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15歳で1年間海外留学した人

---無名人インタビューのタイトルって誰が考えているんですか?
私qbcです。
---無名人インタビューのタイトルってどうやって考えているんですか?
参加者の発言の中から、端的にその人を表わしてると感じた言葉を引用しています。一文のときもありますし、発言+発言のように結合していることもあります。
意図的に意味が通じにくい部分をとりあげている(整理せずに使っている)場合はあります。そもそも人間はわかりにくいもので、わかりやすくしてしまうと途端に人間らしさが奪われるので、わかりにくいものはわかりにくいままにしておく方針です。
世の中、わかりやすくするためにその人らしさを奪ってしまっているので。
あちらを立てればこちらが立たずなんです。ハァ。
人間は止まると死ぬし、動いているものは残像として映るし、そういうあれかこれかの残像の影をいくつもいくつも追っていること自体が、その人を理解するてことなんじゃないですかね? と、思って。
って思ってるけど今回は作為的です。「日本人てルールにがんじがらめで目が死んでるよねいきいき輝いてないよね」問題への解決として、読んでおいたほうがいいひとつの典型として残しておくべきと思い、ああ。ああ。ああ。
要するに、海外生活を経験することで、母国の良くない個所が見つかるようになるよというお話であり、「良くない個所が見つかる」からと言って母国を嫌うわけではないよと。
まあもちろんそれだけではないですが。(つまりですね、わかりやすくしてしまうということは、残像の中からひとつだけ自分がこうだと思う一本の線を決めてしまうということなのですね)
おわかり? 今日の無名人インタビューもよろしく楽しんでいってねー!!(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは ともか さんです!

現在:漠然と抱いた思いで留学に行ったんですけど、行った先で目覚めちゃって。

toki:今、何をしていらっしゃる方ですか。

ともか:私は今、日本の高校三年生で、地元の私立の女子高に通ってます。
で、私の高校はちょっと特殊で、全日制ではあるんですけど、英語教育・国際教育に特化したところで、英語が話せるようになれたらいいなって思いで通ってます。

toki:ご自身でここに行きたいと希望して入学した高校ですか?

ともか:そうですね。地元では、わりと品のある学校みたいな女子高で、ここに行けば間違いないだろうみたいなところもありましたし。自分がその高校見に行ったときに、とある部活にすごい惹かれちゃって。口では英語学びたいって言ってたんですけど、それ以上に部活やりたいなって思って、その高校で。
普通科を選ばなかったのは、私が数学が苦手で、英語のコースに入ってしまえば、数学は1年生だけやれば終わりなので。なので私はここに入るしかないと思って。強い理由があったっていうよりかは、もうそのときのノリで決めました。

toki:なるほど。

ともか:私は、日本の高校を休学して1年間留学したんですけど、英語をもっと学びたいなと思って。本当は日本の大学のに進む予定だったんですけど、いろいろ考えた上で、4年海外の大学に在籍して卒業したいなって思ってます。

toki:先ほど、「とある部活に惹かれた」というお話がありましたが、その部活についてのお話をお伺いしてもいいですか?

ともか:入った部活が全国大会レベルのすごく忙しい部活で、私自身も部活がすごく好きだったので続けられたんですけど。素敵な仲間にも出会えましたし。高校が部活をやる場所みたいな感じになってたんです。
けど、留学に行ってから、部活は楽しいけど、部活に入ってると勉強に割ける時間がどうしても少なくなってしまうし、留学中に私はどうしても英語をもっとやりたいって。まあ漠然と抱いた思いで留学に行ったんですけど、行った先で何かちょっと目覚めちゃって。
で、思い切って部活をやめて、今は違うことしてます。

toki:なるほど。今一番頑張ってることや、力を入れていることは何ですか。

ともか:今一番力を入れてることは、やっぱり大学に申請するための語学資格を取ることです。私は中国語圏で勉強して、そこで英語を学ぼうと思ってるので、中国語を今年に入ってからゼロから始めて。台湾の大学に行こうかなと思っています。

toki:では、最近やっていて一番楽しいことはなんですか?

ともか:部活が無くなって、勉強する時間が増えたので、その勉強をまた改めて楽しいなって思うこともあります。
あとはその友達と過ごす時間が本当にすごい楽しいなって思って、もう高校の友達とか本当にめっちゃ恵まれた環境に通わせていただいてるので、毎日学校行くことが楽しいです。

toki:語学の勉強が楽しいというお話がありましたが、どういうところが楽しいですか?

ともか:終わりがないところとか。
あと、私すごく人と喋ることが好きで。もう本当にたくさんの人と出会って、人と話したいっていう思いが強いので。
自分が一つの言語を話せるようになると、自分が相手にできる人の数が圧倒的に増えますし、今習っている中国語が話せるようになれば、中国語を話す人って世界にはすごいたくさんいるので、もっともっと自分の視野が広がって、もっともっと楽しい人生になるんじゃないかなって思って。

toki:終わりが無いことが苦になる人もいると思うのですが、それを楽しむことができるのはなぜでしょうか?

ともか:数学とか理科とかも終わりがないと言えば終わりがないんですけど、それよりも私は英語のより実践的というか、そんなこと言ったら数学大好きな人に怒られちゃうんですけど、おそらく数学とか理科とかよりも、本当に自分が学んだことを活かしやすい。
終わりがないっていうところは、日本語も同じだと思うんですよ。日本語をnoteとかで書いて、知らない表現とかに出会うと、日本人でも日本語って学び続けなきゃいけないなって思うので。日本人が国語とか古典とかを学習するのも一緒だと思うんですけど、それと同じような感じかなと思います。

toki:ともかさんは、周りの人からはどういう人だと言われることが多いですか?

ともか:私は本当に人と話すの大好きで、今ちょっとおとなしめに喋ってるんですけど、普段はもっとテンション高いっていうか声でかくて。
周りの子からは友達が多いねとか、元気で明るいねとか、あなたがいると明るくなるよみたいに言われることが多いです。

toki:そう言われることに対して、ご自身ではどう思いますか?

ともか:ああ、そうなんだって、嬉しいです。

toki:自分で「その通りだな」とか「実はちょっと違うんだよな」とか、そういうふうに感じたりすることはありますか?

ともか:普段学校に行って友だちと喋って、私は広く浅くお付き合いをする方なので、周りからは、すごい友達がたくさんいて、すごい楽しそうって見えてるかもしれないんですけど。
でもなんか心の中では、ちょっと孤独なところとかもあるので、たまに感じてしまうっていうか、本当に信頼できる人っているのかなっていう。広すぎて、なんかみんなとの関係が中途半端になっちゃったりとか。そこがあるかなって思います。

toki:人と話すときは、初対面でも仲のいい友達でも、誰にでも明るく接していらっしゃるんですか?

ともか:そうですね。私は初対面の人でもすぐに友達になれちゃうタイプなので。老若男女問わずに、全然仲良くなれます。今、中国語をオンラインで学んでるんですけど、その先生ともすぐに仲良くなれちゃうぐらいです。

toki:そういうふうに人と仲良くしたいなと思ったときに、意識してることや、何か心がけていることってあったりしますか?

ともか:人のいいところを見つける。悪いとこを見つけちゃうと、どうしてもその人の欠点にしか目がいかなくなるっていうのを思うので。
良いところを見つめ続けて、もう自分がオープンになる。人に愛を与えれば、絶対返ってくるので、そういうふうに思いながら過ごしています。

toki:人に愛を与えれば絶対返ってくると思うことができるのは、どうしてなのでしょう?

ともか:なんだろ。愛とかなんて言っちゃうのは、やっぱり自分がカトリック系の女子高、ミッションスクールに通ってるので、普段からそんな言葉を学校で聞かされるのでそうなんですけど。
普段の部活とか高校生活で、自分が機嫌が悪くて、周りに機嫌が悪い暗くなった状態で接すると、その暗い思いがどんどん伝播していく気がします。
私は気分のアップダウンが比較的多い大きい方で、それを私は中学のとき部活の顧問に指摘されて。そのときに、私が暗い雰囲気でいるとそのチーム全体も暗くなるから、私が愛を持って接すると空気感がすごい良くなったので、大事だなって思いました。

toki:友達にも恵まれて学校に行くのが楽しいってお話もありましたが、友達と過ごしているときに、どういう楽しさを感じたりされますか。

ともか:笑い合ってる時とか。もう些細なことがすごい楽しいです。

過去:「あなたは世の中の女性を引っ張っていく力があると思う」って、なんか急に言われて。

toki:小さい頃はどんなお子さんでしたか?

ともか:小さい頃は、今のこういうオープンな人ではなくて。すごい人見知りで、それこそ小学校でも、授業中に全員立たされて発言した人から座るっていう機会とかがあったら、私はそこでずっと何も言えずに、最後の1人まで毎回立って、結局担任の先生に呼び出されて、もうなんかめっちゃ泣きじゃくっていたりとか。
泣くことはすごい得意だったんですけど、でも全然明るい子じゃなくって。なんか集団の中にいるのがすごい苦手っていう感じの子でした。小学生のときはそんな感じでした。

toki:そうだったんですね。当時の自分は、そんな自分のことをどう思っていたとかって、覚えていたりしますか?

ともか:うーん、何ていうんだろう。さっき話したことの続きなんですけど、もう授業中に泣きじゃくったとか。そういうことがあると、他のすごいきりっとしている人がうらやましいなって幼いながらに感じてました。
そういう明るい人になりたいなあとか思ってました。
あと、自分の意見、自分に自信を持っている人がすごいかっこいいなって思って。そういう人になりたいなって思ってました。

toki:小学生の頃、もしくはもっと小さい頃でも良いのですが、なにか印象深い出来事や、思い出深いエピソードとかってあったりしますか?

ともか:幼稚園にいた頃は、母親からよく聞くことなんですけど、もうずっとお母さんから離れられなかった子で。今はもう全然そんなことないし、家から早く出て行きたいってずっと思ってるんですけど。
なんかサークルとかに入れられたり、子供たちだけで集まろうみたいなときでも、全然ずっとお母さんのところから離れられなかったり。
あと、今思い出したんですけど、小学校4年生の頃、インドネシアのバリ島に行ったときに、いろんな国にある会員制的なリゾート施設があって、お母さんはそこが大好きで、国際体験できるから行くよって言われて、無理やり連れてかれたんですけど。子供だけの16歳以下の世界中の子が集まって何かやるよ、っていうのに行ったんですけど。
英語が本当にわからなかったので。I can play〜とかすら全くわからなかったので、もう本当に馴染めなくって、何も言えないし、もうすごい怖くて。
その時に自分がすごい情けないなって思って。変わりたいなって思いました。

toki:なるほど。結構小さいうちから、いろんな体験をさせたり、旅行に連れて行ったりするようなご家庭だったのでしょうか?

ともか:お母さんは海外旅行がすごい好きで、若い頃にもう世界何十か国も回ってたみたいなんで。
お母さんは、20年くらい前にニュージーランドにワーホリに行ってたことがあって。無理やり自分の娘を留学に連れていきたいっていう願いがもうずっとあって。私が小学生の頃からずっと留学に行きなさいと言い続けていたんですけど、私はこんな性格だったので、I can play~も知らなかったので、Helloだけで通用するわけがないと思って、もうひたすらに拒否してました。

toki:お父さんはいかがでしたか?

ともか:お父さんは無関心っていうか。でも私、お父さんのことはすごい尊敬してて。勉強が大好きな人で、もうかれこれ15年ぐらい韓国語を独学で毎日勉強してたりとか。本をずっと読んでたりだとか。お父さんは海外行けとか、習い事をしろって言うよりかは、勉強の方とか言われていました。

toki:小学生の頃は引っ込み思案だったというお話でしたが、その後、中学生になってからはいかがでしたか。

ともか:中学にはいってからは、やっぱりすごい変わりたいなって思って。暗かった自分がいたけど、ちょっとこれを機に明るくなって明るい人生を歩みたいなと思って。
自分からも意識して明るくするように、ちょうどその頃にそれに気付いて。そんな感じです。

toki:例えば、変わるためにこんなことをしていたとか、ありますか?

ともか:中学校に入って初めて生徒会に入って。元々そういうの全然興味なくて。けど日常生活を見てくださっていた担任の先生に、「あなたは世の中の女性を引っ張っていく力があると思う」って、なんか急に言われて。
私は全然そんなことは思ってなかったんですけど、そこで何か眠っていた力をちょっと掘り起こされて、それに私も目覚めてしまって。私はできるかもしれないと思って。
明るくなれたし、友だちも少しずつ増えていったし、いいかもしれないと思って。
チャンスだと考えて、全然人前で話すのとかも全然得意じゃなかったんですけど、自分なりに工夫をいろいろ凝らして、人前で初めて話したんですよ、生徒会の選挙で。
そうしたら、すごい反響を集めちゃって。それで結局生徒会に入ってまた人脈を広げてったんで、それがすごいきっかけにもなりましたし、そのときの担任の先生にはもう本当に感謝してます。

toki:小学生の頃から、劇的な変化を遂げられたんですね。その先生の言葉が、変化の大きなきっかけになったということですかね。

ともか:「世界の女性を」とか言われちゃったんで、私はちょっと世界に通用するのかもしれないと思って。その時もまだ英語全然喋れなかったんですけど、それは今にも通ずるところがあるのかなと思います。

toki:そうやって、人に言われたことに影響を受けることってよくあるんですか?

ともか:もうめちゃくちゃあります。影響されまくってます、いろんな人に。

toki:今までに一番影響受けた言葉はなんですか?

ともか:一番影響を受けた言葉…なんだろうなあ。でもやっぱりその担任の先生が言ってくれたこととか。
あとは、私はもう本当に自信がない人間だったので、留学先のニュージーランドの現地の高校に1年間通ったんですけど、そこの先生に言われた、「あなたは可能性がたくさんあるのに、なんでそんな自分の可能性を壊そうとしてるの? もっとオープンになればいいじゃない」とか。「緊張するかもしれないけど、そういうときは、この留学で培ってきたことを思い出せば、それはできるんじゃないか」って。「ともかであれば何でもできるよ」っていう言葉にかなり感銘を受けまして。それも、自分が今自信を持っていっている一つの理由というか、きっかけになったかなって思ってます。

toki:すごく素敵な言葉ですね。ありがとうございます。
中学校生活で、他に印象に残っていることってありますか?

ともか:中学校の時は、剣道部に所属してて。顧問の先生がすごい厳しくて。本当に365日中お盆と正月だけしか休みがないみたいな部活だったんですけど。そこでは一生懸命やること、一生懸命になれば絶対結果が戻ってくるってことを学びました。
私すごい単純な人間なので、なんか言われるとすぐに目覚めちゃうんですけど、私は本当は吹奏楽をやりたかったんですけど、その時に剣道部の顧問の先生に、「あなたは素質があるからここに残った方がいいよ」って言われて、私素質があるのかもと思っちゃって、剣道なんてやるとは思ってなかったんですけど正直。気付いたら入部届の第一希望に剣道部って書いて、剣道部になったんですけど。
で、なんかやるんだったら真面目にやろうって思って、顧問の先生に怒られるのが怖かったので。もうあの誰よりも真面目に、バカ真面目に部活に参加してたら、その年の冬の地区の個人の大会で優勝してしまって。そのときの自分は、全然頑張ってるっていう思いというよりかは、言われたことを自分なりに、コツコツ取り組んできたぐらいにしか思ってなかったんですけど、そのコツコツ積み重ねていた分が、結果として返ってきたので、その時に頑張れば結果が戻ってくるんだなってことを学びました。

toki:その後、高校に入学されて、どのような性格になっていったのでしょうか。

ともか:高校に入学したときは、中学校から明るく自信を持った人になりたいっていうのをずっと思い続けて、やっぱりいろんなことをしてちょっとずつ自信が付いてきて、人と話すのは怖くなくなったんですよ。小学生とか幼稚園児のときに比べたら比較的明るい性格になってたんですけど。
高校に入ってから、剣道も辞めちゃったし、生徒会とか頑張ってきたこともなくなってまたゼロからのスタートになったので、何を頑張ればいいのかわからなくなってしまって。
で、一応英語頑張ろうって思ってたんですけど、とりあえず入りたかった部活があったので、部活ばっかりやってたら、もう本当に成績がもうクラスでドベ3ぐらいまで下がっちゃって。

toki:なるほど。ちなみに英語はどの時点から勉強したいなと思うようになったんですか?

ともか:英語は、幼い頃の経験とか、英語喋れないのが心苦しいなとかって思った経験とかもありましたし。中学校のときに英語の非常勤のおばさんの先生とすごい仲が良くて、その先生に海外すごいいいところだよって、留学すごい楽しいんだよっていうの教えてもらって、英語が周りよりちょっと得意だなぐらいのレベルで高校に入学したので。
その入学した高校が、本当に帰国子女とか、幼い頃から英語教室に通ってるとかいう子ばっかりで、もう本当にレベルが高すぎて、入った瞬間に落ちこぼれちゃって。
英語のネイティブの先生が、授業とかオールEnglishでやるんですけど、そういう授業でもう何も話せないですし、日本語しか頼るものはないしみたいな。

toki:はい。

ともか:そんな毎日を送ってたら、私本当に英語できないんだなって思って。
英語好きだけど喋れない、日本人特有の英語喋れないみたいな。で、高校はすごい留学制度が整ってたんで、お母さんも娘に留学させたいと思ってたし、私もなんかすごい負けず嫌いなところもちょっとあるので、何て言うんだろう、私このままじゃ嫌だなって。もうこの学校に来たんだったら、もう英語で1番になるくらい努力して英語喋れるようになってやろうと思って、留学を。負けず嫌いなところから火がついて、そこのところがちょっと大きかったかなって思います。

toki:ちなみに通われていた高校では、留学に行くことって割とメジャーなことだったんでしょうか? それとも珍しかったですか?

ともか:私が入ってるコースの中では比較的メジャーで、学年の3分の1ぐらいが行くんですけど。私が留学したときが2019年で、ちょうどコロナが流行り始める直前に、本当に奇跡的に行けて。2019年の12月に飛んだんですけど、本来であれば多くの人は、申請を終えた2020年4月に留学に行くんですけど、もう2020年の2月末、3月ぐらいに国境が閉まっちゃって、行けなくなってしまって。
私は本当に本当にラッキーなことに、国境が閉まる前に海外に行くことができたんです。けど、元同級生の子たちは皆行けなくって。私が行ったときと同じタイミングで留学に行った子は、もう本当に数人しかいなくてっていう感じでした。

toki:それはタイミングが良かったですね。それでニュージーランドに行かれたと。

ともか:ニュージーランドとフィリピンに行ってて。私は英語力がもう本当にとてつもなく低かったので、本当に喋れなかったので、とりあえず語学学校に1か月行こうって思って。
いろんな選択肢、ニュージーランドで語学学校に行くっていう選択肢も出していただいたんですけど、どうせだったら違う経験をしてみたいなって思って、留学エージェントさんが出してくださったフィリピンに。
やっぱりフィリピンって開発途上国なんで、実際に生活してみたいなって思いがちょっとあって。それで、フィリピンに1ヶ月だけ滞在することになって、そこからニュージーランドの現地校に行きました。

toki:留学されて、自分の中で起きた一番大きな変化って何でしたか。

ともか:もちろん語学力もあるんですけど、人間力が1番伸びたなって思って。
海外に行ってみて、海外では「自分は自分」って思っている人が多いので。もう体型とかも全然気にしないし、もう常に自分らしく、みんな輝いてて。
それを見たらなんか今まで日本にいていろんなプレッシャーとか、いろいろ抱えていたものが全部なくなって、っていうところも大きかったですし。
あとは、今まで地元の小さな町でしか住んだことも暮らしたことなかったので、当時15歳くらいだったんですけど、初めて知らないコミュニティで、言語も通じないし知り合いも誰もいない空間で暮らしていくことは本当に本当につらくって、最初は。
そこで自分から動いて、自分からアクションを起こすっていうこととか、自分を持つことの大切さを学びました。

未来:普通の生き方じゃない生き方をしたいなって思ってます。

toki:最後に未来のことについて伺っていきたいのですが、将来どうなっていたい、どういう人になりたいみたいなものって、何かありますか。

ともか:まず私は今後、ちょうど来年の9月くらいから海外の大学に進む予定なんですけど、私は自分の英語にまだちょっと満足できてなくって。
1年間留学行ってその後も勉強を続けて来たんですけど、やっぱり英語って話す人が多いので、上には上がいることを留学から帰ってきて知ったりだとか、何かディベートとかをしていても、自分の英語を使って何か専門的なことを話すとか、とりあえず周りの人よりは英語は喋れるけど、本当にそれが世界に通用するんだろうかっていう疑問もまだ残ってて。それで英語を使って自分の英語力も伸ばしたいし、もっと広い世界のことを知りたいなって思って海外の大学を選んだんですけど。

toki:はい。

ともか:なんでそこで台湾を選んだかっていうと、自分の武器を身に付けたかったからで。英語を話せる人はもう本当にうじゃうじゃうじゃうじゃいるんですけど、英語で何かを学ぶとか、英語+中国語を話せたりすると、何だろう、自分がもっと社会に必要とされる人になれるんじゃないかなって思って。
私は今特にこれといった、例えば、キャビンアテンダントになりたいとか、医者になりたいとかそういう具体的な夢がまだなくて。興味があることとか、学びたい分野とかはたくさんあるんですけど、まだそういう感じなので、自分に幅を持たせるために、この4年間で自分の武器を見つけたいなって思ってます。

toki:英語や中国語を習得することによって、どういうことをしたいとか、そういう最終的な目標って何かありますか。

ともか:最終的な目標は、まずは私は幼い頃から母親に連れられて海外周ったりとか、留学の経験とかから、やっぱり世界にアプローチをかけたいっていうか、世界と日本をもっともっと繋げていきたいなって思いがたくさんあって。
私は多分あと5、6年くらい海外で生活すると思うんですけど、それでも私は誰よりも日本が大好きなので。日本って本当にどこの国に行ってもすごい愛されてて、日本のアニメとか日本食とか、私達が思ってる以上に、私達以上に日本のことを外国の人とかが愛してくれてると思うので、日本の良さをどんどん発信できるような、日本と世界の架け橋になれるような人になることが最終的な目標なんですけど。
それがまず一つの目標で、その先に、私は自分の会社を立ち上げたいなと思ってます。どういう系統でいくかまだ全然分かんないんですけど。でもそこでもなんか、日本と世界を繋げて自分の力で何かアクションを起こしたいなって思いがあって、今そのプランを考えてます。

toki:そうなんですね。将来のことを考えるときに、どこかの会社に就職するのではなくて、「自分の会社を立ち上げたい」という考えに至ったのはどうしてなのでしょうか?

ともか:平凡な生き方をしたくなくて。高校生の時に海外に留学した経験があるからこそ、日本はすごい”普通”にとらわれてるけど、海外の人はあんまり”普通”っていう概念がなくて。日本には”普通”っていう言葉があるけど、英語に訳すと、日本人が使うニュアンスでの”普通”っていう言葉はないんですよね、あんまり。何かそこで普通にとらわれる必要はないなって思って。
皆と同じ人生歩むっていうのもいいかもしれないけど、一度しかない人生だから、自分の可能性を潰したくないっていうか。自分の可能性を信じてちょっと普通から逸れた道、例えば海外の大学に行くのもかなり逸れてて。学校ではみんな今受験勉強頑張ってるんですけど、私は学校に行ってるっちゃ行ってるんですけど、もうなんかすごい例外的な人間すぎて、なんか申し訳なくなってくるんですけど。でも何かそうやって、ちょっと例外的な道を進んで。
この前、雅楽奏者の人の講演会を聞いたんですけど、そのときに、オーケストラとかで演奏されてる雅楽の奏者で、そうしながらもロックの要素を加えたりとか、YouTubeで見ていただければよくわかるんですけど、自分らしい、世間の一般の常識とかにとらわれずに自分のしたいことをする、やりたいことをすることが本来の生きてる意味なんじゃないかなみたいな感じで話されてて、それにもすごい感銘を受けてしまって。いやもう、私の言いたいことだって思って。普通の生き方じゃない生き方をちょっとしたいなって思ってます。

toki:ちなみに、現時点での考えでいいんですけど、こういう会社を作りたい、こういう事業をやりたいなって、なんとなく思い浮かんでるものはありますか?

ともか:思い浮かんでることは、都会にひっそりとオフィスを構えて、クリエイティブな。
私自身もクリエイティブな人間だと思ってるので、なんていうんでしょうね、それこそ普通じゃないっていうか、普通の道からちょっと逸れた、けど社会に必要とされるような、そういうものを作っていきたいなと思ってます。

toki:質問が少し変わりますが、自分が死んだとき、周りの人に「どんな人だった」と言われたいですか?

ともか:何だろうなあ、自分が死ぬとき。「ともかさんにはいろいろしていただいて、本当になくてはならない存在でした」って言われるよりかは、その人の心の中にちょっと残るような、この人にはこういうことしてもらったなとか、この人のこういう所には救われたなとか、ちょっと残るくらいでも、多くの人にそういうのを残してからっていうのが理想かなって。
人の記憶とかにちょっと残っているような、そんな人間になっていきたいという感じですかね。

toki:小学校や中学校のとは、自分に自信がなかったというお話でしたが、今現在、自分で自分のことをどう思っていますか?

ともか:今の自分は、もういろいろなんか、その海外で生活してきたのも踏まえて、自分は何でもできるみたいな、変な自信がついちゃって。
だから今だったら何でもできる気がしてます。

toki:ご自身のどういう部分にクリエイティブさを感じますか?

ともか:新しいものを生み出すとか、グループでいろいろ考えて、0から1を生み出すことはすごい大好きですし、提案とか企画がすごい得意。昔から得意で。
グループ発表とかあっても、私はちょっと普通じゃない人間だと思ってるんで、ちょっと斜めから入ってきたアイディアが意外と採用されたりして、そういうときに周りからもすごいクリエイティブだねとか言われるんですけど。そういう時には自分自身もクリエイティブだなって思ったりします。
私は演劇がすごく好きで。日本に帰ってきてから演劇をずっとやってたんですけど、演劇の演じる方じゃなくて、裏方が大好きで。演出とか、あとは舞台裏で照明機材をいじったりとか、音を流していくのが大好きなんですよ。そういうことをやってる時間は本当に没頭できるっていうか、非日常の空間を作りあげることができるのにすごいはまってしまって。演劇に携われたのも大きいかなと思います。

toki:これまでのお話から、演じることが好きなのかなと勝手に想像してしまったのですが、裏方がお好きなんですね。

ともか:演じる方は嫌いじゃないんですけど、人を楽しませるのも大好きなんで。
でもそれ以上に裏方の魅力にとりつかれちゃったというか。自分の脳内にあるイメージを全部出せるっていうか。それが一つの劇として出来上がるので、本当に劇は最高の場所だなと思います。

toki:もしもの質問をしてるんですけれども、もしも高校生のときに留学に行っていなかったら、今の人生どういうものになっていたと思いますか。

ともか:行ってなかったら、多分まず成績がすごい下だったと思うんで。勉強がめちゃくちゃ嫌いで、適当に大学行って、なんか適当に就職、できるかもわかんないんですけど、自動的に敷かれたレールを進んでいったのかなと。
この人生に目的意識をあんまり見出してなかったのかなと思います。

toki:これから先の未来の中で、1番楽しみなことはなんですか?

ともか:いろんな人と出会うことがやっぱり一番。人の出会いが人生の1番の財産。もうお金以上の財産。もうお金では買えないので。ていうのはずっと思ってるので、誰と出会うのかっていうのは、すごい楽しみです。

toki:ありがとうございます。今回、インタビュー受けてみていかがでしたでしょうか?

ともか:喋ってるといろいろ思い返してますし、なんか普段はnoteで文章書いてるんですけど、そのときは書きながら思い出すっていう作業なんですけど、話しながら思い出すっていうのは、なかなか新鮮でよかったなって思いました。
意外と自分の人生振り返るのって難しいなと改めて思いました。
何かあんまりいいエピソードが出てこなかったかなみたいな。もうちょっと深いエピソードだったらよかったんですけど。

toki:何か言い残したことや、話し足りなかったところなどありますか?

ともか:会社を作りたいと言ったんですけど、私は文章を書くことがすごい好きなので、その先に自分の本を出版したいなっていう。
本当に夢がたくさんありすぎて、やりたいこととか、もう本当に決まらないんですけど、それは完成したいなって思ってます。

toki:いつかその本を手に取る日が来ることを楽しみに待ちたいと思います。貴重なお時間いただきありがとうございました。

ともか:ありがとうございました。

あとがき

インタビューを通じて、最も印象に残ったのは、彼女の向上心の凄まじさでした。

このままじゃだめだ。変わりたい。
そんな思いをただ抱いているだけではなく、果敢に新しいことに飛び込んでいく。そうして実際に自分に変化を起こしていく。現状に満足することなく歩み続けていく。
そうして、自分の望む生き方を掴み取っていく。

1年後、5年後、10年後も、追ってインタビューさせてもらいたくなるような、声でしかやりとりしていなくても「ああ眩しいなあ」と目を細めてしまうような、そんな可能性に満ち溢れた、輝く高校生の回でした。
ともかさん、ご参加ありがとうございました!

次回の無名人インタビューもお楽しみに。

インタビュー担当:toki

編集協力:mii

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