ポケモンでドイツ語を学びたい(シャンデラ編2)
お久しぶりです。お久しぶり過ぎてどういう風に進めようとしていたのか完全に忘れていますがご了承ください。失踪はしていません。
前回何を確認したのかというと名前、タイプ、高さ、重さ、分類、特性、弱点でしたが、ポケモン公式のページしか見てなかったので隠れ特性の「すりぬけ」を忘れていたのでまずはそれを確認しましょう。それから特性や図鑑の説明文を見ていこうと思います。
という訳で「すりぬけ」。"Schwebedurch"というようです。何故だ。
"schweben"は浮かんでいる、漂う、といった意味の動詞("die Schwebe"で名詞としても使えるようです)。"durch"は貫通(~を通り抜け)や手段(~を通じ)、通時(~の間)などを示す前置詞です。「すり抜けて漂っていく」といったようなイメージでしょうか。
続いて図鑑説明文に行きましょう。どうやら公式サイトにあるのはシールド(das Schild)バージョンのものらしいです。日本語版だとソード(das Schwert)バージョンのもありますが何故ドイツ語版には無いんでしょうかね。単語から押さえていきます。
まず"Angeblich", 文頭に来ていますが形容詞(副詞的用法)で「自称の」「名目上の」「表向きの」という意味。"die Beleuchtung"は「照明」、そこから派生し「解明」などといった意味も。"verwenden"は「使う」、文中では分詞で使われています。"die Beerdigung"は「埋葬(式)」、"folgen"は「ついていく」「後を追う」、そこから「理解する」「続いて生じる(本文での用法)」など。こちらも分詞で登場しています。
以上を参考に訳してみます。
「かつて、シャンデラが灯りに使われていた家々では、葬式が次から次へと行われていたという。」
直訳気味で訳しました。表現を確認していきましょう。
"Angeblich"は辞書的には上記の通りですが、「そう思われているが、信じない人もいる」といったようなニュアンスらしいです。(簡単!使えるドイツ語 が参考になりました)。"sollen"と合わせて伝聞調に訳すといいのかな。
"Häusern"は"Haus"の複数三格、inの後に来ている為ですね。ドイツ語の複雑さが一語で滲み出る…。
"früher"は"früh"の比較級で「以前は」、"wo"は関係副詞として使われています。
"verwandet"と"gefolgt"はいずれも過去分詞ですが用法が違う点に注意。前者は"wurden("werden"の過去三人称複数、ということは"Skelabra"はそのまま複数にも使えるのかな)"と共に、受動態を構成しています(使「われ」た)。後者は"sein"と共に完了形を成しています(次々となされ「た」)。"folgen"はsein支配の動詞であることにも注意ですね。
因みに"auf j-et(4) folgen"でet(4)に続いて生じる、といった意味になります。文全体の主語は"eine Beerdigung"になるので「葬式が他のに続いて生じた」という意味になり上記のように解釈できます。
…とここまで書いてきましたが当方一年ドイツ語をやっただけのひよっこなので間違っている部分があれば是非ともご教授頂きたいです…。
という訳で次回(は早く作成します)は他のバージョンの図鑑も見ていきたいと思います~。
それと、なんと私の試みに、先駆者がいらっしゃって、そちらは何匹ものポケモンの図鑑を翻訳していらっしゃいます(すごい…!)。「紹介してもよろしいでしょうか?」と伺ってからなんと五か月以上経ってしまいましたが紹介させてくださいまし。
シーガイアさんの「ポケモンドイツ語図鑑和訳所」です。なんとシャンデラ、"Skelabra"の図鑑も翻訳して下さっています!つよい。実に綺麗にまとまっていて読みやすいので是非!
それとこのページは私の学習の備忘録的な感じなので引き続き作っていきます。力の及ばない所だらけだとは思いますが参考にしてもらったり、はたまた指摘したりして頂ければ嬉しいです~。ではでは☕
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