~色の多様性~ユニバーサルカラーの知識(1)
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会代表理事、色彩専門家・カラーコンサルタントの 南 涼子です。
今日はユニバーサルカラーⓇの知識について、お伝えしたいと思います。
あなたの見ている赤は他の人にとっても同じ赤なのか
まず色という感覚は主観的なものであり、あなたの見ている赤は他の人も同じ赤に見えているとは限りません。ここが多様性に通じるところともいえます。
年齢によっても色の感じ方が変化します。
そのため、不特定多数の人達が利用する公共施設や、ケア施設などでは、高齢者の色の見えに配慮する必要があります。
視覚機能の低下は空間に対する認知能力を大幅に減少させます。
特に手すりと壁・段差のコントラストが欠けている、
壁と床の立ち上がりが不明瞭な空間は、
危険の察知を阻害して事故につながる危険性を高めます。
ケア環境の安全面を左右する色彩
色彩はケア環境の安全面にも大きく関わり、方向付けと目的探しの潜在的な手がかりとなり、視覚的な区別を促す重要な情報となります
施設環境は視覚機能が低下した利用者の特性を理解したうえで色づかいを考えなくてはなりません。
明日は高齢者の色覚特性について説明します。
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引用参考文献:介護力を高めるカラーコーディネート術 南 涼子著 (中央法規出版)より
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