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【御蔵島】人口300人の島の未来【後編】

御蔵島(みくらじま)って知っていましたか?

東京の南約190キロメートル、人口300人の御蔵島(みくらじま)。
無名人インタビューの参加者がたまたま島の出身だった、という理由だけで始めたこのインタビュー、ぜひみなさんも「全員顔見知り」の世界をお楽しみください。
(前後編です。前編はこちら!

では! 後編スタートです!!!

島出身同士の結婚は少ない?!

ナカザワ:島の人は、結婚をしてる人は多いですか?

さく:ある一定の世代以上は結婚してる人が多いですね。
島の人は、1回外に出るんで。そのあともう1回帰ってきて結婚したり、結婚してから島に帰ってきたり、みたいなのがあるんですけど。

ナカザワ:それって男性と女性によっても違いますか?

さく:女性は少なく感じます。そもそも島に帰ってくることが少ないかも知れないですね。

ナカザワ:島の外に出た男性が、結婚相手を連れて戻ってくるっていうのはありますか?

さく:結婚相手連れてって言うよりは、島にいて、島に戻ってから結婚相手見つける方が多いです。
島に独身で男性が戻ってきて、イルカの観光のガイドさんとかアルバイトさんと仲良くなったり。あとやっぱ小中の学校の先生。そこに転勤で新しく来る方と仲良くなったり。

週に1回、島でやる体育みたいなのがあるんですけど。何曜日はバスケの日みたいなのが。
そういうところで交流したり。お店が少ないから、同じ時間帯に来る人がいたりとか、そういうところで仲良くなってたりするんですかね。
あと釣りしてる人とか、そこら辺でうまくやってるんじゃないですか。

インタビューの雰囲気に合った写真がない時は、きれいな風景を載せておけばなんとか。
ギラっギラにきれいな海!

ナカザワ:島出身の人同士で結婚するっていうのは、もしかしてあんまり多くないんですかね?

さく:島出身同士ではいない気がします。

qbc:あ、そうなんだ。

さく:今の世代ですよ。30、40代とか。その上の50、60代とかも。

ナカザワ:50代60代の方でも島同士ってよりは、外の方との結婚なんですね。

qbc:やっぱり近親婚の問題?

さく:いや、わかんないです。でも元をたどればほぼ親戚です。
どうしても男性が島に戻ることが多いようなので。苗字の種類が少なかったり。

qbc:北海道なんかは、積極的に外の血を入れるっていいますよね。

こんな風景毎日見れたら、毎日泣いちゃいますね。

ナカザワ:女性は島に戻ってきにくいですか?

さく:内地で結婚して、旦那さんの方に住む方が多いんじゃないですかね。

qbc:東京とあんま変わらないのかな。

さく:結婚事情は、やっぱ内地行ってから戻ってきたりする人が多いし、島自体もクローズではないんで、良し悪しあるだろうけど、内地に染まってはいると思います。

qbc:さくさんの言っていた結婚適齢期って何歳なんですか?

さく:男性30前半とか女性20後半みたいなイメージがあります。

ナカザワ:普通ぐらいですね。今、平均初婚年齢が女性29だったかな。
島では、独身の人、結婚しないぞっていう感じの人は生きづらいんですかね?

さく:独身の方、いますよ。さきほどの結婚に適した年齢を超えても。

qbc:なんかあんまり東京と変わらん感じね。

幼馴染と恋愛できる?

ナカザワ:島の人同士であんまり結婚しないって話だったんですけど。
恋愛事情というか、それこそまだ島にいるときに、誰と誰が交際中みたいな話ってあるものですか?

さく:恋愛はありましたね。でも島中全員がそれを把握し始める。中学生とか隠したがるんですけど。

心なしか、カタツムリも立派?
種類は本土と一緒だけど、色が黒っぽくなるみたいですね。

ナカザワ:付き合おうってなって、遊びに行く場所とかあるんですか? デートスポットみたいな。

さく:ないですね。山か海しかないです。

qbc:船乗って2人でばーんとか行っちゃわないの?

さく:船舶の免許がないと。

qbc:あ、そうか。手漕ぎボートで遊べる海ではないんだ。

さく:そうですね、周りがみんな黒潮なんで。行っちゃったら太平洋の真ん中あたりまで流されちゃいます。

qbc:知り合いの海沿いの人が、ボート乗って夜釣りするとかいってたから。
あ、でも桟橋とかから夜釣りってする?

さく:ありますあります、全然。

qbc:いいですね。ロマンチックだと思います。

さく:女性側で釣りする方が、かなり少ないですけど。

こんなロケーションで釣りとかできるのかと思うだけで興奮します。

ナカザワ:デートするときは何をされるんでしょうかね?

さく:そもそも恋愛みたいな感じになることが少なくて。僕の仲良い異性は、イメージ的には幼馴染で、恋愛っぽくならないんですけど。
でも、何か恋愛っぽくなってった人たちは見ますが、でも付き合ったってのはあんま聞かないです。誰が誰を好きとか、誰がちょっと最近格好良くなってきたんじゃないみたいなことは言ってたみたいですけど。

ナカザワ:なるほど。確かにそういう感じだと、村の人同士で結婚するみたいなのはなさそうですね。

さく:ほぼないんじゃないすかね。
めちゃくちゃ僕の話になっちゃうんですけど、島で仲良かった女の子とは、内地に来た今でも仲は良くて。
お互い何か挑戦するものがあるみたいな感じで、恋愛対象ではない感じなんですけど。
よくある話だと思うんですけど、もし35とか40になって一人だったら結婚するか、みたいなのはあるんで。
他がどうとか、そこら辺わかんないから。島同士の結婚とかは、多分ほぼないんじゃないですか、今。

何気ない風景でも味わいがあります。

👨‍👩‍👧‍👦 家族 👪

ナカザワ:最初、島同士の結婚ほぼないって聞いたときは驚きましたけど、みんなが幼馴染みたいな感じで、1回島の外に出るなら、そっちの方が自然な気がしてきました。

さく:子育てにもそっちの方が便利だと思うんですよね。子供は島を出なきゃいけないから。
そういうときに、やっぱ実家っていうか、内地側に住む場所があった方が良かったり。
じゃないと、やっぱ寮とかになっちゃうんで。

ナカザワ:確かに。島の外の人と結婚するってことは、内地側に家ができるってことですもんね。

海、電信柱、電線電線、家、家、車! みたいな。
坂道が独特な雰囲気を醸していますね。

qbc:こういう人は結婚して島に来るのに向いてるってタイプは、あるんですかね?

さく:もし島で暮らすなら、圧倒的に島に馴染める人とかの方がいいと思います。
潔癖症とか、虫がいたらもう何もできないみたいな人は、多分難しくて。

ナカザワ:長男次男とか、男の子女の子とかで結婚に対する何か意識って違うんですか?

さく:ちょっとあるんですかね。世代によって、その圧は変わってると思うんですけど。

ナカザワ:やっぱり薄くなっている?

さく:そうだと思います。今の親世代の長男次男とか、その兄弟男同士は島にいたりするんで。
僕の兄弟のお話だと、上に3人いるんですけど、一番上の長男は実家の民宿を継いでます。継いでるっていうか、奥さんが商店を継いでます。旦那さんは他で働いてて。
で、長女がその島の保育園で保育士をしてて、次男の奥さんが民宿を継いでます。

qbc:あ、民宿と商店って別なんですね。

さく:世代交代する前までは、母とその友達で2人で両方回してました。
建物が別で、民宿の方は長男が住んでて、お店の方は家族が住むみたいな。家なんで。

ナカザワ:じゃあ皆さん島にいらっしゃるんですね、ご兄弟。

さく:そうですね。

ナカザワ:一緒に継いでくれる方と結婚して戻ってきてるっていうのは、やっぱり継ごうというお気持ちが最初からあったんですかね。

猫、1匹じゃなかった。左の猫に警戒されすぎじゃ?
真ん中の猫、ちょっと尊すぎません? 毛並みの感じが。

ナカザワ:島では「あそこの家の子」だ、みたいな認識のされ方なんでしょうかね。

さく:そうですね。僕は、島に里子で行ったのが小学校入学と同じだったんですけど。やっぱ島の人からは、元は外の子で、養子であそこの家に来たというイメージがあると思います。キャラクターとしての1つに含まれてると思います。
今、30後半あたりの人で1人養子だった人がいるんですよね。その人が島に帰ってきたときにも、外から島に来て、小さい頃から住んでる人なんだよって紹介を受けたんで。
多分僕もそんな紹介になるんじゃないかなって。

ナカザワ:外から来た子っていうことで、何か不利益なことだったりは、ありました?

さく:特にないかなと思います。多分僕の場合だと、里親さんの家族が結構島に根付いてて、商店をやってるのとかもあると思うんですけど。島に数少ない商店なんで。
例えば島に来てすぐの人にも、僕が紹介されるときは何々商店の子だよって言う。
外から来た子と商店の子と、2つのキャラクターがあったんですかね。

ナカザワ:私も、例えば結婚して実家に戻ったりしたら、あそこんちの子が戻ってきたんだよって言われると思うんですよね。そんなに私の田舎とそんなに感覚が変わらないんだろうなって。
東京で生まれ育った人には、あんまりなじみがないと思うんですけど。

qbc:東京も、まああるとは思うけど。そこまで強くはないかなあ。

さく:島の場合、島の人は子供全員把握してるんで。
今誰が内地に出てるとか、誰が帰ってきたとか、島の人は全員わかる。

さくさんご本人??
って思ったらご友人だそうです!

qbc:東京が逆に特殊なんだと思うんですよね。

ナカザワ:そうですね、私も逆に特殊なのは東京の方かなっていう気がします。
東京は、何の脈絡もなく、その地に住み着くみたいなことが東京は圧倒的に多いので。
田舎だと、ちゃんとあそこんちの子でって言って顔も見えてるし、どういう子なのかもみんな徐々に知っていく環境なんじゃないかなと思いました。
逆に、中途半端な都市だと、噂話やレッテルが独り歩きしちゃったりしそうで。

qbc:私自身は、あんまり関心ないかな、誰がどうしたとかは。

さく:島の人は、噂話が結構好きなんですよ。そもそも話すネタがないんで、毎日それで楽しんでるとこもあると思います。

島にはいわゆる砂浜がないそうです!

外の人は島に住めるの?

qbc:1ヶ月だけ住むとか、シェアオフィスとかワーケーションができると興味がさらにわくなあ。

ナカザワ:元々オープンなところだと思いますし。

さく:イルカ研究員の人たちは、イルカのいる夏のワンシーズン、1,2ヶ月だけ来るんですよ。
で、僕そこで仲いい人がいて、前回島に帰ったときもその人と帰ったんですけど。その人たちから話を聞くと、大事なことは、島の人に認知してもらうことが、一番大切みたいです。

結局イルカを研究しに行く船も、島の人が持っている船を借りているので。
そこで交流して認知してもらって、よくしてもらったりとか、大切に思ってもらったり。なので紹介の仕方というか、何か1つキャラクターがあると、認知してもらいやすくなるから。
例えばイルカの研究で船に乗っだけど、船酔いしちゃって何もできなかったみたいなエピソードでもいいんですよ。
短期間住むとかも、そういう島の人たちからの認知のされ方で結構変わるんじゃないかなって思いましたね。

ナカザワ:自分をキャラクターづけして馴染んで行くってことが苦じゃない人にとっては、すごくいい場所なんですかね。
イルカ研究かあ、楽しそうだな。

さく:海洋学とか、魚や海藻を研究する人とか、その1つでイルカがあって。
で、やっぱ日本で野生のイルカと一緒に泳げるのって、小笠原とかうちの島とかになっちゃう。

ロマンチックなオファーですね!!!

島と自分の未来

qbc:5年後10年後、その先の未来も含めて、島と自分との関係について、未来っていうとどんなことを考えてらっしゃいますか?

さく:島に帰る予定はあんまり立ててないんですけど。
できれば正月と例大祭に合わせて帰りたいっていうのはありますね。
そのタイミングで、今島を出てる人たちが帰ってみんな顔を合わせられるので。

ナカザワ:帰ってくる場所として、こういう場所であってほしい、といったイメージはありますか?

さく:いやなんか多分、僕の性格もあって、なるようになれみたいなところがあるんで。変わるなら変わるで良いだろうし、でも変わらないも良いんです。特に、あんまり。

qbc:未来のワーストシナリオって何ですかね? 島の人口が減り続けててまずいとか。

さく:僕が島に住んでから今まで、人口はずっと300人前後なんで。ただ300人の中で高齢化はあるんですけど。
増えればいいと思うけど、人口が増えれば住む場所も必要になって、それだけ山を切り崩すことになるんで。
原生林として、人が手をつけてない森が残ってる場としても、御蔵島は日本の中でかなり貴重だと思ってます。大学院生の研究対象になって、それで島に来てくれているので。

広大な空、やばい。

qbc:島の人たち自身は、将来島はこうなっていくんだろうな、という未来のイメージはあるんですかね?

さく:いや、そんな考えてるのかな。そこまでの話をあんまりしないってのもあると思うんですけど。
ただ、村民の意見もあるんですけど、あくまでも市区町村で言う村なんで、村長とか議員もいるんですよね。その人たち次第っていうところもあるし。
島は、親戚のつながりとかで票を集めやすいんですよ。どうしても仕方ないんですけど。そういう公平じゃない感じというか。言って良いかわかんないんですけど。村の人で、議員とか役場の行動に対して不満を持ってる人が多々いて。
そういうところでうまくやっていければいいと思うんですけど、それも人口300人のリアリティのひとつかなって。

もしも人口300人の村の一番偉い人だったら?

qbc:もしもさくさん自身が、島で一番偉い人になったとしたら、何をしますか?

さく:僕が島に思ってるのが、自然の存在が大きいんで、自然の維持とか。
あと、今の島のお金を動かしてんのが、イルカの観光業メインなので。そこら辺がうまく何か分散できればなってずっと思ってるんですけど。
実際、今ここ2、3年で、ザトウクジラが島に現れるようになったんですよ。それ以前はいなかったんで。ザトウクジラの生息分布が明らかに変わってるというか。

イルカの動画はないですが、クジラは!!! あります!!!

ナカザワ:海水温度とかそういった状況のせいでということですか?

さく:そこら辺とか、食物連鎖とかプランクトンとかに影響するんでしょうけど。
急にクジラが現れたから、急にイルカもいなくなる可能性があるわけで。そしたらもう島の金が動かない。そういうところで怖いところはありますね。
そこが何とかなればって思ってます。

qbc:シンプルに、島が今後、どうあってほしいですか?

さく:特に変わらず。なるようになるっていうか。上から目線になるんですけど、大事なものを分かってれば。

qbc:島にとって「大事なもの」とは?

さく:人の温かさとか、貴重な自然とか。
あと、他の伊豆諸島と違って見た目の形が面白いんですよ。
他の島は、島の周りが砂浜とかなんですけど。うちの島は崖っぷちで、桟橋の下に深海魚がいるみたいな環境で、かなり面白いんですね。
そういう自然面が貴重な気がします。無駄にしないようにというか。

おびただしい緑。

qbc:島に対して、今、どういう感情を抱いてらっしゃいますか?

さく:どういう感情。難しい。ただ、すごい貴重な経験ができる場であって。

qbc:どうでもいい? どうでもよくない?

さく:どうでもよくはないですね。

qbc:なくなってもいいですか?

さく:いや、駄目です。

自然な島の世界。

島への気持ち

qbc:私、東京の小平っていうところに生まれたんですけど、私はあそこはなくなっても構わないですよ。両親ともに移り住んできた場所で、だたの東京の住宅街。
あんまり思い入れがない。

さく:いや、なくなったら悲しいは悲しいですよね。帰る場所がなくなるというか。
自分の育った、なんだろう、糧になってて。その分、今こうやってインタビューとかされてて。その気持ちがなかったら、島についてインタビュー受けようと思ってないですから。

qbc:どうして島についてのインタビューを受けようと思ったんですかね?

さく:できることをしたいみたいなところがあって。島への親孝行じゃないすけど、貢献みたいな形で。小さな島なので、少しでも人に認知してもらえたらっていうのもあるし。
基本的には、知らない場所じゃないですか。

qbc:はい。私は知らなかったです。

さく:で、リゾート地ではないから、原生林の研究者とかイルカに興味がなければ、全く見つけられない島だと思うんで。多くの人に認知してもらう、が一番大きい目的な気がします。

qbc:島がお好きなんですか?

さく:好きですね。自慢できるものはたくさんあります。

qbc:なるほど。最後に言い残したことはありますか?

さく:なんか全部言っちゃった気もするんですけど。興味があれば、遊びにきてみて、ぐらいですかね。

海。

ナカザワ:私から最後にもうひとつ質問させてください。
個人のインタビューも受けてもらっていますけど、自分のことを話すのと、島のことを話すのって、どういう違いがありました?

さく:島については、歴史とかちょっと無知なところがあるなと思ったり。普段、島について人に紹介する時は、自分の過去の経験を話すことが多かったので。

ナカザワ:個人と島、どちらが話やすかったですか?

さく:話しやすいのは島のインタビューですね。
個人のほうは、自分自身の中でまだ未定のこととか多いから、今現在悩んでることが多くて、話にくいところがありました。
島のことを話してるときの方が、言葉を選ばずに話せるというか。既に備わっている知識を話すみたいな感じなんで、話しやすかったですね。

さくさんから共有されたフォルダには東京の写真もあったので最後に置いておきますね。

後編までお読みいただいた方、誠にありがとうございます!
感想は、ぜひコメント欄にどうぞ。
(前後編です。
前編はこちら!

この記事は無名人企画インタビューです

無名人インタビューのコンテンツのひとつです。記事は、「無名人ツーリズム」マガジンに格納されます。ぜひご登録ください。

考えていること:偏った考えの存在に気づくために

分からないから不安になり、知らないから思いつくこともできない。
だから、考えられもしない。
でも、生きることは行動で、生きるために動かなければならなくて、動いた結果の先に、知らないものに突然出会ったりする。
そして、その知らないものに対して、分からないから不安になり、恐怖し、攻撃しようとしたりする。
そういう未知との遭遇の時に、どうするのか。

インターネットの時代になって、SNSを誰もが使い、情報を発信し、情報を受信するようになった。
フィルタリングされてない情報がむき出しの生の肌にぶちあたって、ひどい痛い目に遭うことも少なくない。
誰もが冒険者になったのだ。とでも言えば、かっこいいんだが、実際はLv1のキャラが操作説明もろくろく知らず冒険の目的も分からないまま、ボスキャラ級のイベントに参加させられているようなものだ。実際は。

知らないことは怖いです。
知識は転ばぬ先の杖です。
経験が一番かもしれないが、何もかもを「知る」には神様になるしかない。神様に、あなたなれますか?
無理ですよね? じゃあどうしますか。どうするんですか。

インタビューという道具が残す軌跡は、誰かのための本になるのかもしれないなと思った。
知識の詰まった本。そしてそれは人生の地図みたいなもので。

最初、ここの見出しは「考えていること:偏った考えを打ち砕くために」だった。でも、「偏った考えの存在に気づくために」と変えた。壊すんではなくて、まずは「知る」ことが先決だろうと思う。
知った後、どうするか。それはそんなの私の知ったこっちゃない。
勝手にしやがれ。
ただ、知ったその先にどうするかというのも知る機会があるように、デザインはできたのかもしれない。
この人工の庭で誰もが幸福を謳歌できますようにと思う。幸あれ。

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