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創作にドラマあり 厳選記事集

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2020年12月4日~2021年1月8日にかけて、noteとUnity Japanで実施したお題企画「#創作にドラマあり」において、選者であるUnity Japanが厳選した記事…
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#毎日note

100日間マンガを描いたら、キャラクターがこちらに語りかけてきた

水島新司は、原稿を描き終えるまで、そのストーリーに出てくる試合がどんな結果になるのかわからないらしい。 浦沢直樹は、自分のマンガのキャラクターがいつも勝手な行動を取るので困ってしまうそうだ。 「左ききのエレン」のかっぴーさんはインタビューで、「脳内にいるキャラクター達が会話しているのを聞いてセリフに書いているだけ」と言っていた。 いや、さすがに無理あるでしょ 正直そう思ってました。物語やキャラクターは作者の頭の中から生み出されるものなのだから、キャラクターの発する言葉はお

息子がお菓子づくりが好きになったきっかけはジブリとチョコレート

今回は創作にドラマをということで クリスマスにぴったりな1品を 作った時のドラマをご紹介! 我が家の息子はおかし作りが嫌いだった。 何が嫌いって コンビニで売っているお菓子は どれも美味しく買えばすぐに食べられる。 なのにわざわざお菓子を作るのが 時間がもったいないと思っていたのだ。 ちなみに我が家の息子は6歳だ。 6歳でなんでこんな考え方になったんだ。 そこには普段のお菓子に囲まれる生活にあった。 息子はお菓子がだいすきで 妻の知らぬ間におばあちゃんが買ってくる

#70|「人生の夢」なんて青臭いと思ってた。でも人生迷子に陥った私を助けてくれたのは”夢”だった。

noteの連続投稿も70日目。 「文章と写真で、ひとの心を動かせるクリエイターになる」、それがいまの私の夢です。 夢に言葉で形が与えられたのはここ数週間のこと。それまで運用していたTwitterに加え、気軽な気持ちで始めたnoteのおかげです。 noteというプラットフォームの良いところは、「読んでくれる人」が初めからいること。 自分の気づきや思いを綴ると、誰かが読んでくれます。 「スキ」やコメントで反応を示してくれることもあります。 中には有難いことに紹介や拡散してく

ずっと伝えることがこわかったけれど、裸のこころで書いてみた。(#読書の秋2020ポプラ社こどもの本編集部賞 受賞しました)

今年の5月頃って、ほんとうになんかわけがわからないほど、 くさくさしていて。 身近な人にやさしくできないでいて。 語調だって、無意識に乱暴だったと思う。 非常事態宣言が解けて、止まっていたものが 動き始めますっていう時期だったから。 じぶんでも、戸惑っていたし。 またなにかを1から築き上げたりするのは勘弁して ほしいって気持ちもあった。 来し方行く末っていうけれど。 ほんとうにわたしの来し方、つまり過去ってほんとうに なんだったんだっていう感情にまみれていた。 そ

マスターベーションの中のきらめきを写し取りたいだけ

文章を書く気力が萎えている。しかもけっこう長い期間。毎日毎日来る日も来る日も狂ったように何かしら言葉を紡いでいたわたしがよもやこんな気持ちになるなんて、と自分でも愕然としている。書いていないと落ち着かない、そんな気性の持ち主であったはずなのに。 小説やエッセイはまだいい。問題なのは仕事の方だ。物を書く仕事なのに書く気が起きないんじゃオハナシにならない。真っ先に疑ったのは、うつの再発だった。でも、やっぱり違うと思う。 あのときのような死の淵を漂っている感覚は、たしかにない。