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はじめまして!MASAです。慶應義塾小論文・英語GYM UNITED-KEIの代表を務…

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はじめまして!MASAです。慶應義塾小論文・英語GYM UNITED-KEIの代表を務めております。ここでは慶應入試についての記述は勿論、受験コーチとしての雑感、様々な社会問題についての見解、そしてたまに趣味について共有できればと思います。宜しくお願いいたします。

最近の記事

家庭教師の旅(5)〜学問に惹かれる小学生〜

今回は家庭教師回顧録を書かせていただきます! 私はこれまで中学受験指導にも携わってきました。 しかしそれでお金をいただいておきながら、個人的に中学受験なるものに反対しております。 よく言われることですが、一部を除いて、多くのお子さんが渋々受験をしているのが現状です。 友達と遊びたい中でSAPIXや日能研に通い、自宅では家庭教師と塾の宿題をする。 首都圏では中受が常識化しているのと、お子さんに少しでも良い環境で勉強して欲しい親御さんの思いを考えると、中学受験はやめた方

    • 添削指導に頼るな‼️自己添削こそが合格小論文作成のカギ‼️①

      小論文指導に携わる中で一番いただくリクエストが答案の添削です。 確かに 論述トレーニング=添削指導を受けること という認識があり、こうした需要があるからこそ私は飯を食うことができているのです!笑 しかしこの仕事を15年続けて感じるのは、 自分の答案を見直すことなく、ただ書いて出すだけ の生徒さんがあまりに多いことです。 こうした答案は、 課題文の誤読・一貫性の欠如・妥当でない具体例・誤字脱字 が目立ち、中には目も当てられないような点数になるものもあります。

      • イディオムの最強勉強法❗️

        英語指導をしていてよく生徒さんからいただく質問が、 どうやったらイディオムを覚えることができますか? です。 「とにかく訳を全部暗記しよう!」などと口が裂けても言えません。 なぜならイディオムはフレーズで勉強しなければ意味が無いからです。 ではフレーズを暗記すれば良いのでしょうか? 確かに文を丸ごと覚えるよりは効果的ですが、私は生徒に、 主語と時制を変えて音読してみょう! と言います。 例えば以下の例文をご覧ください。 I kept my nose to

        • 超自己満試験😱❓国連英検特A級について❗️

          皆さんは国連英検をご存知でしょうか…?? 知る人ぞ知る英語マニア向けの試験なのですが、世間からは 何の役にも立たない自己満のための資格😱 という声が聞こえてきそうですねぇ…笑。 確かにその点は完全に否定できませんが😭、取得することで、 ✨英語力に圧倒的自信が持てる❗️ ✨国際問題について英語で議論する力が身につく❗️ ✨GREレベルの語彙力を得ることができる❗️ ✨なんか自慢できる❗️笑 ので、絶対受けるべき試験なのです!! そしてその最高レベルの特A級は

        家庭教師の旅(5)〜学問に惹かれる小学生〜

          家庭教師の旅(4)〜丘の上の秀才〜

           塾/家庭教師業の醍醐味の一つに、性格/学力/考え方/趣味/等において多様な学生と出会うことがあります。今回は家庭教師の経験上、特に印象に残っている生徒のお話をしようと思います。  大学院時代、私は横浜の蒔田で男子中学生の指導案件をいただきました。指導場所は蒔田駅から約20分程歩いた先の、美しい根岸湾と工業地帯を眺めることができる非常に開放的な丘の上にありました。新しい地に自らの足で踏み入れ、景色、香りを楽しむのも家庭教師業の特権です。授業は大体土日の朝8時-10時に行われ、

          家庭教師の旅(4)〜丘の上の秀才〜

          B'zと私(1)〜名曲'yokohama'と大学時代〜

           今回は小論文や教育論とはあまり関係のないことを書きます。日本には優れたアーティストが沢山いらっしゃいますが、その中で1人/1組「推し」を選ぶのであれば、私はB'z一択です。今でこそMetalhead(メタルファン)としてJudas Priest、Slayer、Overkill、Trivium、AC/DC、SlipknotなどのHard Rock/Heavy Metalを聴きまくっていますが、何を隠そうその導入となったのがB'zなのです。一聴して明らかに他のJ-POPと異なる

          B'zと私(1)〜名曲'yokohama'と大学時代〜

          家庭教師の旅(3)〜生徒を叱る、それは〈愛〉と〈憎しみ〉の狭間の実践なり〜

           私は大学学部時代に家庭教師のキャリアをスタートしたのですが、当初どうしても苦手なことがありました。それは生徒を叱るということです。理由は単に「教え子に嫌われたくないから」でした。しかし後述する通り、それは「偽りの愛」に他ならず、その時私はもはや教師ではなかったのです。今回は「生徒を叱ること」について私見を述べたいと思います。  私の記念すべき最初の家庭教師案件は、横浜・保土ヶ谷の男子中学生指導でした。非常にわんぱくな生徒で、とにかく遊び>テスト勉強の信念を貫いていました。当

          家庭教師の旅(3)〜生徒を叱る、それは〈愛〉と〈憎しみ〉の狭間の実践なり〜

          家庭教師の旅(2)〜才気煥発な不登校の生徒と教育の限界〜

           情報や価値観の多様化、人間関係、ライフスタイルの変化、そして教育システムの硬直性などが原因で近年学校に行かない小中高生が増えているようです。それに伴い不登校の学生を対象とした家庭教師のニーズも高まっています。私もこれまでに何人かの不登校生徒を教えました。今回はその体験談を通して現代日本の教育問題を考えたいと思います。  大学院生の頃、横浜で一つの指導案件をいただきました。内容は不登校の男子学生に向けた大学受験指導で、英語・数学をメインに教えてほしいとのことでした。当時の私は

          家庭教師の旅(2)〜才気煥発な不登校の生徒と教育の限界〜

          家庭教師の旅(1)〜ご家庭で飯を食う〜

           私は学生時代から現在にかけて15年間受験コーチをしているのですが、その中で最もキャリアの長いジャンルが家庭教師です。今回はそんな家庭教師としての体験談を気の向くままに書いてみます。  家庭教師を始めたきっかけは、「お金が欲しい!」という欲望でした。当時はとにかく金欠学生で、深夜コンビニ・工場・レストラン(横浜のハードロックカフェ)で稼いだバイト代の殆どが学術書(メチャクチャ高い!)・家賃・交通費に消えてしまい、常に腹を空かせた状態でした。そしてこのままではまずいと考え、一般

          家庭教師の旅(1)〜ご家庭で飯を食う〜

          《対話》と小論文ーー日常を生きるということーー

           小論文の勉強と聞いて皆様は何を思い浮かべますか?「大量の過去問を解く」、「新聞やネット記事を読んでまとめる」、「とにかく沢山本を読む」等の答えが返ってきそうです。これらはどれも間違いではありません。しかし闇雲に書いたり知識を増やそうとしてもなかなか論述力は向上しません。私は小論文の力を伸ばす上で「対話する」・「読む」・「書く」の3つを重視しております。今回は「対話」に焦点を当てます。  小論文の本質はずばり「他者の声に耳を傾け、意見を述べること」=「対話」です。課題文を要約

          《対話》と小論文ーー日常を生きるということーー

          なぜ小論文を勉強するのか

           小論文は所謂「国語」の一部でありながら、慶應や国立後期、そして総合選抜型試験を受験しない限り、大半の受験生にとって無縁の科目と言えます。しかし小論文を勉強することで、資料を批判的に読む力、そして物事を論理的に結びつけて論じる力を養成できます。これらは現代文/英語等のトレーニングになるだけでなく、大学入学後に「問題発見解決」を実践するための基盤となります。したがって、たとえ受験科目に選択しなくても、全受験生は小論文を書くべきなのです。  そして小論文学習は「コスパが良い科目」

          なぜ小論文を勉強するのか