【#9 OnlyOne】「より高みへ。」愛知学院大学男子バレーボール部データアナリスト近堂智也さん
こんにちは!
UNIVAS STUDENT LOUNGE( #U_S_L_ )の松原です。
チームにとって『Only One』の存在である
学生スタッフの方々に
スポットライトを当てていきます!
今回取材させていただいたのは愛知学院大学男子バレーボール部でデータアナリストとして活動していた4年生の近堂智也(こんどうともや)さんです。
✏️前回の記事は、こちらから✏️
さて、今回は、第3話『近堂さんが見ている景色』に迫ります!
3回に渡ってお届けしてきましたストーリーの最終章です!
ぜひご覧ください!
それでは、どうぞ!
データアナリストのやりがい。
(松原)
データアナリストとして男子バレーボール部に所属する中で感じたやりがいを教えてください。
(近堂)
自分の行動や言動はチームの勝利のための活動です。選手がうまくなること、チームが勝利すること、大会で優勝することがやりがいでした。データを取り扱う中で辛いところも結構あります。チームのために時には厳しいことを言わないといけないこともあります。伝え方の重要性は先ほども言いましたが、調子悪くてイライラしてる選手にも伝えないといけない時があります。選手の精神面を考えたら辛いことはわかっているのですが、それでもチームのために発言するようにしていました。
データアナリストを経験して学んだこと。
(松原)
これまでやりがいと苦労を聞いてきましたが、学んだことを教えてください。
(近堂)
バレーボールを違う視点から見れるようになりました。選手の頃は、自分と相手という一方通行の視点でした。それを外から見ることで、自チームや相手チームのクセや特徴をいろいろな角度から捉えるようになりました。このことはバレーボールではなくても、私生活の部分に活きてくる部分だと思っています。
今後の進路。
(松原)
大学卒業後はどのような道に進まれる予定ですか。
(近堂)
プロのバレーボールリーグの2部に所属しているチームに、データアナリストとして入団する予定です。
(松原)
プロチームということで、今まで以上に求められているものがより明確になって、それを乗り越えるためのハードルは高くなってくると思いますが、抱負をお願いします。
(近堂)
1部に上がるためには、アナリストとしての役割がより重要になってくると思います。プロもリーグ中は1週間に1、2回は試合が入ってくるので、速さと正確さを求めていきたいです。データアナリストとして視野を広げることで色々なことが見えてくると思うので、癖、パターンを早く求められるようにしたいです。
(松原)
応援しています!
これから学生スタッフになる方へ。
(松原)
これからスタッフとしてスポーツを"支える"側に回る方に向けて、近堂さんの経験を通してメッセージをお願いします。
(近堂)
選手だけでスポーツが成り立つことはありません。学生スタッフがいてこその選手だと思います。逆も然りです。選手がいてこその学生スタッフです。両方が支えあってスポーツが出来上がっていると思うので、どちらが欠けてもいけません。そう言う意味で学生スタッフは、チームとしては絶対に必要な存在です。強い自覚持って頑張ってほしいです。
(松原)
学生スタッフの中には、選手から学生スタッフに転向することも多いのが現状です。そのような方々にメッセージもお願いします。
(近堂)
選手としてプレーしていたからこそ、見える部分を大切にしてほしいです。選手をまだやっていたい気持ちがある中で、心の切り替えがうまくいかないこともあるかもしれません。モチベーションが下がり、熱量が下がり、やる気が出せない時があるかもしれません。それでも、選手として試行錯誤した経験が活きてくる時が必ずあると思います。
(松原)
チームのためにその選手を活かすために、新たなポジションを任されていることが多いと思います。選手自身の考え方の転換が大切になってきますよね。
(近堂)
考え方ですよね。全ては。
理想のデータアナリスト像。
(松原)
理想のデータアナリスト像を教えてください。
(近堂)
選手から求められやすいデータアナリストが理想です。選手が納得いかないプレーをした時にデータアナリストのところに訪れることがあると思います。そのような時にすぐにアドバイスを返せるようなデータアナリストになりたいです。そのために、選手1人1人を見ておくことが重要です。その上で、数値化したデータを基にして、正しく早くアドバイスができるようなデータアナリストが理想です。
データアナリストとは。
(松原)
最後の質問です。
近堂さんにとってデータアナリストとはどのような存在ですか。
(近堂)
僕にとってデータアナリストとはチーム・選手にとっての目標達成のための目印だと思います。
近年、バレーボールは上のレベルに行くほどアナリストが所属していることが当たり前になっています。それだけ、チームの勝利、選手の成長にアナリストが強い結びつきがあると証明されています。実際、戦略から勝利に貢献したり、アドバイスから選手の成長に繋がったなどの経験があり、アナリストの存在は欠かせないものだと思います。しかし、アナリストはあくまでサポートであり、メインではありません。アナリストの主張が強いことは自信があって良いことなのですが、強すぎるとアナリストの考えを一方的に押しつけてしまい、チーム全体の成長や選手自身の成長を逆に阻害してしまうと考えます。そのため、アナリストはサポートで、あり続けなければならないと思います。選手の質問や悩み、チームの戦術をアナリストだけで答えるのではなく、選手・チームの考えを聴いた上で一緒に答えを生み出していくことがデータアナリストではないのかなと思います。
僕にとってデータアナリストは選手・チームの目標達成の道ではなく、あくまで、選手やチームが悩んだり、行き詰まった時に手助けや助長する目印であると僕は考えます。
〜取材後記〜
今回取材をさせていただいて、常に高い意識でバレーボールに取り組まれてきたことがヒシヒシと伝わってきました。何かに熱中している姿って、カッコいいですよね。今の現状に満足せず、常に”より高み”を見て活動をされている近堂さん。今までの経験をしっかり言語化されていて、背筋が伸びる取材でした。近堂さんの今後の活躍がますます楽しみになりました。お互い成長して、大きくなって、会える日を楽しみに日々を頑張ります。楽しい取材をありがとうございました😁(松原)
次回もお楽しみに!
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