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うちのハチワレの話


こんにちは。

長らく更新をお休みしていました。

その間色々とあり疲れました。精神的にも参ってしまいました。ゆっくりしたいですね。

さて、今回はハチワレの話をしたいと思います。


1. 出会い


出会いは姉が保護してきた時でした。

部活帰りにひょこひょこ足を引きずりながらボロボロの姿で歩いていた子猫を見つけたそうです。その子がハチワレでした。

家に一度連れて帰ると、先住のサバトラさんや茶トラさんは警戒MAX。ごめんね…と思いながら、ハチワレの汚れをガーゼで拭いてあげたり、身体を見てみたりしました。

すると、肉球はボロボロで血だらけ。目ヤニ、耳ヤニだらけ。まあこれは大変、という事で家族と病院へ速攻行きました。

とにかくボロボロで、目も開けられないくらい顔も汚れていました。

そんな風だというのに、この小さい身体で、頑張って人気のある所へと危ない車道をよちよち歩いていたのだと想像すると、可哀想でなりませんでした。

生後2か月程で、まだ離乳も出来ていないという風だったので、哺乳瓶とミルクを買って飲ませてみると「にゃにゃにゃにゃ!」といいながら必死に飲んでいました。顔がミルクだらけになっても気にせず飲んでいて、おなかがすいていたんだな~と無理にならない程度にあげました。


2. 里親探し


うちは当時借家に住んでいて、ペットが2匹までしかダメというルールがありました。そういうわけもあり、ハチワレは里親を探そうという事になりました。

私はこっそり飼おうと言っていたのですが、父がダメだと言っていたので、仕方なく泣きながら(笑)パソコンで里親のチラシを作りました。

しかしチラシを作ってみて父に見せた所、一言。

「この猫…絶対貰い手つかないぞ」

ど、どういう意味だ!?と思いながらもハチワレの顔を見てみると…。なるほど。愛着はありますが、モグラみたいな顔をしている。それに、ハチワレ。ハチワレ…。野良満載の雰囲気が否めません。

でもめちゃくちゃ可愛いんです。一生懸命生きようとしている姿は小さいながらも健気で胸が打たれます。

そういう訳で、父にもう一度頼みました。この子、飼ってもいい?と、母と姉と一緒に頼みました。

父は渋々、というか、結構その時にはあの「里親探せ!」の雰囲気なんか一切なくて、むしろメロメロな感じで子猫に首ったけみたいな感じでした(笑)そういう意味で「貰い手がつかない」と言ったのかなあと思います。もうお父さんになる気満々です!

そういう訳でハチワレは正式にうちに迎え入れる事にしました。


3. 茶トラさんはお兄ちゃん


当時茶トラさんは8㎏ありました。でかい!

そんな茶トラさんはおおらかで優しい性格で、喧嘩を好みませんでした。たまにサバトラさんと毛づくろいのしあいっこで取っ組み合いになってましたが(笑)

そんな茶トラさんがお兄ちゃんに見えたのか、子猫のハチワレはよく茶トラさんについて回っていました。まるで親ガモと子ガモの整列です。

茶トラさんも渋々という感じで遊んであげていました(笑)ふたりで並んで日向ぼっこしている風景は、体系が雲泥の差で面白くて写真に収めています。今でも大切にしている1枚です。

思えば、茶トラさんも拾って来た時はこんなに小さくて、ひとりぼっちだったなあ。それが大きくなって、お兄ちゃんになったんだと思ったら、何だか感慨深くなりました。

茶トラさんの記事はこちらです。よかったら読んでください。

糖尿病の茶トラさんのお話

ハチワレが大きくなってからも茶トラさんはずっとハチワレのお兄ちゃんでした。いっつも甘えて、茶トラさんのお腹に顔をうずめて、夜は一緒に寝たり、たまに取っ組み合いのけんかになったり。良い思い出です。

ふたりは本当に仲が良かったので、茶トラさんが天国に行ったときはハチワレも落ち込んでいました。やっぱり、動物って言葉を話さないだけでちゃんと分かっているんですね。「お別れしてね」と茶トラさんが入った段ボールを覗き込んで、小さい声で鳴いて、段ボールのそばで座っていたのを覚えています。

茶トラさんがいなくなって2年経ちましたが、いまだにハチワレは寂しそうです。


4. ハチワレは猫じゃない!?


うちのハチワレ、とにかく言葉を話さないだけで、人間ぽいんです。

多分私と同じ生き物と思っているみたいで、喜怒哀楽が分かりやすいし、私が硬いものを食べていると「カリカリ食べてるの?」と口に鼻を突っ込んできます。寂しいとずっとそばを離れないし、ずっとついて回ります。

最近はこの前保護した子猫につきっきりなので、余計寂しがりやになって、赤ちゃん返りみたいな事をするんですよね(笑)寝室から視線を感じたり、部屋の外から「にゃ~」と大きい声で鳴いて呼んだり。

嬉しいとしっぽをシビビと震わせてます。毛布を吸ってチュパチュパもはじめます。

そんなハチワレと私はよく喧嘩します。といってもそんな大層なものではないのですが、撫でていたら突然噛んできたりするので、私がおしりをぺしんと叩いて、ハチワレがそれに怒って噛み付いて蹴り蹴りしたりとか(笑)

ハチワレは言葉を話さないだけで、本当に猫じゃない。人間みたいな猫です。


5. さいごに


とにかくハチワレは一癖ある猫です。サバトラさんに負けてません。

ちなみにサバトラさんはハチワレとめちゃくちゃ仲が悪いです(笑)サバトラさんの記事もよかったら読んで下さい。

うちのサバトラさんの話

ハチワレの名前はくろちゃんなんですが、とにかく「ちゃん」がついてたら反応します。鼻くそちゃんとか、ねむちゃんとか。

私は「にゃーちゃん」と呼んでいるんですが、この呼び方は私しかしないので、多分識別出来ているんだったら、にゃーちゃんと呼んだら私、と認識しているんでしょうね。

そんなハチワレももう7歳です。高齢猫ゾーンに入りました(笑)

ちょっと最近肥満気味なので、毎日のちゅーるを減らすか…とも考えているんですが、暴動が起きるので、やるなら慎重に…ですね。

そんなハチワレですが、これからも元気に健康に過ごして欲しいです。

もうすぐ子猫と対面なので、茶トラさんみたいなお兄ちゃんになってくれるか心配ですが…末っ子気質なのでそこも慎重に、ですね(笑)

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