中長期計画を見れば、ES(エントリーシート)や面接内容に何を書けばいいのかわかるし、他の就活生と差別化できる。その差の付け方を教えます。(2020就活生のみ無料公開)

1.はじめに

はじめましての方も、そうでない方もこんにちは
とある副社長です。

このブログでは ”就活生全員が後悔しない就活をする”ことを目的に
就活の仕組み、そのTIPS、経済・ビジネスに関する情報発信をしてます。

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2.本日のコンテンツ

さて、今日は実際に中長期計画の見方をみなさんに教えます
大概、中長期計画は上場企業の場合、
オープンな公開情報としてHPに掲載されています

「●●(企業名) 中長期計画」
「●●(企業名) 決算説明会資料」
「●●(企業名) IR資料」

と、まず、いずれかで検索してみてください。
私は前職が博報堂でしたので、博報堂で検索をしてみます

スクリーンショット 2020-03-16 20.27.13

と、検索にひっかかかります。
HP上に直接掲載されている場合もありますが、

個人的には、最新の投資家向け資料(IR資料)をみるのがおすすめです
なぜなら要点がまとまっており、
実際の数字共に内容がシンプルでわかりやすいからです

博報堂を検索した時に出てきた
検索1位表示サイトは正直、わかりにくいので今回は無視しました笑

その代わりに今回は
こちらのURLのpdfを踏み台に解説をしていきます
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/1774659/00.pdf

まずは概要から

スクリーンショット 2020-03-16 20.42.53

赤線枠内が重要方針だと考えられので、
赤線を追記しましたが、博報堂の場合2024年までに

①インターネットメディア売上高 : 2倍以上
②海外事業 : 2倍以上

と、直接的なKPI(売上)目標が掲げられています。
こういった直接的なKPIが記載されている場合はとてもわかりやすいです。

博報堂の場合、
大手総合広告代理店の強みを活かしつつ、
主にネットと海外に注力し、売上拡大を図ることがここで記載されています

つまり企業サイドの求める人材仮説として

①ネット広告売上に貢献できる人材
②海外事業売上に貢献できる人材

と仮説が立っていきます
さらに資料を見て、解像度を上げていきます

<1.広義デジタル領域でのリーディングポジション確立>

スクリーンショット 2020-03-16 20.54.21

<2.ボーダレス化する企業活動への対応力強化>

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<3.外部連携によるイノベーションの加速>

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内容そのものの詳細より、
ここでは会社がどういった方向性を向いているのか
フォーカスしてください

簡単に仮説をまとめてみました


1.広義デジタル領域でのリーディングポジション確立
 →デジタル広告が二桁成長しているので、それを伸ばしたそう
 →データの利活用、AI活用を重要視していくんだな

2.ボーダレス化する企業活動への対応力強化
 →アジア/北米で売上成長してて、中国に力入れてそう

3.外部連携によるイノベーションの加速
 →CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)創設して、ベンチャー連携はかっているなぁ
 →これから事業創造にも力入れるのかな?

などなど、仮説を立てることができると思います
さきほどの人材仮説に加え、③を加えました

①ネット広告売上に貢献する人材
②海外事業売上に貢献する人材
③新たな事業創造に貢献できる人材

なんとなく解像度が上がってきましたね。
こうして就活における企業分析を行っていきます。

さて、ここまで解像度が上がったことで
はじめて自分が何をアピールすべきかのアピールポイントがわかるんですね
各人材仮説にあてはまるエピソードがないか考えてみるのです
例えば

①ネット広告売上に貢献する人材
<エピソード例>
 →ネット広告ベンチャーにインターンに行ってた
 →自分でHPやメディアを立ち上げ、アクセス解析、アクセス増に貢献した
 →サークルのSNSアカウント運用をし、フォロワーを伸ばした
 →データを扱う統計解析を研究室・論文で活用した

②海外事業売上に貢献する人材
 →帰国子女、留学経験がある、語学が話せる
 →海外でインターンなどで働いた経験、取引経験がある

③新たな事業創造に貢献できる人材
 →新規事業立ち上げに携わった
 →新しいプロジェクトに関わり成果をあげた

など、それぞれの人材像に当てはまりそうなエピソードを
自分の経験から棚卸しするのです

もちろん、全て当てはまれば理想ですが
なければないで、ある程度はしょうがないです。

これまでもたくさん就活相談に乗ってくる中で
どんなエピソードや内容をESや面接でアピールすればいいかわからない。
という声が多かったです。

その答えがこれです

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企業分析③    
ESや面接内容は、
企業が求める人材仮説を考えた上でエピソードや内容を決める
そのヒントは中長期計画にある
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ただ根拠のない当てずっぽうなESや面接内容はダメです
きちんと、相手企業の求めるニーズに合わせて
内容を精査してください

本日は以上になります。
明日は競合となる電通を見ながら、
それぞれのポジションを考えていきます!


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