中長期計画を見れば、ES(エントリーシート)や面接内容に何を書けばいいのかわかるし、他の就活生と差別化できる。その差の付け方を教えます。(2020就活生のみ無料公開)
1.はじめに
はじめましての方も、そうでない方もこんにちは
とある副社長です。
このブログでは ”就活生全員が後悔しない就活をする”ことを目的に
就活の仕組み、そのTIPS、経済・ビジネスに関する情報発信をしてます。
要望や質問などをインスタで受けつつ日々改善したいと思っているので
ぜひ、個別質問などはこちらをフォロー頂き、インスタからDMください。
https://www.instagram.com/sheeep_shukatsu/?hl=ja
ーーーーーーーーーーーーー
2.本日のコンテンツ
さて、今日は実際に中長期計画の見方をみなさんに教えます
大概、中長期計画は上場企業の場合、
オープンな公開情報としてHPに掲載されています
「●●(企業名) 中長期計画」
「●●(企業名) 決算説明会資料」
「●●(企業名) IR資料」
と、まず、いずれかで検索してみてください。
私は前職が博報堂でしたので、博報堂で検索をしてみます
と、検索にひっかかかります。
HP上に直接掲載されている場合もありますが、
個人的には、最新の投資家向け資料(IR資料)をみるのがおすすめです
なぜなら要点がまとまっており、
実際の数字共に内容がシンプルでわかりやすいからです
博報堂を検索した時に出てきた
検索1位表示サイトは正直、わかりにくいので今回は無視しました笑
その代わりに今回は
こちらのURLのpdfを踏み台に解説をしていきます
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/1774659/00.pdf
まずは概要から
赤線枠内が重要方針だと考えられので、
赤線を追記しましたが、博報堂の場合2024年までに
①インターネットメディア売上高 : 2倍以上
②海外事業 : 2倍以上
と、直接的なKPI(売上)目標が掲げられています。
こういった直接的なKPIが記載されている場合はとてもわかりやすいです。
博報堂の場合、
大手総合広告代理店の強みを活かしつつ、
主にネットと海外に注力し、売上拡大を図ることがここで記載されています
つまり企業サイドの求める人材仮説として
①ネット広告売上に貢献できる人材
②海外事業売上に貢献できる人材
と仮説が立っていきます
さらに資料を見て、解像度を上げていきます
<1.広義デジタル領域でのリーディングポジション確立>
<2.ボーダレス化する企業活動への対応力強化>
<3.外部連携によるイノベーションの加速>
内容そのものの詳細より、
ここでは会社がどういった方向性を向いているのかに
フォーカスしてください
簡単に仮説をまとめてみました
ー
1.広義デジタル領域でのリーディングポジション確立
→デジタル広告が二桁成長しているので、それを伸ばしたそう
→データの利活用、AI活用を重要視していくんだな
2.ボーダレス化する企業活動への対応力強化
→アジア/北米で売上成長してて、中国に力入れてそう
3.外部連携によるイノベーションの加速
→CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)創設して、ベンチャー連携はかっているなぁ
→これから事業創造にも力入れるのかな?
ー
などなど、仮説を立てることができると思います
さきほどの人材仮説に加え、③を加えました
①ネット広告売上に貢献する人材
②海外事業売上に貢献する人材
③新たな事業創造に貢献できる人材
なんとなく解像度が上がってきましたね。
こうして就活における企業分析を行っていきます。
さて、ここまで解像度が上がったことで
はじめて自分が何をアピールすべきかのアピールポイントがわかるんですね
各人材仮説にあてはまるエピソードがないか考えてみるのです
例えば
①ネット広告売上に貢献する人材
<エピソード例>
→ネット広告ベンチャーにインターンに行ってた
→自分でHPやメディアを立ち上げ、アクセス解析、アクセス増に貢献した
→サークルのSNSアカウント運用をし、フォロワーを伸ばした
→データを扱う統計解析を研究室・論文で活用した
②海外事業売上に貢献する人材
→帰国子女、留学経験がある、語学が話せる
→海外でインターンなどで働いた経験、取引経験がある
③新たな事業創造に貢献できる人材
→新規事業立ち上げに携わった
→新しいプロジェクトに関わり成果をあげた
など、それぞれの人材像に当てはまりそうなエピソードを
自分の経験から棚卸しするのです
もちろん、全て当てはまれば理想ですが
なければないで、ある程度はしょうがないです。
これまでもたくさん就活相談に乗ってくる中で
どんなエピソードや内容をESや面接でアピールすればいいかわからない。
という声が多かったです。
その答えがこれです
ーーーーーー
企業分析③
ESや面接内容は、
企業が求める人材仮説を考えた上でエピソードや内容を決める
そのヒントは中長期計画にある
ーーーーーー
ただ根拠のない当てずっぽうなESや面接内容はダメです
きちんと、相手企業の求めるニーズに合わせて
内容を精査してください
本日は以上になります。
明日は競合となる電通を見ながら、
それぞれのポジションを考えていきます!
この記事が参加している募集
ぜひサポート・投げ銭を!サポートは今後の発信・サービスの改善に活用させていただきます。オンライン就活相談(相談内容自由)希望の方はこちらからサポートの上、SNS(インスタ,マッチャー等)orメールにてメッセージお願い致します。