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仏像イラスト紀行2


イラスト OK-tosh Design Office

京都 醍醐寺三宝院 重要文化財 弥勒菩薩坐像
 
寺院名:醍醐寺
宗 派:真言宗醍醐派
開 基:聖宝
創 建:貞観16年
住 所:京都市伏見区醍醐東大路町22
URL:世界遺産 京都 醍醐寺 (daigoji.or.jp)
道 順:京阪「三条」よりバスで醍醐三宝院下車すぐ
 
仏像名:弥勒菩薩坐像
指 定:重 文  
時 代:鎌 倉  
製 法:木造彩色
法 量:112.0cm
作 者:快慶
 
 
弥勒菩薩というとあの有名な広隆寺の弥勒菩薩像のような半跏思惟像が有名で坐像は比較的めずらしいと言えます。
醍醐寺の塔頭三宝院に奉られているこの弥勒様は「華麗」の一語つきます。快慶の作品は女性的な美しさを持つものが多いですが中でも一番の傑作ではないでしょうか。快慶初期の作ですがすでにこの境地に到達していることは驚きです。
彫刻家の籔内 佐斗司 氏が「仏像を拝して涙を流したのはこのお像だけだった」と言っておられました。分かるような気がします。お像の前に立ちますと何か引き
込まれて行くような感覚を覚えます。
なかなか機会はありませんが願わくば再度お会いしたいものです。

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