高校はなんか本当に、義務教育が終わって何をすれば良いかわからなくなった時期で、ほとんど思い出がない時期です。

そんな状況から大学に入ったらバイトの方にのめり込み始めました。バイトが飲食関係のバイトをしてたんですけど、いくつか掛け持ち3つ4つくらいしていましたね。具体的には、早朝カフェで働いて、昼は大学の講義を受けて、夜はてっぺん回るくらいまでレストランやクラブでバイトするみたいな。毎日ほぼ2、3時間しか寝てないみたいな生活を続けてたんですけど、それが楽しかったですね。

自分が楽しい生活をしているのに、お金も稼げるのがとても嬉しくて、実際に、その頃稼いだ額としては、月に20万から30万ほど。なんか大学生なのに、本当に好きなことに熱中してたら、バカバカ稼げるようになって。ある程度溜まったら、そのお金で海外に旅行へ行って、自分の知らない世界を知っていく、そんな社畜生活をしておりました。
もちろん、東京理科大をストレートで4年で卒業していますよ。(笑)

いまじん:
飲食にそんなにこだわられる理由というか、飲食の楽しさってどういうところにありました。

MISA:
そうですね〜。その頃思っていたことは2つくらいあって、一つは本格フランス料理屋さんのキッチンで働いているときに、味見として、美味しいお肉の端切れがもらえたり、自分のお金じゃ食べられないフォアグラを食べれたりと、お金をもらいながら美味しい物を食べれる幸せを感じていました。

もう一つが、デザートレストランのホール兼キッチンで仕事をしていた時に、自分がお客さんの目の前でデザートを作ってパフォーマンスをしたり、そのデザートを美味しいと喜んで食べてくれている姿を目の前で見れたことに、とても楽しさとかやりがいを感じました。

いまじん:
バイトを選ぶときのポイントとかって何かあったりしたんですか。

MISA:
そうですね。大学のときのバイト先は、もう美味しそうかどうか、自分がまかないを食べたい店かどうかを基準に選んでいました。いくつか掛け持ちしてた店の中で、客単価が8000円ぐらいのフレンチのお店で働いていたこともありますし、ららぽーととかショッピングセンター内にあるような焼きたてパン食べ放題のお店もあるし、早朝の時間帯にやってるカフェも働いたことがあります。自分が好きになれそうな料理がある美味しそうなお店で選んでたって記憶があります。

いまじん:
結構飲食ってきつい部分もあると思うんですけど、そこを楽しめるのってご自身の特徴というか、どういったところが、自分に合ってたなとかってありますか。

MISA:
うーん。あまりきついって感じたことがないんですよね。
おそらく、体力面は子供の頃に行なっていたスポーツ、水泳とバトミントンを毎日やってきたおかげでそもそも備わってたっていうのがあって。

ただ、きついって感じたことがなく、ずっと続けられたのは、やっぱり環境が良かったからなんじゃないかなと思います。それこそ、焼きたてパン食べ放題のお店の方は自分が働いていて楽しかったので、同じ学部の仲良い友達とかに一緒に働こうよって、バイト仲間に引き入れて、自分が働けば働くほどバイトリーダーみたいな形で、店長代わりになって。変な話、好き勝手に働けるようになったので、自分の友達とめっちゃ楽しく働いてたっていうのが多分一番大きい気がしますね。

だからなんでなんだろうな。どういった素養があったのかっていうのはわかんないんですけど。そこにいる人たちとわいわいサークル活動のようにバイトしてたって感じのところがあります。

いまじん:
バイト以外にバイトのお金で海外にっていうお話もあったと思うんですけど。海外ではどんなことされてたとか伺ってもいいですか。

MISA:
そうですね。海外は、色々いったんですけど、ちょっと変わったことで言うと、海外のディズニーをバイト代で制覇したら面白そう!っていうのがあって、それを目標にバイト代を貯めていましたね。なんでそう思ったのか忘れちゃったんですけど、海外にあるアメリカはフロリダとロサンゼルス、香港、フランスパリとかを大学時代に回って訪れました。

あと、就職活動の時期に近づいてからは、就職に困らないようにとりあえず海外ボランティア行っておこうみたいなのがその頃あったので、海外ボランティアにカンボジアとベトナムに行きました。それ以外だと、普通の旅行みたいな感じで韓国とか東南アジア近辺って感じですかね。

いまじん:
何で海外ディズニーの制覇をやろうって思われたんですか。

MISA:
そうなんですよね。なんでだったのか全然覚えてないんですよね。ただ、海外ディズニーの制覇とか目標を持っていた方が人生楽しくなるからと、無意識的に感じてたからですかね。
実際の流れとしては、私は大学の時は千葉に住んでたので、友達たちとディズニーランド行ったときに、海外のディズニーあるらしいよってそのときに知って、え、じゃあ、制覇しようかな!みたいな感じのがノリが最初だったとは思います(笑)

いまじん:
ご友人と一緒に海外を回られたんですか。

MISA:
そうですね、テーマパークは1人よりは複数人で行った方が楽しいと思ったので。特定の1人の友達とではないんですけど、それぞれの国で一緒に行ってくれそうな友達を誘って、毎回別々の友達と行った感じです。

いまじん:
海外のディズニーと日本のディズニーって結構違ったりするんですか。

MISA:
そうですね。最近は行けていないので、今の比較はできないんですが、当時の7、8年前ぐらいのことだと、東京のディズニーでは、人気アトラクションは200分待ちとか普通にあ理ましたが、海外のディズニーはそのアトラクションでも5分待ちとか。アトラクション系はすぐに乗れますし、ショーのクオリティは劇団四季を見ているような感覚で高クオリティだったのが違う部分だなと感じました。

最も感動したのは、フロリダのディズニーで、世界中のディズニーの中でも最も敷地面積が広く、一種のディズニーの国のような感覚で入れるんです。私は、1週間滞在したんですが、それだけじゃ足りなかったですね。ディズニーの国のような場所なので、基本的には、どの方もディズニー内のホテルに泊まれますので、寝ても起きても夢の国から覚めないでいられますし、ディズニー好きなら生きている中で1回は必ず行ってほしいです。

いまじん:
伺ってるとすごい何か行動派というか、思い立ったら即行動されてる感じがするんですけど。それっていうのはご自身で何が理由でそうやって、できているって思われますか。

MISA:
そうですね、多分それが自分の人生の生き方になっているんだと思います。常識やルールに縛られすぎず、自分が楽しいと思うことをやり続けて、悔いなく死んでいくこと。

元々熱中したものは、親がきっかけ作りをしてくれて、そのことに時間を費やしていましたが、大学で一人暮らしを始めて自由になってからは、自分自身で色々とやりたい事や時間を使うことを決めて、それを楽しんでいる気がします。

だからこそ、行動していない期間である高校生の頃は全く思い出にも残っていない時間の使い方をしてしまったように感じますね。

いまじん:
なんかこれ、やってみたけどめっちゃきついわ!ってなって諦めちゃうこととか、っていうのはあまりないんですか。

MISA:
いや、あります、あります、全然あります。(笑)身近なちっちゃいことで言うと、私掃除めっちゃ苦手で。YouTubeなどを見ていいなと思った、1日1ヶ所をどこか綺麗にする習慣を自分もやってみようと思って始めてみても、そもそもの掃除への苦手意識が強く、3日坊主になりました。自分が無理なことは全然続かないというか、無理してもより苦手意識が強くなっちゃうので、その時はもうきっぱりぱっとやめる感じで対応していますね。

ただ、どうしてもやらなきゃいけなかったりする場面ってありますよね。例えば、さっきの例だと、掃除は絶対やらないと家が大変なことになってしまうので。(笑)その場合は、ルンバを新しく購入して日時予約して勝手に掃除してもらう、とか別の方法で処理したりしてるので。本当に、やって合わないと思ったら、変な話1日2日でぱっとやめちゃう感じのタイプだと思います。

いまじん:
それっていうのは結構仕事とかでもあったりするんですか。

MISA:
そうですね。仕事でももちろんあります。自分自身がもうこんな自分だと諦めている部分もあるからこそ、自分のタスクは自分が興味のあることに積極的に手を挙げて、極力嫌な仕事は自分のタスクに入らないようにしていますね。

いまじん:
結構自分に合っているもの、ある程度把握できていって、それに自分から進んでやっていくっていう感じですか。

MISA:
はい、そうですね。やりたいなとか興味のある仕事にはすぐ手を挙げて立候補しますけど、興味がない新しいタスクやプロジェクトが発足した場合には、本当にその場にいないかのように、まさに空気になるみたいな感じで全然喋らなくなるので、割とはっきりしてる性格だと思います。

未来:決めちゃうと自分が苦しくなっちゃうなっていうのを最近感じて。5年10年はあえて、本当に今の自分、今のやりたいこととか今の生活っていうのを。

いまじん:
5年後10年後、最後自分が死ぬところまで見据えた上で、MISAさんの未来ってどうイメージされてますか。

MISA:
5年後、10年後っていうところとかは、正直まだまだあんまり考えないようにしています。元々は目標達成思考のところがあり、全てをガチガチに決めてしまうと、その通りにしか動けなくなってしまうので。

全てを決めちゃうと、なんか自分が苦しくなっちゃうなっていうのを最近感じて。5年10年はあえて、「本当に今の自分自身がやりたいことや今の生活を重視する。そして、今、興味がある時間っていうのを大切にして、幸せに過ごしたらいいな。」という方を重視して過ごしています。

ただ、全く目標がないって言うのはつまらなくなってしまうので、死ぬまでにっていうところで言うと、1個目標としているところがあって。完全にプライベートのジョッキーの推し活の話なんですけど。自分が一口馬主でもいいので、馬主になったお馬さんに推しのジャッキーが乗ってくれて、何かのレースで勝ってほしいなっていう目標を持っています。

そのために、馬主になるのって、かなりお金が必要だったり、人脈が必要だったりと色々努力が必要なのですが、これは叶えたい目標ですね。

いまじん:
ちなみにさっきの幸せに生活できたら、っていうと、趣味以外で、例えば旦那さんとの生活で、こういうことしたいとか、こういう家族になっていきたいなとかっていうのはあったりしますか。

MISA:
そうですね。主人とは、お互いが楽しい時間と思える時間を2人で作り上げられたら良いなと感じます。本当に、お互いが健康で、それぞれが好きなことをやれて、2人で楽しいなと思える時間を作り上げるっていうのが一番大事だと思ってるので。この幸せな生活を死ぬまで続けられたらいいなって思いますね。

主人と、2匹のフェレットたちと。もちろん生き物には寿命があって、どんな生き方をしている人や生き物でも、最終的な結末は死ぬことだからこそ、幸せを感じて生きられる時間をできるだけ長く保つために、本当に健康が一番だと感じています。

いまじん:
「もしもの質問」をさせてもらいたいんですが。もしもみささんが、馬だったら、ご自身はどんな走り方をすると思いますか。

MISA:
そうですね。これ競馬友達ともよく喋ってるんですけど。私は絶対に「大逃げの馬」って、周りからも言われてて自分でもそう思っています。

競馬って、スタートしてから、最初にリード保って後々勝負根性で頑張ってゴールする馬も入れば、最初はスピードを抑えつつ、最後の直線で末脚を使って抜かす馬とか、いろんなタイプの馬がいるんですけど。

その中でも、私は大逃げの、最初に爆速でリードを保っておいて、ゴール前結構ばててるけど気合いで乗り切る馬、って言われることが多いですね。

いまじん:
最後に言い残したことがあれば、ひとことお願いします。

MISA:
そうですね。なんだろうな。自分への遺言としては、なんか今、自分が広報とかやってる中で、今や、SNSで色んな人の生き方が見えたり、嫌でも無意識的に人と比べてしまう場面とかってあると思うんですけど。そういうのはやっぱり人それぞれで。結局、人生ってその人が楽しいと思って過ごすってことが私は一番の生き方だと思います。まさに、億万笑者がモットー。今後もSNSが発展していく世の中で、仕事でそういうのをどうしても見ちゃって比較しちゃうのはわかるけど、でも、やっぱり気にしないで!自分を信じて、自分の生きたい人生を生きてほしいと思います!

あとがき

シャーペンの上下を間違えて持っていて、ノックした指に思いきり芯をさしてしまったことがあった。生活に馴染んでいればいるほど、当たり前であればあるほど、それをそれとして見ることは忘れてしまう。芯のような見た目をしていない、一見安全そうなものも身の回りにはあったりする。道具の取り扱いには注意が必要だ。自分を痛めつけないで済むように。

【インタビュー・編集・あとがき:いまじん】

#無名人インタビュー #インタビュー #広報 #競馬


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