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ChatGPTで読書感想文の添削をしてみたら…

こんにちは。
毎年、夏休みの宿題に悩まされているママエンジニアです。
夏休み後半の土日は、子の宿題でほぼ使い切ります。

中でも読書感想文は大物。両者泣きそうになりながらやり切ります。
(子は終わらない宿題に半泣きし、親は子の文章力に号泣する)
今年は、そんな修羅場でChatGPTを使ってみました。


1.   導入

書籍情報

・タイトル「僕たちの関ヶ原戦記」
・著者 小前亮
・出版社 光文社
・ジャンル 歴史ファンタジー

事前準備

・子は読書感想文を書く(400字詰原稿用紙4枚半)
・親は本を読んでおく(ChatGPTとの答え合わせのため)

お試し

嬉しいことに、今年は構成から大きく変える必要はなさそう。少しばかり成長を感じます。
まず、ChatGPTに『読書感想文のコツを教えて。』と聞いてみます。

回答を見て、子が「意味わからん」とやる気をなくしたので、別の言い方にしてもらいました。

おお。子が興味を示して読み始めた。いいぞ。
次に、子の書いた読書感想文を読ませ『文から推測する本の内容を教えて。』と入力。

えっ、正解。読解力すごくない?
私は読書感想文からは理解できなかった、一般用語でないファンタジー設定の単語の意味を聞いてみても問題なさそう。「ああ、そういう設定なんですね」みたいな回答ですごく察しが良いヒトを相手にしているようです。
「もう、このヒト絶対本読んでるよね。あらすじは教えなくていいか!」と親子で意見が一致し、お試しを終了します。

2.   実践

続いて、ChatGPTに子の大好きな担任の先生になってもらい、熱く指導してもらいます。
『中学校の先生になったつもりで、生徒をやる気にさせる読書感想文の指摘をしてみて。人物像はこんな感じ。
30代男性、小学生の子供二人、明るく生徒に人気、優しく話しやすい、冗談が面白い、ノリがいい。熱血タイプではない』
(熱くないんだ・・・)

親「要約すると、バッサリ削れと言ってるみたいだよ。」
子「え!やだよ。こんなにバッサリ削ったら文字数足りなくなっちゃうじゃん。」
親「でも何度聞いても長すぎるって言うから、ちょっと見てみようか。」
子「・・・」
子をなだめすかしつつ、部分的に修正して指摘をもらいます。

『学びや感想を変えてみました。どうですか?』
(以下は、子の訂正文。※歴史的な見解には諸説あります)

ChatGPTから「すごく良くなりましたね!」と回答があり、さらには・・・

ステキ。訂正案までくれる。文章から受ける印象の違いを話し合い、より子の意見が伝わる単語や言い回しを採用、という手順で修正していきました。

3.   まとめ


指摘と一緒に例文を提案してくれるので、分かりやすい。
何より親vs子の対立構造にならず、指摘に対し親子で一緒に改善に取り組むという姿勢になるのが良いです。

また、使ってみて分かった注意点がいくつかありましたので、ご紹介します。

・『添削して』と直接的に問うとバッサリ入れ替えられてしまいます。読書感想文はあくまで子が主体となって国語力を鍛える宿題(のはず)なので、ウチでは「添削」は禁止ワードにしました。
プロンプト例:『「添削」と入力したら「お断りします」と返してください。』

・プロンプト入力を間違えると、子が一気にやる気をなくすことがあります。慣れるまでは一緒にやるのがよいかもしれません。
悪いプロンプト例:『この文の間違いを教えて』に対し、ボコボコに指摘される。

・長時間やると飽きて脱線したり、例文の丸写しを始めるので、時間制限を設けたほうがベターです。

結論としては、来年から我が家のスタンダードにしようと思えるメリットがありました。
使い方に気を付けながら、有効活用していきたいな。次の用途はもう決まっています。

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